愛宕神社と言えば出世の石段で有名。
ここを上ると出世するとかしないとか。
なんとなく、山頂の神社にたどり着いてしまった僕は、そういえば出世の石段を上ってないぞ!
神社の鳥居の向こうに石段はすぐに見つかった。
「知らん間に上まで来ちゃった俺は、石段を上る苦労もせずに、いつの間にか出世しちゃうってことか?!」
などと、都合のいい冗談などひとりで思い浮かべつつ、ひとまず写真に収める。
いやあ、それにしても高い、そして急!
帰りくらいは降りてみるか、なんて、それじゃ出世の階段下るだけで縁起が悪いからやめました。
どのみち出世なんてしないけど、でもさすがにねー。
っていうかそれもあったけど、じつは…
はっきり言ってコワいです。
転げ落ちたらどーなっちゃうよ。目がくらむ。
ちょっと急な階段を上がり、辺りをウロウロすると…
入り口を見つけました。
見てのとおり、「愛宕神社」の文字の書かれた提灯が、ぶら下がっています。
そのわきの掲示板には
「なるようになる 心配するな」
の文字が!
なるほど、ちゃんとなるようになりました。
案ずるより進むべし!
どうにかたどり着くものですね。なんちゃって。
でもほんと、なるようになるもんだものね。
ついつい心配しすぎるよなあ、俺。
2008年3月△日 奈良県西大寺
まだ西大寺の写真が残っています。
あとちょっとなのでお付き合いください。
この建物は昭和36年に建てられた聚宝館。
国宝や重要文化財を含む、寺宝を収蔵しているとのことです。
僕が訪れたときには公開されていませんでした。
なんだか美しい建物でした。
2008年3月△日 奈良県 西大寺
本堂にあがらせてもらいました。
境内は自由に入れますが、お堂の中の仏像を見せていただくのには、ちょっと、拝観料がいります。
写真はだいたいどこのお寺も禁止なのですが、いちおう聞いてみたら、仏像はだめだけど、全体の風景なら大丈夫とのこと。
ただしフラッシュ撮影は禁止。
まあ、せっかくなので1、2枚撮らせてもらったのがこの写真です。
たいして面白くもない写真ですが、せっかく撮らせてもらったので。
こういうところの係の人ってだいたいどこに行っても、いかにも人のいい、絵に描いたような関西のおっちゃん、でありますね。
ちょっと言葉を交わしただけで、なんかちょっとホッとしてしまいました。
2008年3月△日 奈良県 西大寺
JRのテレビCMで印象的だった、塔の基壇跡。
これは東塔の跡だそうです。
この基壇に建っていたということは、かなりな大きさですが、寺が栄えていた頃には東塔と西塔の2つがあったといいます。
東大寺と対になるお寺だったのですから当然かもしれません。
このお寺は南都七大寺にも数えられています。
過去にはもっと寺域も広かったのでしょうか。
お寺というのも、長い歴史のうちには栄枯盛衰があるんですねー。
2008年3月△日 奈良県西大寺
あらためて本堂を仰ぎ見ます。
度重なる兵火に見舞われ焼失し、江戸時代に再建されたものだそうです。
CMの効果か、それとも以前からか、多くの人が訪れていました。
ところで、きょう(2009年7月14日)関東地方は梅雨が明けました

2008年3月△日 奈良県 西大寺
たくさんのお地蔵さんが並んでいるので近づいてみると、
頭の上に、たくさんの小さなお顔が並んでいる。
お地蔵さんではなくて、観音様かな。
ずらりと居並んで、世の中を見守ってくださっています。
2008年3月△日 奈良県
空いた時間で訪れたのは「西大寺(さいだいじ)」。
東大寺は有名ですが、西大寺もあるのです。
ちょうどこの頃、関東地方ではJR東海のTVコマーシャルで、この西大寺に「まぼろしの大寺」とキャッチコピーを付けて宣伝していました。
それが頭の中に刷り込まれていたので、まんまと乗せられて行ってみたわけです。
でも別に、幻でもなんでもないですよね。昔からずーっとここにあるんだから。
年に一度くらい、ここで開催されるお茶の会(タライのように大きな茶碗を用いるもの)のようすがニュースで流れたりもするので、知っている人は知っていると思います。
僕も知ってはいましたが、行ったことはありませんでした。
だけど案外と言うかなんと言うか、地元奈良に住んでいる叔母や従妹は知りませんでした。
最寄り駅の名は西大寺駅なのですが、ほんとに寺があるとは思っていなかったんです。
おかしなもんだなあ。