DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

「食」に関わるすべての人たちに問う!

2014年06月25日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.400)


私たちの食卓は生命活動を支える基地です。
質の良い分子を合成する食材を求めることが、
あなたの家族や孫たちの
生命を守り育くむ礎となります。

私たちの生命は、
元素群で構成されている
分子の流れによって営まれています。
流れとは人体を構成しているすべての分子が
日々に消耗・分解(出)と
生成・合成(入)を繰り返していることです。

すなわち、脳と体を構成しているすべての分子は
刻々と変化しており、
一瞬たりとも同じ状態にはないのです。
この絶えることなく続くすべての分子の流れによって、
今、ここに私の生命があります。

肥満とは、それらの元素の
構成比率の均衡が崩れた状態です。
水素、炭素の増加です。
その原因は、摂取した食物の偏りによる
脂肪量の増加です。
体内の脂肪が分解燃焼し体重が減少するとき、
主に水素(尿量・発汗の増加)、
炭素(呼気による二酸化炭素の排出)に還元されます。
この還元現象が健康的な肥満解消です。

本シリーズを終えるにあたり、
「食の安全」と「GM作物・食品」に関わっている、
農作物・畜産・養殖魚の生産者、
GM種子・作物・食品の輸入業者・販売者、
加工食品・ファーストフード製造販売者、
外食産業、弁当・惣菜などの食品販売、
そして食に関わっている企業経営者など
すべての人たちに問いたいと思います。

◆あなたが取り扱っている作物・食品を
あなた自身が食べていますか。

◆それら作物・食品を子供たち家族や
社員にも食べさせていますか。

◆あなた、家族、社員が食べない作物・食品を、
何も知らない消費者に売っていませんか。


★次回より新シリーズを始めます。ご期待ください。

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遺伝子組み換え作物・食品に対する日本の現状は?

2014年06月19日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.399)



日本の若い母親の
食習慣・行動はどうでしょうか。
幼い子供にファーストフード、
着色料や人工甘味料が入った
ジュースを平気で与えています。
20年も腐らないハンバーグを
平気で食べさせているのです。
(http://ameblo.jp/faith-food/entry-11283658491.html)

腐敗菌も怖くてよりつかない
このハンバーグは食物ではなく、
添加物まみれの工業製品です。
この子供たちが大人になったとき、
一体どのようになっているのかと
想像すると脊筋が冷たくなります。

その上、GM作物・食品には無関心です。
その無関心が
「GM作物・食品の消費量世界一」の原因です。
TPPによって「表示義務なし」になっても、
反対運動を起こす
エネルギーもないのではと疑います。

一方、GM種子や農薬・化学肥料を使わない
「自然栽培」や「有機栽培」による農作物を
広く消費者に届けるために努力されている
生産者が全国におられます。

しかし、農薬や化学肥料を
使わないで栽培された作物は、
農協ルートで流通することはありません。
さらに、農協はそれらの栽培は
「害虫が拡散する」と、非難の姿勢です。

自然栽培、有機栽培の生産者を増やすためには、
消費者である私たちが
もっと強い関心を持つ必要があります。
同時に、全国に分散している
小規模のそれら生産者の交流の場、
情報発信基地、流通基地が必要です。
都道府県別に核となる
組織ができることを期待しています。

また、地元、大手に関係なく
農作物を扱うスーパーマーケットは、
それら生産者から直接仕入れる
態勢も整えてほしいと思います。
私たちは売場に並んだそれらの作物を
優先的な買う努力が大切です。
その運動は
「生命の食」を求める人たちに
応えることになります。



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モンサント社の問題を報道しない大手マスコミ

2014年06月12日 | ダイエット中の食の安全対策

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.398)

 
 先に述べましたように、
2011年にカナダの
シェルブルック大学病院センターの
産婦人科の医師たちの調査結果では、
女性や胎児の血液に
GM作物の有害物質が
含有されていることを
明らかにされています。

「食べ続けても問題はありません」
という厚労省の担当者は
その情報を知らないはずがありません。
また、新聞などマスコミも
知っているはずです。

FDAの元担当者の発言、
モンサント社の主張の転換、
同社の社員食堂での使用禁止、
フランスでの実験結果、
インドのGM綿花による犠牲者の問題など、
それらのすでに世界中で知られている情報が、
なぜ日本では報道されないのでしょうか。

国民の生命と健康に関わる情報であるのに、
マスコミは一体、
誰に遠慮しているのでしょうか。

モンサント社の国内の代理店である
大手化学メーカーへの遠慮?
その会社の会長が
前の経団連のトップだったからか?

それとも、アメリカへの気兼ね?
あるいは、、アメリカの「食の植民化」政策に
盲目になることを強要されているからか?

その真実はわかりませんが、
大手のマスコミは信用できないことは真実です。


マスメディアの情報信頼度が
過去最低になっているもうなずけます。
新聞の情報信頼度は100点中の68点です。
新聞だけでなく、NHKでも信頼度は70点。
民放テレビはたった60点。
(2012年・公益法人新聞通信調査会)

大手のスポンサーに関わる都合の悪い情報は
伝えていないことを国民は知っているのです。


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食の安全を求めるアメリカの消費者の運動

2014年06月04日 | ダイエット中の食の安全対策
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.397) 


アメリカにおいても、
食の安全を求める消費者たちの
運動が広がっています。

ニューヨーク中心部の
シッピング外街や公園、
郊外の住宅街や教会、
そして歩道などあらゆる場所で、
市民たちが屋台に並べられた
野菜や果物が入った
箱を持ち帰る姿が見られるという。

屋台の上には「遺伝子組み換え食品反対!」
「食肉へのホルモン剤投与を阻止せよ!」と
書かれたビラを置いているところもあり、
運営者は「アメリカの食の危機は
もはや絶望的なところまできています。
アメリカ人はようやく理解し始めたのです」
と話す。

この屋台は農家と消費者が一体となって
運営されています。
つまり、消費者は無農薬や
有機栽培の野菜や果物を
手に入れるために
農家にその代金を
前払いしているのです。
代金の投資だけでなく、
農作業の手伝い、
洗浄や仕分け作業、
屋台までの配送まで消費者が分担して
参加しているという。

「生産者と消費者の融合」の運動は、
1985年頃から始まり、
現在、全米で1万2千軒以上の
屋台が活躍しているという。
生産者と消費者が一体となって
「食の安全」を確保しているシステムを
「地域支援型農業=CSA」
(Community Supported Agriculture)
という。

消費者は農家に野菜などの代金を
前払い(1年から数カ月分)、
収穫された野菜や果物を
定期的に受け取るのです。
この運動の裏には、
「グローバル化の本家」
「ファーストフードの国」との
強いイメージのアメリカで
「食の安全」に対する強い危機感があるからです。

1990年後半から急速に拡大した
「遺伝子組み換え作物」の
安全性を巡る激しい議論が
CSA運動のきっかけだったという。
その後の流通業界や
外食産業の急激なグローバル化、
大規模化、工業化が進むにつれて、
食の安全に対する関心が高まったという。

食品メーカーの急速に効率化を
推し進めた過程で衛生面の問題が噴出。
野菜の衛生管理のずさんさから
O-157などの食中毒の頻発。
食中毒による死亡者は年間3千人以上。
ハンバーガーなど食肉による
食中毒の経験者は年間数万人。
このような状況に消費者の
危機感が高まっているという。

 以上のレポートは、
NHKスペシャル「日本新生」取材班による
「食の安心 何をどう守るか」
(NHK出版新書)より
引用・改変させて頂きました。


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