歩かない旅人

牛乳を毎日飲む人よりも、牛乳を毎日配達している人の方が健康である。

 平和主義者が戦争を作った。

2010-11-26 14:08:11 | 国際・政治
 今の日本の弱腰外交には、誰しも大きな懸念を持っていますが、韓国の北朝鮮に対する友好的接し方には、一部の国々や人々に大きな、疑念を抱かせましたが、金大中,廬武鉉両政権下での10年はまさに、信じられない売国政治に徹しました。北の「喜びたい美女」、に狂喜乱舞し、国全体を同じ民族だから助けるのは当然だとばかり必要以上に、金一族に忠誠を尽くしました。
 世に失われた10年と言いますが、その付けが先ず現れました。(ソウル特派員の黒田勝弘氏)の記事が今日の産経新聞の2面に載っていますが、韓国の金泰栄国防相が更迭されました。更迭と言う言葉は使われていませんが、この失われた10年のたるんだ国防意識の欠如は、荒っぽい治療が必要です。
 延坪島への砲撃では、北朝鮮軍がロケット砲まで動員していた事が同日判明したらしいのですが、これに対し韓国軍の長距離砲は半分が故障などで反撃できない状態だったことが明らかになったという事です。これでは国防相が更迭になっても仕方がありません。
 また北朝鮮軍が周辺の西海岸一帯に軍団規模の兵力数万人を配置していたのに対し、韓国軍は海兵隊約5千人等旅団規模でしかも縮小計画が進められたと言います。南北間で衝突が繰り返されてきた最前線にもかかわらず、韓国軍の意外な弱体ぶりが暴露された形だと言っています。
 こんな空気をつくる出したのは前に記した二人の大統領の北に何か借りがある様な、北にとっては有り難い、しかも頼みもしないのに、先を争うように援助を続けました。それがちっとも感謝されないどころか、甘く見られてしまって居たのです。日本人と同じ常識では測れない油断のならない大陸人、気質です。
 恩をあだで返すという言葉がありますが、国際社会では、そんなに珍しい事ではないようです。特に発展途上国ほど顕著です。それが国の発展を妨げている意識もないようです。しかも自分たちはプライドだけは一人前に持っていますが、公に対する意識が希薄です。
 近年の韓国軍の士気を含む、“戦力低下“は対北融和政権だった、金大中、ノムヒョン政権下(1998年~2008年)に急速に進んだと言われています。李明博政権の誕生で立て直しが始まっていますが最近の事態はそのスキを付かれた形だち言われているそうです。軍の実情に世論の不満と批判が噴出して居ると言います。
 あの韓国でさえそうです。今の日本はあの尖閣問題を筆頭に、入間の自衛隊祝賀会での民間人祝賀会における挨拶にさえ、いちゃもんをつける、元社会党議員の防衛大臣が、絶対に自分の非を認めず、まさに確信犯ですこんな人を任命した菅首相も、全く国際社会には無知で、市民運動家の感覚で国の運営をしています。
 何と言っても、平和ボケして居て、韓国の砲撃事件に対する初動対応ののんびりさに、あきれ返って新聞には次のような見出しが出ています。【砲撃把握後70分官邸空っぽ/安保会議開かず】。【「迅速対応」胸張っても 寒い実態】。何とも頼りない政府です。
 北朝鮮も北朝鮮です。ぶにょぶにょ王子、金正恩の権力強化のための武力行為と言いますが、そんなことを許している世界の関係国の考えは如何なっているのでしょう。韓国の李明博大統領は威勢のいい100倍の報復をするなどと言っていますが。戦闘機まで出動しながら相手の基地に対して爆撃さえしていないのです。
 韓国は、北朝鮮に対して何か負い目でもあるのですか。コンプレックスを抱いているのですか。どんな報復をやり出すのか楽しみに見守っています。韓国も口だけは達者なところがあります。口で脅かすのは上手な国民です。昔の日本人はそんな物には動じない度胸がありましたが、今の仙谷官房長官などは、全く頼りになりません。
 アメリカも何を考えているか分かりません。リベラルな大統領が現れると、コロッと騙されて、石油を無償で何年も与えたりしますし、強い批判は一応するが、その後はチャイナ頼みです。チャイナが一番ズルイ国です。北朝鮮もチャイナの援助による食品の酷さに憤慨している書物を読みましたが、それでも食べられるだけ幸運の人々です。
 チャイナは自国の国益上北朝鮮に対して、家畜のえさ程度の食品を援助して居るのですでも他の国はその援助さえ少なくなりました。当然な事ですか北朝鮮は、軍隊と金一族のためにあります。軍隊も金一族を守るためにあります。ぼにょぼにょ王子金正恩を守るのが今後の軍隊の仕事となるのでしょうが、チャイナの猛犬の代わりをしている様なものです。
 暴れれば暴れるだけ世界はチャイナを頼ります、何とかして下さいと。勝手にいじめたりしたら飼い主のチャイナが文句を言って来ます。それが怖さに、知らない振りをしてみたりなだめたり、ご機嫌をとったり餌を上げます。
 人気取り政治家の国、民主主義国の弱点です。菅直人氏もオバマ氏も李明博氏も選挙で選ばれた人物です、過酷な選挙を戦って選ばれたのに、この様な人物が選ばれてしまうのです。人間ほど当てにならない物はありません。選んでおいては文句をつけ、メディアがそれを防ぐ役目を果たさなくてはいけないのに一緒になって間違った判断をして恥じません。
 これ等の騒ぎ、10月、11月、騒がしい事が続きますがもうソロソロ今年も残り少なくなって来ました。様々な問題に決着はつくのでしょうか。そう簡単には解決しそうもありませんが民主党は崖っぷちなのは確かな事です。
 アメリカの民主党も、日本の民主党も、どちらかと言うとリベラルな党です。戦争を嫌います、なるべくしない様に政策を立てます。そこを狙われて、戦争を起こす確率が、平和を唱える勢力の時の方が多いのです。この世は力が無い物はよの食い物にされます。