福の祐's Blog ~An Atmosphere Of Peace~

一枚の写真と、しょーもないひとりしゃべりとを、
そのときの気分でゆらゆらと。
だけど、シリウスを道標にして。

6月の雨

2009-07-12 00:08:18 | 音楽

5月に、なぜか昔の自分巡りのブームが起きて、永井真理子のCDをブックオフで買ったりした。
ひととおり聴き直して満足したので、6月には谷村有美のCDを引っぱりだして聴くことに。
僕が持っているのはアルバム3枚。
そのなかの「PRISM」というアルバムの「6月の雨」という曲を、梅雨の雨降りの中でひさしぶりに聴いてみることにしたのです。
そのあと、持っている3枚以降にリリースされたものも聴きたくなって、3枚ほどブックオフで購入。
一枚50円。べらぼうに安かった。

谷村有美って、けっこうCMやドラマの主題歌に使われていたのにマイナーだと思う。
僕も当時、谷村有美を聞いているなんて話は何となく恥ずかしくて、友達にもあまりしなくて、知っているのはせいぜい3人くらい。
かなり親しかった友達でもしらない奴は多いはず。

大学生のとき、学祭の実行委員をしていた友人に、学祭コンサートに誰を呼ぶか、意見を求められたことがあり、谷村有美をイチオシしたことがある(つまり彼は、3人のうちのひとりだ)。
うちの大学の学祭コンサートは、そのときすでにブレイクしている歌手ではなく、まだちょっと出てきたくらいで、これから伸びるだろう、といった歌手を先物買いするというのを、代々の方針としていた(その友人談)。
僕の答えを聞くと、「じつは候補にあがっている」とのこと。
その後めでたく決定したのだけれど、僕はその頃にはいろんなストレスで疲れきっていて、経済的にも厳しかったので、観に行かなかった。
もったいないことをしたなあと、古いCDを聴きながらいまさら思った。
そういうのって、そのときにしかできないことなんだよね。
ほんと、もったいなかったな。
それにもし行っていれば、あの頃ストレスでどうにもならなくなっていたいろんなことが、少しはマシになったかもしれない。
もしかしたら、劇的に何かが変わったかもしれない。

もうずいぶん長いこと、できるだけ過去を振り返らないようにしてきた。
この頃に聴いていたCDだって、まとめて箱に入れて押し入れにしまっていた。
それは、「できるだけ前向きに生きよう」という意識から来たものだけど、
なんとなく、無かったことにしようとしていたきらいもある。
だけど、このCDを聴いていたら、あの頃ほんとうに自分が求めていたものが何だったのか、わかったような気がした。
そして僕は、それを自ら手放したのだということも。
ちょうど、谷村有美を聴かなくなった頃に…。

そして、新しく買ってきた3枚のCDを聴いていくうちに、
「それを手に入れたところで、いずれは失っていた」と考えるようになった。
結局のところ、その頃の僕が漠然と求めていたものは、手にしたとしても維持して行くにはちょっと無理があったように思うのだ。

なんだかわからないままモヤモヤとして、モヤモヤがあることすらわからなくなっていたことが、少しきちんと整理された気がした。
解決したとかそんなのではないけれど、きちんと畳んで所定の抽き出しに納められたかんじ。
心に整理がついたというほどスッキリしたものではないけれど、これからのために、何がどこにあるか把握できていて、必要とあればすぐに取り出せる、そんな環境に少し近づいたようなかんじ。
振り返らないようにしていた、あるいは否定していた過去も、きちんと見えるところに引っぱりだして、それはそれで大事にしないとね。

スーパースター

2009-07-05 23:28:20 | 音楽

マイケルジャクソンが亡くなって、一週間ちょっと経ちましたね。
僕は特に、マイケルジャクソンに対して特別な思い入れはありません。
でももろに、青春時代のバックグラウンドで、マイケルの曲なり映像が、通奏低音のように流れていた世代としては、やはり感じ入るものがあります。
お約束のようにいちどは教室の隅で、あるいは廊下で、ムーンウォークの練習をしてみたことのある世代ですから(笑)。

マイケルの訃報を最初に耳にした時は、さして驚きませんでした。
あまり意外に感じなかったのです。
スーパースターは往々にして短命なものですからね。
ましてや生前の彼は、その運命が故にかなり、バランスを崩していたというか…いや、崩れないために、無理を重ねていたと感じます。
自宅を遊園地にしたり、子供たちを集めたり、詳しくは誰にもわからないけれど。
本人にしてみれば自然なことで、そうする他なかったのでしょう。

きょうはテレビで、石原裕次郎の二十三回忌の特番を放送していましたね。
ものすごい規模、そして一般の参列者。すごかった。
僕は子供の頃、「太陽にほえろ」が大好きでした。
いまでも好きです。
母も裕ちゃんファンで映画をたくさん観ていたようです。

石原裕次郎にしても、美空ひばりにしても短命でしたね。
清志郎もちょっと早すぎるし、尾崎豊なんて…。
少しずつあきらめて、昔の輝きそのままではなく、それを何かに置き換えていくのがうまくできた人は、長命を保てるのかなあ、ともおもいます。
でもそれって、自分で選べる種類のものでもないのかな、とも。
運命って不思議だなあ。

でも、それらの人に共通して言えることは、短命に終わってもそののち、多くの人の心の中に生き続けるということ。
かれらみんな、ぼくらの心の中に生きています。
そして、照らし続けています。
それって、誰にでもできることではない。
尊敬します。そして、ありがとう。


ひさしぶりに買ったCD

2007-05-27 01:08:02 | 音楽

ひさしぶりにCDを買った。
23日発売の、竹内まりやの「Denim」。
発売の2日前に知って、「まあ、土曜日に買いに行こ!」ということに決めた。
ところがきょうは昼間ばたばたして時間がとれず、夕方になってやっと買いに行けました。

CDショップに行ってみると「初回限定盤は売り切れました」の張り紙が!
「なに!?初回限定盤?」そんなのがあったのか!
さいきんぜんぜん『サンデーソングブック(onTFM)』聴いてなかったからなあ。
なにも知らんかった。

別のショップに行っても、初回盤はやはり売り切れ。しかしここで情報を得た。
初回限定盤にはアルバム未収録のB面コレクションCD付き。それも6曲も入っている。
どうせ買うならこっちが欲しいなあ。
こういうとき売り切れになっていると、ますます欲しくなりませんか?僕はなります。
そこでさらにもう一軒あたってみるも売り切れ。

もう駅周辺でCDショップは残り一軒。
なかばあきらめて「こうなったら明日、郊外のショッピングセンターに朝一で車で行ってみようか」などと思い始める。

ところが最後の一軒でついに遭遇!
ラスト2枚のうちの1枚をゲットできました。

やっと手に入れて、とりあえずめでたし。
ゆっくり聴くのは明日のお楽しみです。