JR西日本は昨日、「個室」を備えたN700Sを2026年に10本投入すると発表しました。その流れでN700A16連10本を8両編成に改造し、「こだま」を中心に投入すると発表しました。これに伴い、500系は2027年を目処にお払い箱になります。その後、700系「ひかりレールスター」車両をもお払い箱にするといいます。
それはさておき。数年前からJRグループは、みどりの窓口の削減を急速に進めてきました。特急停車駅も例外ではなく、柿崎駅や府屋駅に至っては無人化されてしまいました。これからお伝えする中条駅も何らかの合理化に巻き込まれた駅の一つです。
中条駅は胎内市の中心駅ということになっており、2018年7月21日に橋上駅舎化されました。翌2019年3月には西口の駅前広場も完成し、全体開業をみています。以前と比べて「胎内市」のアピールに一役買っているといえます。訪問日は、2024年3月24日(日)でした。
中条駅へは1925Mでアプローチ。2面2線の構内ですが、副本線が撤去されています。
コンコースに上がると、次のような掲示が。中条駅の「みどりの窓口」は2月29日を最後に廃止され、3月1日より指定席券売機になったのです
4台の自動改札の右手には窓口のようなものがありますが、きっぷを販売しているわけではなく、8:00~18:00(11:00~12:00、15:20~16:20を除く)に業務しているにすぎません。尚、トイレは改札をくぐって右手に。
その右手には、1台の自動券売機と1台の指定席券売機が。
とはいえ、改札内のゴミ箱は生きています。
西口に向かって。改札前にはカプセルトイが。
自由通路には運行状況を示すボードが他の駅にはないのでいい取り組みです。
運行状況を示すボードの隣には駅ピアノが。運用時間は7:00~20:00です。
西口に向かう通路には、黒川中学校の有志が作成したポスターが。
その脇には、社会人ラグビーのチームである胎内ディアーズが
西口に出ました。階下にはトイレが。
駅前の駐車場は1日700円です。尚、1時間以内は無料です。
東口に向かって。「ようこそ胎内」ですって
東口に出ました。こちらは駅前広場が広いですね。
階下には中条駅観光交流室とトイレが。
駅前には板額御前のモニュメントが。
改札内にある待合室で見取り図を描きます。21人分座れるベンチがあり、テーブル付きの座席も備わってます。
中条駅の合理化については以上です。「みどりの窓口」が廃止されたとはいえ、「いなほ」の停車駅ということで指定席券売機が備わっていたのには安心しました。府屋駅のように粗末に扱われることはなく、胎内市の中心駅としてのアピールを益々強くしていると感じました。ゴミ箱があるのが何よりです。
話が変わりますが、JR東日本は昨日、10月15日から11月15日にかけて山田線の上米内~川内間を終日運休(川内~茂市間は朝晩の数本のみ運転)にすると発表しました。同区間は紅葉の季節に運転見合わせや大幅遅延が多発する区間であり、今年は「空転対策」として思い切った施策に打って出たのです。尚、同区間を有効区間とする乗車券を所持する者は、「106急行バス」を利用出来るということです。
65歳以上の免許返納者に限り福岡・北九州地区のJR線の普通・快速列車が1ヶ月6000円で乗り放題の「免許返納おでかけきっぷ」なるものが明後日から発売されることになりました。次は、「小林一三生誕150年キネン乗り継ぎ」をお伝えします。