フォレスト・ガンプ パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る |
cast >> Tom Hanks, Sally Field, Robin Wright, Gary Sinise, Mykelti Williamson, Haley Joel Osment, Sam Anderson, Afemo Omilami, Margo Moorer ...
director >>Robert Zemeckis(142min)
music >>Alan Silvestri
soundtrack >>
《人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない。》
1985年にウィンストン・グルームが発表した小説『Gump and Co.』をエリック・ロス( "ALI" "The Good Shepherd" )が脚色。監督はロバート・ゼメキス( "REAL STEEL" ← 製作総指揮 "FLIGHT" "Back To The Future" )。"Forrest Gump" は主人公の名前だが、"gump" には「うすのろ、間抜け、愚か者」という意味がある。アカデミー賞6部門【作品賞・監督賞・主演男優賞(トム・ハンクス)・脚色賞・視覚効果賞・編集賞】受賞作品。
IQ(知能指数)は人より劣るが、母親の献身的な愛情と、運命がもたらす不可思議な力によって、時のヒーローとして歴史をかけぬけていく青年フォレスト・ガンプ(T・ハンクス "The Green Mile" "Philadelphia" "Saving Private Ryan" "Slepless In Seattle" )の半生を描いた傑作。時代を象徴する "事件" やヒット・ナンバーで綴った心あたたまるヒューマン・ドラマ ーーー。
物語は、フォレストがバスを待つ人々に自分の過去を回想しながら「話す」ことで進行する ーーー。
人より知能は少し劣っているが、誠実で何事も信じる純真な心を持つフォレスト・ガンプ。いつも「僕にわかるように説明してくれるママ」の言葉を胸に、彼の生き方は真っ直ぐ。幼い頃、背骨の病気と診断され、わん曲した足に矯正機を付けていたフォレストだが、ある日いじめっ子から逃れようと必死に走ったことで "俊足" であることに気付く。その後も彼は風に身を任せる "羽" のように、運命に逆らわずに生きていく。誰よりも早い "俊足" を見込まれ、大学のアメリカン・フットボール・チームでプレイ。ベトナム従軍で受勲、アメリカ卓球ナショナル・チームへの参加、エビつり漁など、成功を望んだ訳ではなく "ただ一生懸命" に取り組んだ事が思わぬ成功へとつながっていくのだが・・・・・。
フォレストの活躍を伝えるニュースでは、時代を象徴するケネディ大統領やジョン・レノンなどと、本当にその場にいたかのような見事な映像を、"ILM" の巧みな視覚効果によって映し出している。
フォレストを "普通の子供と同じように" 育てたいと努力し、息子が生きていくのに必要な "人生の知恵" を授ける、逞しさと深い愛情を併せ持つ母親に扮したサリー・フィールド( filmography )の演技は秀逸。でも親子を演じたトム・ハンクスと、実年齢は10歳しか違わない(苦笑)。通学バスの中で出逢った心優しいフォレストの天使ジェニーをロビン・ライト(← ショーン・ペンの元妻 "MONEYBALL" "THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO" )、軍隊で出逢ったエビが大好きな親友ババをミケルティ・ウィリアムソン( filmography )、ダン中尉をゲイリー・シニーズ( "APOLLO 13" ← ハンクスと共演 "CSI: NY" シリーズ)が演じ、フォレストと "一期一会" の運命とも思える関係を築いていく。ちなみに、ハーレイ・ジョエル・オスメント( "Secondhand Lions" "The Sixth Sense" )は本作で映画デビュー。
ひと言で言うなら "とてもよくできたイイ話" ーーー 私は何度観ても好きな一本。
>> AFI'S 100 YEARS 100 CHEERS(2006)- filmography
>> AFI'S The Greatest Movies 100(2007)- filmography
2008-05-04
この映画に関しては原作を先に読んでしまったので、どこをカットするのかなぁという気持ちが先行して、純粋な気持ちで映画を観ることができませんでした。
うる覚えですが、原作自体も、後半はいろいろなことを書き過ぎではないかと思っていましたので、映画作りは大変だったと思います。
ただ、このような人を役をする俳優さんは、中途半端な演技ではムリでしょうから、役作りに時間はかけるのでしょうね。
コレ、難しい問題ですねぇ。
映画を観るには、原作の知識がナイ方が「先入観」なく観られるとは思いますが、どうしても読みたい場合もありますしねぇ・・・(苦笑)。
ちなみに私は読んでいないんですが、原作では物語は湾岸戦争終結まで続いているので、映画化にあたり後半のエピソードは大幅にカットされたようですね。それでも「142分」とは思えないほどの盛り沢山なエピソードですもの。
《映像化は困難と思われていた原作を映画的に脚色した E.ロスの手腕 + SFX作品でロマンを描き続けてきた R.ゼメキス監督の手腕 + ガンプ本人であるかのような T.ハンクスの存在》があってこそ成立した作品でしょうね。