DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

粗食と認知症の関係

2010年09月29日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(200)


短命であった時代の大正時代、昭和の初め頃の食事を勧める「粗食」は、
脳の存在を無視した内容であり、
長寿を否定し、短命をもたらす食べ方です。

脳を栄養失調にする粗食は、
蛋白質、脂質、カロリーが極度に不足しており、
神経細胞の補修などができなくなります。

その結果、神経細胞の欠損が生じます。
記憶を司る海馬の神経細胞が欠損すると、記憶がなくなる認知症になります。
また、原因不明とされているアルツハイマー病も、
脳への栄養供給方法と深く関わっているとの研究もあります。
「粗食」は、脳を栄養失調し、脳機能の障害をもたらす可能性があります。

欠損した神経細胞を再生させるために、
補修に必要な食物を摂取することが有効と言われています。
(その内容は過去のブログで幾度も述べています)

この事実は、脳にとって不足している栄養物質を
供給する必要があることを意味しています。
ところが短命時代の「粗食」の食事内容は、
脳にとって必要な栄養物質が明らかに不足しています。
ですから、脳にとって「粗食」は最悪の食べ方です。

★「五大栄養素の脳内での役割」については~
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
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★次回から「自然治癒力を高める食生活」について連載します。このテーマーは「自然に健康的に」ダイエットに成功する秘訣でもあります。ご期待ください。

★「安全に食べる知恵」は、「第一部・50品目」を目指して引き続き連載します。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(23)◇◇◇

◆「たらこ」~環境ホルモン対策&合成食品添加物対策

◎たらこは、スケトウダラの卵を塩漬けにしたもの。魚の内臓類の脂肪には、
 環境ホルモンなどの有害化学物質が溶け込んでいる。できるだけ避けたい食品。

◎赤いものは「着色料」が使われている。本当の色の「白っぽい」ものを選ぶこと。
 ・着色料「赤色102号」(発ガン性の疑い。外国では使用禁止)、
「コチニール(カルミン)色素を使ったものは避けること。

◎「無着色たらこ」は着色料を使っていないが、代わり発色剤の「亜硝酸塩」が
 使われているものが多い。この亜硝酸塩を使用する場合は、「ビタミンC」の
 添加が義務づけられているので、表示をよく確認すること。

「焼いて食べる場合の知恵」

○添加物の「調味料(アミノ酸等)」の表示の1あるものは避けること。
・アミノ酸の主体のグルタミン酸Naは、直火の高温で発ガン性物質になる
 不安がある。焼き色をつける程度にすること。
・食べるときき「大根おろし」を添えること。発ガン性物質を害を減らす効果がある。


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自然流健康ダイエット教室



「粗食」は脳の敵です。

2010年09月27日 | 脳と健康
[脳&食育]DIET講座(199)


脳とブドウ糖との関係は、脳の生死の問題でもあります。
正常な血糖値は「100mg/dl」前後ですが、
40mg/dlになると脳の機能が低下し意識がもうろうとなります。
その状態が続くと脳の機能は失われ、
ブドウ糖の供給が止まると、数分間で脳は死に至ります。

脳は他の臓器や筋肉と異なり、クリーンなエネルギーを必要としています。
それがブドウ糖であり、分解すると水と二酸化炭素になります。
1000億を超える神経細胞による巨大なネットワーク組織の維持のためです。
さらに、脳は単に甘味でなく、あくまでも「ブドウ糖」を必要としています。

脳と他の臓器が必要とする食物のバランスを保つ食べ方が必要です。
この食べ方の極意を身につけることが人生の生き方の極意と言えます。

一時「粗食の勧め」が話題になりましが、
脳と体にとっては、最悪の食べ方です。
「飽食」のアンチテーゼとしての「粗食」はそれなりの意味があるでしょう。
しかし、単なる「粗食」は長寿を否定し、短命をもたらす食べ方です。
決して、本気になって真似てはいけません。
その「粗食」は、脳の存在を無視した、
首から下の体に対する考え方と食べ方であるからです。

昭和10年(1935年)の日本字人の平均寿命は
「男性48歳」「女性50歳」であり、現在と比較すると凄く短命です。
それは、蛋白質、脂質、カロリーなどの摂取量の差です。
「粗食の勧め」は、短命時代の食事内容にすることを勧めているのです。


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◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(22)◇◇◇


◆「ベーコン」~合成食品添加物対策

◎便利な食材で、頻繁に使われているが、添加物が問題である。
 ・保存剤「リン塩酸」「ソルビン酸K」「ソルビン酸」
・発色剤「亜硝酸Na」
・色素「コチニール色素」(カルミン色素)
◎「無添加ベーコン」を選ぶこと。

[下ごしらえの知恵]

○湯ぶりをすること。
・1枚ずつばらし、湯の中で15~20秒ほど湯ぶりする。
 リン塩酸や亜硝酸Naが湯に溶け出す。
・湯ぶりしても、味はほとんど変わらない。


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脳は不味い物には満足しません。

2010年09月24日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(198)


脂肪細胞で生成される「レプチン」という情報伝達物質は
満腹中枢神経を刺激し、摂食中枢神経を抑制します。
レプチンとはギリシャ語で「痩せ」の意味があります。

レプチンによって刺激された満腹中枢は、
満腹感を生み出す刺激ホルモンを生成します。
血中のレプチン濃度が高くなると食欲が抑制され、
低くなると食欲が亢進します。

すなわち、脳はレプチン使い、脂肪が増えれば食欲を抑制し、
脂肪が減れば食欲を亢進させるのです。

脳の満腹感と空腹感は、血中のブドウ糖濃度の高低のほか、
アミノ酸(蛋白質)、脂肪酸(脂質)の摂取量によっても決まります。

それらの栄養素は脳だけでなく、体全体にも必須の栄養素だからです。
さらに脳は「美味しい物には栄養素がある」「不味い物には栄養素がない」と判断します。
だから、不味い物を食べても脳は満足しません。
但し、その「美味しい物」は「安全」であることが前提でなければなりません。
なぜなら、有害化学物質は、脳と体の機能を損傷させるからです。

また、感情を司る「セロトニン」を食欲の調節に同時に使っているのです。
セロトニン濃度が低いと、精神的に不安定にして、暴力的にします。
それは、食物への獲得意欲を強めるためであり、脳の戦略的なシステムと言えます。

さらに、セロトニン不足は、「うつ症」の原因になると言われています。
セロトニンの原料は、必須アミノ酸のトリプトファン。
トリプトファンは、納豆、豚ロース(脂身なし)、和牛赤身肉、マグロ赤身、カツオ赤身などに多く含まれています。

マグロは「大トロ」「中トロ」よりも、安い「赤身」がお勧めです。
大トロ、中トロの脂身には、有害化学物質が溶け込んでいる可能性がありますが、
赤身は安全であり、その上にトリプトファンが多く含まれているからです。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(21)◇◇◇

◆「ハム」(ウインナー)~合成食品添加物対策

◎ハムは食材として頻繁に使われている。問題は添加物が多いことである。

◇保存剤「ソルビン酸K」「リン塩酸」、◇発色剤「亜硝酸Na」「亜硝酸K」「亜硝K」
◇色素「コチニール色素」(カルミン色素)

◎ソルビン酸Kと亜硝酸Naが結合すると、発ガン性物質ができるので、
 ソルビン酸Kが添加されていない物を選ぶこと。


[下ごしらえの知恵]

○湯ぶりをする~さまま食べる時は「50℃の湯に10秒ほど」、炒めものやスープに
 使う時は「1分間」、ウインナーは切れ目を入れて「1分間」ボイルすること。
 添加物が湯に溶け出す。味に影響なし。生ハムも同じように処理する。

○キャベツと一緒に食べるとよい。(ハムとキャベツの炒め物など)
・キャベツに含まれているβ-カロチン、ビタミンC・E、カルシウム、食物繊維は、
 添加物の害を防ぐ。特に、カルシウムは吸収されやすく、リン塩酸の害を防ぐ。
  

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女性の特技~食後にケーキをペロリ~「別腹」の仕組み

2010年09月21日 | 脳と食べ物
[脳&食育]DIET講座(197)


「別腹」とは、食後にすぐに別の物を食べることを言います。
食後すぐにケーキをペロリと食べる女性の姿です。
男性にはあまり見られない、女性の特技です。

その原因は、直前に食べた物と違う味覚に脳が快感の刺激受けて反応するからです。
脳は満腹感があっても、違う味覚の刺激に「食べる快感」を強く感じるのです。
この結果、食べ過ぎてしまうのです。

例えば、魚定食後に、ショートケーキを食べるなどです。
この場面、なぜか女性に多いのです。
女脳の生物学的な特性です。

この「別腹」が日常的な人は、確率高く肥満します。
実は、女脳の摂食中枢神経の「食べる」という作用は大変に強いのです。
一方、満腹中枢神経の「食べない」という働きは、摂食中枢神経に比べて弱いのです。
だから「別腹」という摂食行動が容易に行えるのです。

女脳の「個体維持本能」と「種保存本能」のなせる技だと考えます。

この「別腹」という摂食行動は、太古から遺伝子に組み込まれています。
それは、天災、異常気象などにより、食料の確保が不安定に備えたものです。
ですから、「食べられるときには、しっかり食べる」
「必要以上に食べたときは、脂肪として蓄えておく」という遺伝子の働きなのです。
この蓄積が過剰になると「肥満」になります。

ダイエットとは過剰に蓄積している脂肪を適正量に調節することです。
単に体重を減らすことではありません。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(20)◇◇◇


◆「卵」~環境ホルモン対策

◎卵は毎日の食卓に欠かせない食材である。しかし、卵には次の三つの問題がある。

・食中毒を起こす「サルモネラ菌」
・飼料に使われている「抗菌性物質」(抗生物質、合成抗菌剤)
・飼料の汚染(農薬などの環境ホルモン)

◎サルモネラ菌は、飼料などを経由して鶏の腸に入り込む。
産卵のときに卵の表面に菌が付着し殻の小さな穴から菌が侵入する。

◎新鮮な卵には殺菌する力があるが、鮮度の落ちた卵は殺菌力が弱く菌が増殖する。


[下ごしらえの知恵]

○卵は新鮮なものを選ぶこと。(日付をよく確認すること)

○赤玉を選ぶこと。(赤玉を生む鶏は、病気に強いので抗菌性物質をあまり使わない)

○卵置きケースは絶えず清潔にすること。(菌の増殖を防ぐ)

○卵の表面を濡らさないこと。(表面の菌が水分とともに中に侵入する)

○食物繊維の多い野菜と一緒に食べること。(汚染物質を吸着し体外に排出する)
・玉ねぎ、にら、ひじき、他と料理すること。


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脳はブドウ糖以外にも反応します。

2010年09月17日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(196)


満腹中枢神経である腹内側核は、満腹感を生むだけでなく、
食べ物の「好き嫌い」を決める部位だとも考えられています。
美味しい物は沢山食べるが、まずい物は食べさせないということです。

満腹中枢神経はブドウ糖に反応(インスリン分泌による刺激)するだけでなく、
アミノ酸のトリプトファンが原料の「セロトニ」と
脂肪細胞で作られた「レプチン」にも反応します。

肉類や納豆などに多く含まれている
アミノ酸の一種のトリプトファンを原料にして
脳内で生成さられる「セロトニン」は、満腹中枢神経を刺激します。
このセロトニンの血中濃度が高くなると「満腹感」が生じるのです。
反対に、肉類などの摂食が不足すると、
セロトニン濃度が低くなり、食欲を増進させます。

★トリプトファンが多く含まれている食物(含有量=mg/g)
○糸引き納豆=84 ○牛サーロイン肉(脂身なし)=77
○豚ロース(脂身なし)=76 ○まぐろ赤身=70 [五訂 食品成分表]

★「五大栄養素の脳内での役割」については~
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
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◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(19)◇◇◇

◆「佃煮」~合成食品添加物対策

◎昆布、小魚などの佃煮には、低塩分化にともない保存剤が多く使われている。
買う際は、原料表示をしっかり確かめること。

◎保存剤「安息香酸」「ソルビン酸K」(発ガン性の疑い)、
 「リン酸塩」(骨の形成異常を起こし、鉄分不足になる)

◎甘味料「ステビア」(純度が悪い物は遺伝毒性の不安あり)

[下ごしらえの知恵]

○買った佃煮はすぐに容器を入れ替えて保存すること。

○長期保存しないこと。

○昆布など洗える物は、サッと湯にとおすこと。(塩分と有害物質が減らせる)


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うつ病とセロトニン

2010年09月15日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(195)


必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」から
脳内で生成されるのが「セロトニン」である。
この神経伝達物質少なくなると「うつ」になると言われています。

それ以外にセロトニン濃度が低いと、非常に「攻撃的」になります。
お腹が空くと「怒りっぽくなる」原因です。
しかしながら太古においては、狩りのためには攻撃性がないと、
獲物は獲得できませんから理にかなったことであります。

納豆や肉類などに含まれている必須アミノ酸の
トリプトファンを効率的に脳に送るためには、インスリンが必要です。

インスリンはブドウ糖の摂取によってすい臓から分泌しますから、
肉類を食べるときは「ご飯類やパンなどの炭水化物」、
「デザートに甘い物」、「食後のコーヒーには砂糖」が最適なのです。

ダイエット中であっても心配ありません。
3gの砂糖はたった12kcal、
一日に消費するエネルギー量は2,000kcal前後ですから、
比較すれば分かります。

「砂糖は白い麻薬だ」と唱える人たちがいますが、
その人たちは口を揃えて「人工甘味料」を推奨しています。
脳の存在を無視しているのです。
脳にとって人工甘味料は「ニセの味覚情報」であり、
脳は満足しません。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(18)◇◇◇
 
◆「漬物」~合成食品添加物対策

◎漬物は常食の定番。観光地や駅の土産物として人気がある。
 「低塩分化」の反対に「添加物」が増えている。

◎以下の添加物が含まれている物は避けること。
・「黄色4号」など数字のついた着色料(発ガンの疑い)
・保存剤「ソルビン酸K」(発ガン性の疑い)
・甘味料「ステビア」(純度の悪いものは、遺伝毒性あり)

◎無添加の「漬物」も売っている。表示を確認する習慣を。


[下ごしらえの知恵]

○添加物の入った漬物を食べる時は~
・漬け汁は、すぐ捨てること。
・サッと、一回水洗いすること。
・保存する場合は、漬け汁を捨て、水洗いして、
 ガラスや陶器の容器に入れ替えること。
 
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うつ病を予防するセロトニン

2010年09月13日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(194)


赤身肉、赤身魚、大豆などに多く含まれている必須アミノ酸の
「トリプルファン」から脳内で生成されるセロトニンが不足すると
「うつ病」や「認知症」になりやすいと言われています。
また、老人性の「うつ病」と「脳血管性認知症」は、
その症状が重なっているケースが多いのです。


菜食主義者の人たちは、肉類を口にしません。
それらの人たちは、うつ病になりやすいのでしょうか。

卵や乳製品を摂食するベジタリアンは心配ありません。
それら食品には、セロトニンの原料のトリプルファンが含まれているからです。
ところが、卵や牛乳も摂取しない厳格なベジタリアンは、
うつになりやすいことが知られている。

逆に言えば、うつ症や認知症の予防や改善には、
必須アミノ酸を多く含む食物を日々摂取すればよいのです。
その食品については、過去の本ブログですでに述べていますが、
以後の本ブログでも説明します。

脳は生命の維持と脳の機能維持に必要な栄養素を好むのです。
本能を司る脳幹の視床下部にある外側核(摂食中枢神経)と
腹内側核(満腹中枢神経)に、腸管は食物の吸収度合いに応じて、
摂食、満腹の信号を脳に送ります。
その信号を受けて脳は「食べる」「食べない」の最終決定をします。

ダイエット食品類など栄養素不足の食品は、いくら摂取しても脳は満足せず、
空腹感がなくなりません。
そのために「過食」に陥り、失敗するのです。
たとえ体重が一時的に減っても、事後に激しくリバンドします。
それは、不健康な脳と体を回復させるための脳からの指令です。
生体の防御本能でもあります。

ですから、たとえダイエット中であっても、
脳が必要とする栄養物質と熱源はしっかりと供給する必要があります。
代用食品類を使うことによる、脳のリスクを認識することが大切です。

◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(17)◇◇◇

◆「くん製品」~合成食品添加物対策

◎「乾きもの」~イカ、ホタテ、タラなどの「くん製品」には、添加物が
 使われている。

◎保存剤「ソルビン酸K」、品質改良剤「リン酸塩」が添加されている物は
 避けるこその他に甘味料「ソルビット」(下痢)、「甘草」「ステビア」、
 着色料「コチニール(カルミン)色素」(変異原性の疑い~外国では使用禁止)
 が添加されている。

◎無添加の「くん製品」も売っている。表示をよく確かめること。

◎添加物の入った物は、酒のつまみにしないこと。アルコールは、
 添加物の吸収を早める。


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脳の栄養失調と「うつ症」の関係

2010年09月10日 | 脳と健康
[脳&食育]DIET講座(193)


最近、若年者に「うつ病」などの精神障害が増えている。
この精神障害の原因としてストレスなど指摘されている。
強度のストレスや地震などによる恐怖は、脳の神経細胞を損傷・死滅させる。

若年者のそれらの神経細胞の代謝機能は、「老人性うつ病」よりも高い。
しかし、脳に対するブドウ糖や栄養物質の供給が悪いと回復が悪くなる。

なぜなら、脳の神経細胞も分子レベルでは、日々刻々と代謝している。
栄養物質の供給が不足すると代謝活動が悪化し、
神経細胞を劣化させることになる。
すなわち、脳の栄養失調は、うつ病を慢性化させるのである。
また「うつ病」は、薬で治せる病気ではないと、言われている。

脳の機能である知能、意欲、感情なども
それらの栄養物質の摂取状況によって影響を受けている。

例えば、ある神経伝達物質が減少して不足すると、
喜びを感じることができなくなり、
ストレスに抵抗できず「うつ症」になってしまう。
脳内の神経伝達物質のセロトニンの不足である。

それら神経伝達物質の原料は食物である。
代用食品類使用や厳しい食事制限などによるダイエット法は、
脳が日々に必要とする栄養物質の摂取不足が生じる。
この状態を長期に続けていると、脳が栄養失調となり、
脳の病気の「うつ症」の発症の誘因になっていると考える。

体の健康だけでなく、
脳を含めた個体全体としての健康を目指すことが重要である。

病気治療のための各種の体への食物摂取の指導は、
必ずしも脳の健康維持に有効とはならないことを認識すべきである。
現状の病院食もその例外ではない。
なぜなら、病院食を担当している栄養士(管理)たちは、
「体の栄養学」であり、「脳の栄養学」は門外漢だからである。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(16)◇◇◇

◆「干し物」~合成食品添加物対策

◎イワシ、サンマ、アジ、カレイなどの干し物の水分は約70パーセント、
昔は40パーセント以下であった。今の干し物がふっくら柔らかいのは、
水分が多いからである。今の多くの干し物は昔の「天日干し」でなく、
「火力乾燥」で塩分が少なく水分が多く、干し物が傷みやすいために
保存剤「ソルビン酸K」(発ガン性の疑い)が使われている物が出回っている。

◎塩分が少ないと弾力がなくなるために「リン酸塩」(骨の形成異常)によって
食感をよくするために使われている物もある。「ソルビン酸K」「リン酸塩」
の表示のある干し物は避けること。

◎天然の「天日干し」や添加物「ビタミンCだけ」と表示された干し物は安心。


[下ごしらえの知恵]

○「干し物」と「漬物」は一緒に食べてはいけません。その理由は、干し物に
 多い「ジメチルアミン」と漬物に含まれている「亜硝酸塩」が体内で結合すると
 「発ガン物質を生成する」危険がある。

○「大根おろし」を一緒に食べること。おろしに含まれている「ビタミンC」
 「食物繊維」は、有害化学物質や発ガン物質の害を防ぐ働きがある。
 「焼き魚に大根おろし」~昔からの食の知恵。


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脳はなぜ「満腹」を求めるのか?

2010年09月08日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(192) 


脳は快を求めるシステムです。
「快」とは、生命の営みの根源的なエネルギーであるからです。
その主役は、A10神経(☆)です。

満腹感は快の情報ですから、当然脳は満腹を求めています。
糖質による血糖値の上昇に伴う満腹神経による満腹感の他に、
蛋白質、脂質などの食物が腸管に入るとその情報が脳に伝達されます。
その情報得て脳はもっと食べるか、それとも満腹感にするのかを決めます。

この腸管の情報による満腹感は、炭水化物などブドウ糖の原料である糖質類、
脂肪(脂肪酸)、蛋白質(アミノ酸)、ビタミン(B群など)、ミネラル(カルシウムなど)、
脳と体に必要な食物に限られています。
ジャンク・フード(ゴミのような加工食品)には反応が鈍いのです。
鈍いとは、過食になる原因になります。

さらに、アミノ酸のトリプトファン(セロトニンの原料)の
含有量が少ないと空腹を感じ、多くなると満腹を感じます。

すなわち、蛋白質の食物でも肉類などのトリプトファンが
多く含まれている物を食べると、満腹感を感じるのです。
トリプトファンが脳内でセロトニンになります。
このセロトニンが満腹中枢神経を刺激するのです。

☆「A10神経」の詳しい内容については
本ブログの8月13日から16日までの「号外」を参照してください。

★「五大栄養素の脳内での役割」については~ださい。
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◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(15)◇◇◇

◆「缶詰」~環境ホルモン&合成食品添加物対策

◎非常食、保存食品として重宝ですが、添加物が多く使われている。
買う際には「原料表示」をよく確認するこが大切。

◎缶の内側に「エポキシ樹脂」でコーティングされている物がある。
この物質からは「ビスフェノールA」(エストロゲン様作用のある有害化学物質で、
乳ガン、生殖障害などの誘因物質)が溶け出します。買う際は「容器の種類の表示」
をよく確かめること。東大病院の産婦人科で出産した妊婦のヘソの緒から
100パーセントの確率で検出されたと報じられている。

◎「コンビーフ」「カニ」「ウインナーソーセージ」などの缶詰を買う際には、
添加物の表示をよく確かめること。よく使われている添加物は~
「リン酸塩=品質改良剤」(骨の異常形成による鉄分不足が生じる)
「亜硝酸Na=発色剤」(他の添加物と結合すると発ガン物質になる)
「カラギーナン=増粘剤」(腫瘍発生の促進作用がある)


[下ごしらえの知恵]

○肉類や油が使われている缶詰は避けること。

○環境ホルモンの一種である「ビスフェノールA」は、
脂肪や油に溶け込む。ナツ缶などは保存食にしないこと。

○缶詰を開けたら、汁は捨てること。

○湯どうしできる物は、サッと湯どうししてから使うこと。

○賞味期限表示に注意。(111030→2011年10月30日が期限)

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味覚異常の原因は亜鉛の摂取不足である。

2010年09月06日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(191) 


口は「食物」の入り口であり、「生命」の入り口である。
この入り口の舌の表面にある味蕾という感覚器が異常であることは、
生命の営みが異常になることを意味している。

その原因は、食物に含まれている「亜鉛」の摂取不足である。
味細胞は他の細胞に比べて新陳代謝が速い。
代謝とは細胞の遺伝子の分裂であり、
その分裂に関わる酵素には亜鉛が必要不可欠である。

亜鉛は体内にある300種を超える酵素の活性に必要であり、
細胞の代謝による若返りに不可欠な物質である。

味細胞は常に分裂を繰り返しており、亜鉛の摂取が絶え間なく必要である。
にもかかわらず、食物からの亜鉛の摂取が慢性的に不足する食生活をしていると、
味細胞が正常に分裂できず、味覚異常になるのである。

この味覚異常は、食生活の改善で治すことができる。
亜鉛の1日の所要量は、男性12mg~15mg、女性は10mg~12mg。
代用食品類や食事制限などでダイエット中の女性の亜鉛摂取量は6mg以下で、
味覚異常者の増加の一因と指摘されている。

亜鉛が多く含まれている食物は次の通り。
煎茶、牡蠣、ゴマ、鶏卵、チーズ、牛肉、はまぐり、イワシ、ほうれん草など。

亜鉛不足は味覚異常だけでなく、免疫力や抗酸化作用の低下、
さらに脳の老化をもたらす要因となっている。
認知症患者の約60パーセントは、亜鉛欠乏が生じているとの報告がある。

たとえダイエット中であっても、
脳が栄養失調にならない食生活が大切と主張している根拠の一つである。

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◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(14)◇◇◇

◆「そうざい煮物」~合成食品添加物対策

◎一人住まい、夜調理する時間のない人などには重宝な食品。
しかしそれらの食品には、陳列時間を長くするために保存剤などの添加物が
多く使われている。原材料の表示には「ソルビン酸K」「リン酸Na」「ステビア」など。

◎表示をよく確認して無添加の食品を。なお、食材は遺伝子組み換え食品に関する
表示のないものは、使われていると理解すること。

[下ごしらえの知恵]

○買ってきた「そうざい煮物」を食べる際には、例えば、味噌汁を作って
一緒に食べること。具に「わかめ」「たまねぎ」「ほうれん草」などを入れると、
リン酸Naや環境ホルモなどを排出する働きがある。


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味覚感覚の異常者が若者に増えています。その原因は?

2010年09月03日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(190)


食物の「入口」である味蕾の味覚感覚が異常であることは、
生命と健康が守れないことを意味しています。

摂食した栄養素物質の正確な情報が脳に伝達されないのですから、
全身の組織に対する脳の指令が乱れ、錯誤が生じることとなります。
ですから、味覚異常は、その人の人生を狂わす原因になります。

ファーストフード、スナック類、菓子パンなどを常食している
若者の味覚感覚異常者が増えていると言われている。
ある調査によると異常者の確率は20パーセントを超えているという。
この数字は大変恐ろしく高い数字です。
生命と健康を守る最初の入口である「舌」の異常者の比率です。

以前、Twitterで次のような主旨のツイートを読みました。
投稿されたのはアメリカ在住の日本人の母親。
「最近、息子たちの学校の友達の間で、
ファーストフードを食べると、吐き気がして食べられない。
それらのフードを食べないことがステイタスになっている」とのこと。

ツイートを読んで母親へ返信しました。
「その子供たちの味覚が正常だから、吐き気がするのです。
味覚が正常だということは、脳の感覚系が正常である証しです。
子供たちの脳は健康です。褒めてあげてください。」

母親から「ありがとうございました。安心しました。」との返事。

このアメリカの子供たちの食生活の質が豊かである証しです。
ファーストフードやスナック菓子などの
「ジャンクフード」(ゴミのような加工食品。栄養価が空洞の食品)
を常食していると、味覚異常になる可能性があるのです。(続)

★「五大栄養素の脳内での役割」については~
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
ご購入は~西日本新聞ネット書店


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(13)◇◇◇

◆「冷凍食品」~合成食品添加物&遺伝子組み換え食品対策

◎冷凍食品は冷蔵庫の主役になっている家庭が多い。急速冷凍だから
安全と思いがちだが、意外に添加物が多く使われている。
保存剤「リン塩酸」、発色剤「亜硝酸Na」「エルソルビン酸Na」など。

◎ジャガイモ、コーン、大豆、食用油に遺伝子組み換え作物が使われているものが多い。
「遺伝子組み換え作物は使用していない」「国産100パーセント使用」と表示以外の
ものは、遺伝子組み換え作物が使われていると判断すること。

◎電子レンジで解凍する場合は、陶器や耐熱ガラス容器に入れ替えること
または、ポリプロピン製の専用容器を使うこと。


[下ごしらえの知恵]

○「フライもの」は、必ず「二度揚げ」をすること。高温で揚げても冷凍品の
中心部まで熱は伝わらず危険である。なぜなら、食品の中にいる菌は、
冷凍されて冬眠しており、死滅していない可能性がある。食中毒の細菌は
冷凍されても生き残っている。

○オープントーストの場合もおなじ。アルミホイルをかぶせて加熱すること。


★男性の方は、奥様など料理を作られている人にプリントを渡してください。
DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室

舌の味覚の「五味」は「五大栄養素」摂食感知システムである。

2010年09月01日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(189)


舌の味蕾で感知する「五味」の味覚情報は、
実は五大栄養素の情報そのものであると考えている。

それらの味覚情報は、脳が日々に必要としている栄養物質である。
脳は必須エネルギー源のブドウ糖以外に必要としている栄養物質の
摂取状況を味覚情報によって確認しているのである。

「五味」情報は、脳と体の健康維持に不可欠な栄養物質の情報である。
生命活動の根幹を支える栄養物質源の情報である。

脳はアミノ酸や脂肪酸だけでは機能しない。
脳はブドウ糖やビタミン・ミネラルの物質が不足すると、
正常に機能しないだけでなく、機能障害が生じる。

すなわち、脳にとっては舌の味蕾で感知する「五味」は、
糖質、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルの
「五大栄養素」そのものである。

また、五味は脳が必須とする栄養物質の摂取状況の情報元でもある。
舌の味蕾は、健全な生命活動を維持するための合目的的なシステムである。

この素晴らしいシステムを無視するダイエット法は
脳の健康維持にとっては危険である。

例えば、ダイエット食品類や単品食品類の使用、
炭水化物(糖質)制限・停止、厳しい食事制限などによるダイエット法は、
脳にとって必須のブドウ糖や五大栄養が欠落・不足する。

それらの方法では、「五味」の摂取情報が脳に届かない。
だから脳は生命と健康を守るために
「食べよ!」「食べよ!」と信号を出し続けるのである。

この結果、一時的に体重が減ったとしても、事後に激しい「リバンド」が生じる。
この現象は、不健康な状態になっている脳と体の健康を
回復させるための防御作用であり、自律的・必然的な現象である。

ところが、生命と健康を守る「入口」である「五味」の
味覚感覚が異常な若者が増えているという。その原因は?(続)


★「五大栄養素の脳内での役割」については~
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
ご購入は~西日本新聞ネット書店


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(12)◇◇◇


◆ 「チーズ」~合成食品添加物対策

◎チーズの種類は多くありますが、「ナチュラルチーズ」が最良。
その名の通り加工していない自然のままのチーズ。乳に酸や酵素を
加えて固め、微生物を使って熟成。添加物なし。

◎他のチーズには「乳化剤」、保存剤「ソルビン酸K」などが
使われているものが、表示をよく確認すること。

◎カマンベールチーズやブルーチーズなどは、独特の風味を出すために
カビを付けている。他のチーズのカビは安全ではない。

★男性の方は、奥様など料理を作られている人にプリントを渡してください。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室