DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
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口は生命の入口(1)

2014年12月25日 | 脳と食べ物
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.424)

食べることは、他の生物の生命を頂くことです。

食卓で手を合わせて「頂きます」は、
「生命を頂きます」の感謝の言葉です。
その生命の入口は「口」です。

舌の味蕾には
「五味」を感知するシステムがあります。
この五味は生命の味です。
この五味の味覚を無視するダイエット法は、
脳の健康維持にとっては大変に危険です。

ダイエット食品類を使う、
炭水化物禁止などの不健康なダイエット法は、
脳にとって必須のブドウ糖や
五大栄養素が欠落・不足しています。

それらの方法では、
「五味」の摂取情報が脳に届きません。
ですから、それらの危険な方法を行っていると、
脳は生命と健康を守るために
「食べよ!」「食べよ!」と絶えず信号を出し続けます。

それは、偏食や食べる食材数が少ない人たちの脳、
また、肥満者の脳の作用です。
脳にとって必要な栄養素が不足しているとの信号です。

ところがそれら人たちは、
そのことに気づいていません。
身近にある好きな菓子パンなどを食べます。
しかし、食べても、食べても満足感がありません。
そのために間食習慣がやめられなくなります。
そして、太ることになります。


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うつ病や認知症の予防(2)

2014年12月18日 | 脳と健康
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.423)


純粋な菜食主義者の人たちは、
卵類、肉類、乳製品など
動物性の蛋白質を口にしません。
それらの人たちは、
うつ病になりやすいのでしょうか。

卵類や乳製品を摂食する
ベジタリアンは心配ありません。
それら食品には、セロトニンの原料の
トリプルファンが含まれているからです。

ところが、動物性蛋白食品をまったく摂取しない
厳格なベジタリアンは
「うつ病」になりやすいことが広く知られています。

逆にいえば、うつ病や認知症の予防や改善には、
脳によい栄養素を摂食し、
脳に悪い栄養素は食べないことが必須です。


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うつ病や認知症の予防(1)

2014年12月11日 | 脳と健康
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.422)


アミロイドβ(Aβ)の脳内での生成は、
脳の栄養失調との関わりがあると考えます。
Aβは、活性酸素が蛋白質に作用して
産生されといわれています。

活性酸素を除去するためには
果物や野菜類など抗酸化物質を含んだ
食物を日々に摂取することがーが不可欠です。
DHAを含んだサバや
イワシなどの青魚の摂食も必要です。

10年から30年という長年にわたる
脳への多種多様な栄養素の供給不足、
活性酸素を除去する
抗酸化物質を含んだ食物の摂取不足、
すなわち、脳の栄養失調が
認知症の誘因になっていると考えます。

脳が栄養失調になる主な原因には、
高エネルギー・高脂肪のファーストブートなどの
ジャンク食品、食べ物の偏食、欠食、
3食の食べ方の間違いなどがあります。

高エネルギー・高脂肪の食品を
食べ続けている人たちは、
確率高く認知症になりやすいと
指摘されています。

それらの食習慣は、
確率高く肥満する人たちの食生活でもあります。

うつ病や認知症を予防するために
必要な栄養素を優先的に補給することによって、
脳機能障害者の増加を抑えることができると考えます。


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アルツハイマー病の原因物質(2)

2014年12月04日 | 脳と健康
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.421)


「長崎大学と京都大学i
PS細胞研究所などの研究チームは、
患者の皮膚細胞から作ったiPS細胞を使い、
アルツハイマー病が
発症する新たな過程を確認した。
これまでは脳神経細胞の細胞と細胞の間に
悪性タンパク質(アミロイドベータ)が
蓄積されることが原因とされていたが、
細胞の内部に蓄積される症状を発見した。」

「これまでと異なり、
悪性タンパク質が細胞内に蓄積された患者が
若年性発症型と高齢者発症型の
両方にいることを確認した。
内部に蓄積される理由は分かっていないが、
悪性タンパク質が凝固しやすい因子が
働いている可能性があるという」
(西日本新聞2013年2月22日付より引用)

Aβが細胞間か細胞内かの違いによって、
発症を遅らせるための投薬などの
治療が異なることになります。

この研究において日々の食生活に直結する
重要なことか分かりました。
「細胞内に魚の油に含まれている
ドコサヘキサエン(DHA)を投与すると、
脳の細胞死を抑制できることも判明した。」
(前記の西日本新聞より引用・改変)

DHAは、サバ、イワシ、アジなどの
青魚に豊富に含まれており、
日常的に食べることが、
アルツハイマー病の予防に
有効であることが分かったのです。

「タウ」とは、リン酸化されたタウ蛋白質のことで、
脳のゴミといわれています。
タウは、アミロイドβによって
老人斑が発生している神経細胞に
繊維状の固まりとなり蓄積します。
このタウの毒性によって
神経細胞が死滅するのです。

アルツハイマー病の原因物質の
アミロイドβの蓄積は、
10年から30年前から始まっています。
70歳代で発症した人は、
40歳代からアルツハイマー病の
原因が生じていることになります。
認知症は高齢者だけの問題ではなく、
30歳代、40歳代の人たちの
今日的な問題であるのです。

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