DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

You are what you ate.「あなたとは、あなたの食べた物そのものです」

2012年10月31日 | 食育とダイエット
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.319) 


あなたの現在の「ココロ(脳)とカラダ」は、
あなたが今までに「食べてきた物の結果」です。

脳と体が健康か否かは、過去の食べ物の結果です。
この事実を変えることはできません。

なぜなら、あなたの脳も体も、
食物に含まれている物質・成分で造られているからです。

この世に誕生した時の赤ちゃんは、
3,000g前後の美しく健康な姿をしいました。

その後、30年、50年、70年という年月の間に、
ある人は病に倒れ、ある人は健やかに過ごしています。
また、ある人は肥満に苦しみ、
ある人は、美しい体形をしています。

この両者を隔てた要因は一体何でしょうか。

ある人は食べ過ぎだからと言い、
ある人は運動不足だからと言う。
ある人は生活が不規則だからと言い、
ある人は生活環境が悪いからだ言う。
その他、理由は幾らでもあるでしょう。

しかしながら、生命を繋いでいる物質は、
空気であり、水であり、そして、食物です。

その中で、個人の意思で自由に選択できるのは、
「食物」だけであり、基本的に空気、水は平等です。

すなわち、病気になるのも、健やかに過ごすのも、
また、肥満するのも、美しい体形であるのも、
「食べた物」の結果の差と言えます。

まさに「You are what you ate.」です。


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ダイエットの目的は、「生き方」を変えることです。

2012年10月24日 | 食育とダイエット
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.318) 


dietの原語は、ギリシャ語の「dieta」(生き方)です。

Dieを辞書でひくと、
「食事療法」の他に「国会議事堂」「議会」とあります。
国会、議会は国民の「生き方」を決めるところです。

ですから、ダイエットの真の目的は
今までの「生き方」を変えて「健康になる」ことです。

単に体重を下げることであってはなりません。
なぜなら、「肥満している」
「メタボになっている」の状態は、
まさに、「脳と体の不健康の証し」であるからであり、
不健康な生き方をしていたからです。

本物のダイエットの手法の原則は、
脳と体を健康にすることでなければなりません。

脳と体の健康のためには、ダイエット中の食生活は、
下記の条件が満たされていなければなりません。

(1)普通の食物を食べること~三食主義。

(2)「食の安全」対策を実践すること。

(3)脳が必要とする熱源と栄養素を確実に供給すること。

(4)六大栄養素の質と量のバランスを考えて摂取すること。

(5)抗酸化物質を積極的な摂取すること。

上記の条件が満たされた方法であれば、
健康減量の実現とともに自然治癒力を高めることができます。

脳の健康を無視し、
首から下の体の体重を減らす手法や方法は、
脳と体の健康を害しますので、
絶対に行ってはいけません。
特に食生活が極端に変化するきっかけになっているのが、
ダイエットを始めたときです。

今、世の中に氾濫しているダイエット法、
例えば、バナナなど単品食品を使う方法、
ダイエット食品類などの加工食品を使う方法、
炭水化物(糖質)の摂取制限をする方法、
その他、多種の方法の情報で溢れています。

その数は200種以上あると思われます。
同じ人体内の余剰脂肪を減らす方法が、
200種以上もあることが不思議でなりません。

そのほとんどの方法は、
首から下の「体」の体重を減らす方法であり、
首から上の「脳」の存在を無視した方法です。

この結果、体重は一時的に減っても、
事後に激しいリバンド現象が生じ、
脳と体の健康を損なう結果を招いています。
若い女性に多発している
拒食症・過食症の「心の病」の誘因になっています。

肥満は「結果」であり、「原因」ではありません。
指摘した方法は、「結果の体重を減らす方法」であり、
肥満の「原因」を改善する方法ではありません。
ですから、事後にリバンドするのは
脳が不健康な状態を回復させるために
生じさせる必然的な現象です。

肥満の原因は、「食べた物」です。
この食の歪みが肥満や健康障害の根本的な原因です。
ですから、食の歪みを改善することが本物のダイエット法です。

You are what you ate.

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「運動不足になって、太った」は、本当か?

2012年10月17日 | 自然治癒力
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.317) 
肥満の原因~ 単純性肥満(5) 


肥満の約90%は、単純性肥満です。
その主な原因論の続きは以下の通りです。

◇運動不足論

「運動不足になって、太った」という人たちです。
定年退職後、自宅でゴロゴロしている男性たち、
勤めていた会社を辞めて家にいる人たち、
会社を辞めて結婚生活に入った女性たちは、
以前の生活環境より体を動かす機会や頻度が少なくなります。
「運動不足になった」生活の背景です。

ところが、普通に生活している人が、肥満を解消するために
運動によって消費カロリー数を増やすことは不可能です。
運動によって肥満を解消する難しさです。

一万歩を分速80mで歩いても
消費カロリーは約300kcalほどです。
体重1kg減らすには約240,000歩、歩く必要があります。

「女子マラソンで42.195km走った選手の
脂肪量の減少は、約300g」との報告があります。
「運動をしてやせる」は、絵に描いた餅なのです。

運動不足による消費エネルギーの減少が問題ではありません。
運動不足になると
血中のインスリンによる血糖値降下作用が弱くなり、
脂肪合成しやすい状態になることが問題です。

さらに、運動不足によって基礎代謝量が減少します。
すなわち、運動不足による問題点は、
代謝機能の悪化によって肥満を促進させることです。

その他に「遺伝論」「熱産生機能障害論」
「脳内アミノ機構の乱れ論」
「ペプチドホルモンの乱れ論」などがあります。

以上のように「肥満」の原因は多様です。
その原因を見極めることが指導者の役割であり責任です。
世の中に氾濫している「首から下の体の体重を減らす」ための手法が
いかに危険なことであるかが、ご理解頂けたでしょうか。

間違った食べ方、食の安全を無視した食べ方は、
「ココロとカラダ」を歪め、病に苦しめられます。
その結果、健やかに逝くことができません。

あなたの現在のココロとカラダの状態は、
あなたが今までに食べてきた物の結果です。
「食べ方」は「生き方」であり、「死に方」です。


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「朝食抜き、二食主義」の人が太るワケは?

2012年10月10日 | 脳とダイエット
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.316) 
肥満の原因~ 単純性肥満(4)


前回の「誤った摂食パターン論」
「朝食抜きで、夜はたっぷり食べる」パターンを
中枢神経系による人体のリズム性から述べました。

それ以外に「朝食抜き、二回の食事」のパターンには、
「インスリ分泌の上昇」による肥満があります。

一日に規則的に三回に分けて食べる人と、
「朝食抜き」の二回しか食事をしない習慣の人たちです。

定期的・周期的に三回に分けて栄養を補給している人の体は、
そのリズムで代謝活動をしています。

ところが二回しか食事をしない人の代謝リズムは、
脳のリズム性から乱れるとともに、
脳と体が日々に必要とする必要な栄養素の絶対量が
不足しがちになります。

すると脳は、補給されてきた栄養素やカロリーを
効率よく蓄えるためにインスリンの量を多く分泌するようにします。

リンスリン量が増えると、
脂肪も多く蓄えられ肥満することになります。

このように「一日二回の食事習慣」が続いている人の体は、
「エネルギー蓄積体質」になっているのです。
この意味は、生命活動を維持するための
生体の防御本能ともいえます。


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「朝食抜きで、夜はたっぷり食べる」~確実に太ります。

2012年10月03日 | 食育とダイエット
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.315) 
肥満の原因~ 単純性肥満(3)


肥満の約90%は、単純性肥満です。
その主な原因論の続きは以下の通りです。

(4)誤った摂食パターン論

「朝食抜きで、夜はたっぷり食べる」人たちです。
一日に食べる量が一定として、食べる回数を
「1、2、3、4、5」とすると
一番少ない回数で摂食した人が肥満します。
反対に回数を多く分けて食べた人は肥満しません。

例えば、一日2,000kcal消費する人が、
「朝食抜き=0kcal」「昼食軽く=300kcal」
「夕食にたっぷり=1,700kcal」
の摂取kcal数が2,000kcalであっても肥満します。

肥満をカロリー数で論じれば、
「2,000kcal-2,000kcal=0」で肥満しないはずです。
肥満をカロリー数という側面からのみで論じている
カロリー神話の崩壊です。

なぜ、「2,000kcal-2,000kcal=0」で肥満するのでしょうか。
その主な原因は、
カロリー神話は人体のリズム性を無視しているからです。

生命脳である視床下部に
人体のリズム性に関わる「視交叉上核」があります。

この核は太陽の光に反応する「明」と「暗」によって、
自律神経系をコントロールしています。

朝は「明」となり、交感神経が優位に機能します。
夜の「暗」になると、副交感神経が優位に働きます。
交感神経は「動的」神経であり、
副交感神経は「静的」神経です。

自律神経系の活性度が高くバランスが保たれていることによって、
自然治癒力(免疫力)は最良の状態で維持されます。

自律神経系の活性レベルの低下とバランスが乱れると、
免疫力が弱まり、病気になりやすくなります。
特に、副交感神経の活性レベルを低下させないことが大切です。

生命活動の基である新陳代謝の「異化作用」である
人体のエネルギー消費は、交感神経が担っています。
食物を人体の成分として吸収する「同化作用」は、
副交感神経が担っています。

朝・昼は交感神経による異化作用が盛んであり、
夜は副交感神経による同化作用が活発に働きます。

すなわち、先の「夕食にたっぷり=1,700kcal」は、
脂肪に蓄積されやすいのです。
朝と夜に同じ物を食べても、
夜のほうが脂肪になりやすいのです。
「肥満は夜につくられる」の根拠の一つです。


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