木次線1454Dは、14時13分に加茂中駅に到着。交換可能駅で、島式ホーム1面2線+側線1本の構内です。このようにキハ120同士の交換が見られましたが、降りたのは私1人。
構内踏切を渡ってスロープを下り、駅舎に入ります。委託ながらも駅員が配置されており、乗車券も取り扱っています。待合スペースには、「先輩に挨拶をするわが孫は 今われ知らぬ少年になる」の短歌が掲出されています。
それでは駅舎撮影。昭和15年4月23日築の木造駅舎が健在です。意外な所に純粋無垢な木造駅舎を見つけました。トイレは駅構内にあります。
滞在時間が75分あるので、周辺を散策します。商店街を抜けて、堤防に上がりました。対岸には面白い建物が見えますね。
それは、雲南市文化会館・ラメール。また、雲南市加茂町は「銅鐸の町」で、平成20年現在で39個も見つかっています。
再び赤川を渡り、Aコープや酒屋のある一帯へ。気が付いたら15時5分を回ったので、たまらず駅に戻ります。
帰りに見つけた銅像。加茂町の偉人に違いないですが、誰なのかは失念しました。
迷いながらも13分前に駅に戻り、15時28分発の1456D(キハ120 5)に乗車。結論を先に申し上げますが、この日に訪問した木次線の駅で私以外に乗降があったのは出雲大東駅だけでした。
15時36分に南宍道駅に到着。片面ホームと昭和37年1月の開業以来の待合所のみの無人駅です。背景が暗いので、撮影にはちと厳しいです。
宍道方にある2つの開業記念碑。右のは開業時に建てられたもので、左のは開業40周年を記念して平成14年に建てられたものです。付近には金山跡があり、「金山の里」と冠されています。
今回は時刻表も公開します。下り9本、上り10本で、午前中の下り1本が通過します。果たして、どんな立地条件の駅なのでしょうか。
それでは駅の外に出ます。ホーム先端にある階段を下ると鉄道敷地内、すなわちアウト。ホームを木次方に向けて歩くと、写真手前の細道に出て道路に出ることが出来ます。案内が無いから、外から来た人は分かりにくいですね。
撮影条件が厳しくなってきますが、いっそのこと下り列車を利用してロケハンします。16時8分頃にキハ120の単行がゆっくり坂を上っていきました。田んぼが黄金色に輝く季節には、面白い風景となるでしょう。
南宍道駅周辺は、山の中腹にある鄙びた集落です。まるで何十年前にタイムスリップしたかのようです。
私は南宍道駅に相当衝撃を受けました。16時27分発の1460D(キハ120 3)に乗車しました。今回巡った木次線の区間はほんのさわりだけですが、「制限15」や急勾配の区間も多く抱え、十二分に衝撃的な路線でした。まるで全駅下車達成したかのような充実感がありました。
16時33分に宍道駅3番乗り場に到着。ISO1600で「1/20sec F8.0」まで厳しくなってきましたが、何とか撮影することが出来ました。「祝 平成22年4月 島根県立宍道高校開校」の幟が掲出されていました。
酒屋でワンカップを購入し、16時55分発の山陰本線138K(キハ47 3014+キハ47 83)に乗車。もう眠気が襲ってきました。米子駅到着後、SATYで買い物し、東横イン米子駅前に宿泊しました。
2日目の模様はこちら