DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
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[食育・ダイエット]講座(111)~脳が満足する食が、健康ダイエットの基本です。

2010年05月12日 | 脳と食べ物

三食、普通の食物を食べて、
脳を満足させることが健康的なダイエットに成功のカギです。
脳は首から下の肉体と異なる点が多々あります。

例えば、構成成分と比率、血管の仕組み、エネルギー源、
予備のエネルギーを貯蔵するシステムがない、必須アミノ酸の種類が多い、などです。

脳は1,000億個を超える神経細胞(ニューロン)による
巨大なネットワーク網を構成しています。
脳の重量は、人体の約2%台ですが、
必要エネルギー量は全体の約20%、酸素消費量は約25%も占めています。

この脳機能を活性化し維持するためには、
良質なエネルギー源と多種多様な栄養物質を必要としています。

脳が日々に必要とするエネルギーと栄養物質を供給するには、
朝、昼、夜に食べる「三食主義」が最良です。

例えば、「朝食抜き」が常習化して二食の人の脳は、
エネルギー量も栄養物質も不足しています。
この状態を長期間続けている人の脳は栄養失調になっています。

栄養失調になった脳は、
不足している栄養物質を補うために絶えず「食べよ!」との信号を出します。
これが「間食」であり、「過食」の原因となり、肥満します。

「朝食抜き」や「偏食」の常習は、脳を栄養失調にします。
この状態が長期間続くと脳が病むことになります。

例えば、現代医学で原因不明とされているアルツハイマー病になると、
「脳の委縮」と「記憶を司る海馬の神経細胞群の欠損」が生じます。
病理学的な原因ではなく、その前提の概念として、
その原因は「脳の栄養失調」と考えています。

「若年性アルツハイマー病」患者が増加していますが、
「朝食抜き、偏食」の食生活者の増加と無縁ではありません。

三食に分けて、必要なエネルギーと栄養を供給する食生活をしていると、
脳は満足し余分な物を食べる信号を出すことはありません。

この脳の状態が「食育基本法」の理念である「心身の健康は食から~」の状態です。
この状態が「食育・ダイエット」の基本です。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室