タロウは、誕生日に新しいゲーム・ソフトを買ってもらった。大好きなアクションRPG。
「さあ、やるでー。」学校から帰って、早速やり始めた。
「なんやこれ、めっちゃフツーやん。ちょい、ちょい、ちょい、ちょい、と。」
画面は、縦横自由にスクロールする。初めてのゲームなのに、迷いなくどんどん進んで行く。建物の中に入ったら、迷路になっていた。うろうろしていると、急に上から物が落ちてきた。タロウは間一髪かわした。
「やっべー。まあ、楽勝やけどね。」
と言いながら、実は、かなり焦った。少し慎重になって、でも、ガンガン進んで行く。箱を見つけたので、躊躇なく開けた。中のコインを取った。・・・まだなんかありそうだ。
「ここは、たぶん、これか・・・。よっしゃ、おもったとおり。」
コインを取って空になった箱のふたを、一度閉めて、もう一度開けると、タロウの予想どおり、アイテムが隠されていた。
「ふーん。いちおう、考えてあんねんな。でも、こんなありがちなパターンに、ひっかかるわけないやん。」
タロウが獲得したアイテムは、「みことばの剣」だった。
ついに迷路を通り抜けて、建物から外に出たとたん、敵が襲ってきた。
「これをまっとってんやん。」
最初は、優勢だったタロウだが、だんだん敵が強くなっていく。それもそのはず。タロウの戦いのパターンを敵が身につけるのだ。タロウがあの手この手で攻撃をしかければしかけるほど、敵はその技を自分のものにして、タロウに襲ってくる。タロウのライフ・レベルもパワー・レベルも、もうほとんど残りがない。
「あっかん。死んだ。」
タロウが繰り出した必殺キックをかわしたと思ったら、敵はそのまま空中でジャンプの方向を変えて、タロウが今やった必殺キックを今度はタロウにしかけてきた。タロウはその必殺キックをまともに食らってしまったのだ。
「うーん。やられた。くっそー。」
さて、タロウの敗北の原因は?
答えは簡単。そう、獲得したアイテム「みことばの剣」を使わなかったからだ。
(つづく)
「さあ、やるでー。」学校から帰って、早速やり始めた。
「なんやこれ、めっちゃフツーやん。ちょい、ちょい、ちょい、ちょい、と。」
画面は、縦横自由にスクロールする。初めてのゲームなのに、迷いなくどんどん進んで行く。建物の中に入ったら、迷路になっていた。うろうろしていると、急に上から物が落ちてきた。タロウは間一髪かわした。
「やっべー。まあ、楽勝やけどね。」
と言いながら、実は、かなり焦った。少し慎重になって、でも、ガンガン進んで行く。箱を見つけたので、躊躇なく開けた。中のコインを取った。・・・まだなんかありそうだ。
「ここは、たぶん、これか・・・。よっしゃ、おもったとおり。」
コインを取って空になった箱のふたを、一度閉めて、もう一度開けると、タロウの予想どおり、アイテムが隠されていた。
「ふーん。いちおう、考えてあんねんな。でも、こんなありがちなパターンに、ひっかかるわけないやん。」
タロウが獲得したアイテムは、「みことばの剣」だった。
ついに迷路を通り抜けて、建物から外に出たとたん、敵が襲ってきた。
「これをまっとってんやん。」
最初は、優勢だったタロウだが、だんだん敵が強くなっていく。それもそのはず。タロウの戦いのパターンを敵が身につけるのだ。タロウがあの手この手で攻撃をしかければしかけるほど、敵はその技を自分のものにして、タロウに襲ってくる。タロウのライフ・レベルもパワー・レベルも、もうほとんど残りがない。
「あっかん。死んだ。」
タロウが繰り出した必殺キックをかわしたと思ったら、敵はそのまま空中でジャンプの方向を変えて、タロウが今やった必殺キックを今度はタロウにしかけてきた。タロウはその必殺キックをまともに食らってしまったのだ。
「うーん。やられた。くっそー。」
さて、タロウの敗北の原因は?
答えは簡単。そう、獲得したアイテム「みことばの剣」を使わなかったからだ。
(つづく)
Hp拝見しました。聖書に書かれいる内容を否定する記述には、たとえ伝説とはいえ、違和感を感じましたので、コメントは削除させていただきました。