ドリカムッチ先生(以下、ド)「5月やのに、なんやこれ、朝から暑いな。もう夏が来たみたいやん。早くエアコンの掃除せんと。カビ臭いのが出ると、クシャミ出るからな。あれ、考えただけで、フガフガしてきた。」
同じころ、デカプリット先生も、5月のわりには強い日差しを、のんびり眺めていました。
デカプリット先生(以下、デ)「せっかくのいい日和じゃけえ、家におるのはもったいないのう。どっか、出かけたいが、行く宛てもなしと。ドリカムッチ先生にケイタイからメッセージしてみようか。えーっと、デカプリット先生、元気?何してる?いい天気だね。何か楽しいことしよう。送信っと。」
ド「あれ、メッセージ入った。だれや、この忙しいときに。落ち着いて、クシャミもできひん。おっ、デカプリット先生やんか。なんて、何か楽しいことしよう。ナニ、気楽なこと言ってんねん。こっちは、それどころやないっちゅーねん。ああっ、やる気、消えた。休憩にしょ。」
休憩といっても、ドリカムッチ先生、まだ何も始めてません。5、6回連続してクシャミをしたくらいです。
ド「何か楽しいことしよう、かあー。せっかくのええ天気。そやな。どっか行きたいな。デカプリット先生に聞いてみよ。どっか涼しげなところに行かへん?川とか海とか?よっしゃ。送信。」
デ「返事、来た来た。えっと、涼しげなところ。川か海。よさげよの。そがーなところ、行きたいわ。川に行きましょう。断魚渓ほどではないですが、いいところを知ってます。穴場です。送信。」
と、いうことで、いきなり、ふたりは、川に行くことになりました。
デ「ナイトハイクのときは、一人で行って失敗やったのう。今度はだれか連れて行くんじゃったが、だれやったいかのう。そうじゃ、フクロウじゃ。」
ふたりとも、同じくらいのときに川に着きました。
ド「誘ってくれて、ありがとう。こんな穴場を知ってるなんて、デカプリット先生もやるね。ところで、デカプリット先生、今日は、お供がいっしょやな。」
デ「えっ、この子。フクロウのパー助。ちょっと眠いみたい。あらっ、ドリカムッチ先生、今日も、お供、連れておってか。」
ド「あ、これか。ビーバーの小太郎。元気なヤツよ。」
さあ、川遊びが始まりました。切り立った絶壁が両側に迫っている谷を、川は勢いよく流れています。石がごろごろしているところは、川は、石の間をくぐるようにして流れています。大きな岩の上から滝のようになっているところでは、流れているというよりも、落ちているみたいです。
もう少し歩くと、池のように広いところがありました。流れはとても穏やかでした。水はあいかわらずとても澄んでいて、5月の日差しを浴びてキラキラしています。ここでドリカムッチ先生とビーバーの小太郎は協力して、岸に近いところに小さな島を作りました。そしてそこまで渡って行ける橋まで作りました。
デカプリット先生のほうはといえば、できるだけじっとしていなければなりませんでした。なぜかというと、デカプリット先生の肩の上で、フクロウのパー助が気持ちよさそうに寝てたからです。
ド「いやー、今日は、めっちゃおもろかった。また、なんか楽しいことやろな。ほな、また。」
そう言って、ドリカムッチ先生は、ビーバーの小太郎を連れて、本当に楽しそうに、帰って行きました。
デ「よし、決めたけんな。次は、オレもビーバー連れて行こう。」
(つづく)
同じころ、デカプリット先生も、5月のわりには強い日差しを、のんびり眺めていました。
デカプリット先生(以下、デ)「せっかくのいい日和じゃけえ、家におるのはもったいないのう。どっか、出かけたいが、行く宛てもなしと。ドリカムッチ先生にケイタイからメッセージしてみようか。えーっと、デカプリット先生、元気?何してる?いい天気だね。何か楽しいことしよう。送信っと。」
ド「あれ、メッセージ入った。だれや、この忙しいときに。落ち着いて、クシャミもできひん。おっ、デカプリット先生やんか。なんて、何か楽しいことしよう。ナニ、気楽なこと言ってんねん。こっちは、それどころやないっちゅーねん。ああっ、やる気、消えた。休憩にしょ。」
休憩といっても、ドリカムッチ先生、まだ何も始めてません。5、6回連続してクシャミをしたくらいです。
ド「何か楽しいことしよう、かあー。せっかくのええ天気。そやな。どっか行きたいな。デカプリット先生に聞いてみよ。どっか涼しげなところに行かへん?川とか海とか?よっしゃ。送信。」
デ「返事、来た来た。えっと、涼しげなところ。川か海。よさげよの。そがーなところ、行きたいわ。川に行きましょう。断魚渓ほどではないですが、いいところを知ってます。穴場です。送信。」
と、いうことで、いきなり、ふたりは、川に行くことになりました。
デ「ナイトハイクのときは、一人で行って失敗やったのう。今度はだれか連れて行くんじゃったが、だれやったいかのう。そうじゃ、フクロウじゃ。」
ふたりとも、同じくらいのときに川に着きました。
ド「誘ってくれて、ありがとう。こんな穴場を知ってるなんて、デカプリット先生もやるね。ところで、デカプリット先生、今日は、お供がいっしょやな。」
デ「えっ、この子。フクロウのパー助。ちょっと眠いみたい。あらっ、ドリカムッチ先生、今日も、お供、連れておってか。」
ド「あ、これか。ビーバーの小太郎。元気なヤツよ。」
さあ、川遊びが始まりました。切り立った絶壁が両側に迫っている谷を、川は勢いよく流れています。石がごろごろしているところは、川は、石の間をくぐるようにして流れています。大きな岩の上から滝のようになっているところでは、流れているというよりも、落ちているみたいです。
もう少し歩くと、池のように広いところがありました。流れはとても穏やかでした。水はあいかわらずとても澄んでいて、5月の日差しを浴びてキラキラしています。ここでドリカムッチ先生とビーバーの小太郎は協力して、岸に近いところに小さな島を作りました。そしてそこまで渡って行ける橋まで作りました。
デカプリット先生のほうはといえば、できるだけじっとしていなければなりませんでした。なぜかというと、デカプリット先生の肩の上で、フクロウのパー助が気持ちよさそうに寝てたからです。
ド「いやー、今日は、めっちゃおもろかった。また、なんか楽しいことやろな。ほな、また。」
そう言って、ドリカムッチ先生は、ビーバーの小太郎を連れて、本当に楽しそうに、帰って行きました。
デ「よし、決めたけんな。次は、オレもビーバー連れて行こう。」
(つづく)