20110311 memo

Fukushima radiation isotope

■memo / 原発ゼロでもCO2削減25%可能 環境省が経産省上回る試算

2012-04-12 | 日記
 環境省の中央環境審議会の検討会は12日までに、2030年の国内の発電電力量に占める原発の比率がゼロでも、省エネ対策や再生可能エネルギー導入を大幅に強化すれば、温室効果ガス排出量を1990年比25%削減できるとの試算の素案をまとめた。原発比率が20%の場合は33%削減できるとも推計した。

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会は11日に原発が稼働しないと30年の二酸化炭素(CO2)削減は16%にとどまるとの試算を示しており、見通しの違いが鮮明になった形。これらの試算を基に、政府のエネルギー・環境会議が夏までに最終的な戦略案をまとめる。

 素案は0~35%の4通りの原発比率に基づいて国立環境研究所が試算。総合資源エネルギー調査会の想定より大胆な省エネ投資を進めた場合を含む12通りのシナリオについて30年の排出削減量を推計した。

 その結果、原発比率が0%だと国内対策の規模に応じた削減量は10~25%、20%では19~33%となった。現状では困難な原発の新増設を見込む比率35%のシナリオでは25~39%削減できた。

 日本は「20年に温室効果ガスを90年比25%削減する」との中期目標を掲げているが、今回の試算に20年段階の数値は含まれていない。

引用/中国新聞

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