2008年6月◯日 大阪天保山
こちらが海遊館の建物。
けっこうド派手というか、インパクトのある建物ですよね。
付近には、きのうの写真にも写っていた観覧車、商業施設、美術館などが集まっています。
この向こうは海。護岸が続いています。
雰囲気としては東京のお台場にちょっと似ていますね。
あっ、まだガンダム観に行ってない。
いま、駅前で建設中の高層マンション。
29階建ての予定だったかな。
もちろん、ここら辺りじゃ一番の高さ。
千葉県で一番高いって話も聞いたような気もするけど、ほんとうかな?
こんなのが駅前に建つなんて、昔は考えてもみなかったね。
この場所は昔からずーっと、駅前の買い物客向けの駐車場だった。
土日は順番待ちの車が列を作るほど。
でも近所の他の駐車場が立体になると、そういう行列はあまり見かけなくなった。
それでもここは平地の駐車場のままだった。
ここで働いていた人たちは、みなさんけっこう高齢化していたから、そういうのもやめることになった一因だろう。
印象深いのはこの駐車場の角にあった古い桜の木。
2年前(3年前だったかな)の春、毎年たくさんの花を咲かせていたその桜の木に、花が咲かなかった。
枯れてしまっていた。
駐車場にマンションが建つと公表されたのは、それからしばらく経ってからだった。
マンションが建つと決まってから、桜が枯れたのか。
桜が枯れたのを汐に、マンションを建てることにしたのか。
そんなことは、まったく関係なく決められてしまったのか。
いずれにせよ象徴的で、ちょっとせつない。
6日の日曜日に『北欧モダン デザイン&クラフト』展を観に、東京オペラシティアートギャラリー行ってきました。
今日は長々と書いちゃってます。
興味のない人には退屈なだけだと思いますので、そういう方は読み流しちゃってくださいね。
展示されているのはスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの北欧4カ国から生まれた家具、工芸品の数々。
なかでも充実しているのが「椅子」の展示でした。
ハンス・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンなど、北欧家具ではおなじみのデザイナーの椅子が盛りたくさん。
構造とデザインとの関係が面白かったです。
構造の工夫がデザインのさりげない個性になっているものが多いんです。
北欧モダンのデザインは、バウハウスなどに代表される機能主義のモダンデザインにはない、「あたたかさ」や「やわらかみ」があるのが特徴だという解説には、なるほどとスッキリしました。
ル・コルビジェの建築やミース・ファンデルローエのバルセロナチェアなど、バウハウスゆかりのモダンデザインの無駄のなさも心地よさを感じますが(あくまで写真などで見るだけですけど)、排他的で寛容さに掛けると思うんです。
あれは異質なものを排除した心地よさじゃないかと。
その異質なものって、ひょっとしたら有機的なもの全てって気もするんです。
それに比べて北欧モダンには、そういう排他性があまり感じられないと思います。
職人とデザイナーがコミュニケーションをとることで生まれた作品が多いことや、北欧の自然のなかで育まれたデザインであることが、そういうあたたかみに繋がっているようです。
西欧の産業社会から地理的に距離があったことも重要な点だそうです。
会期は14日の月曜日まで。
興味のある人は、もうだいたい行っちゃってるとは思いますが、
「ちょっと興味はあるけれど、なんとなーくスルーしちゃってる」みたいな人は行ってみてもいいかもしれません。
こんな企画って、今後なかなか無いと思いますから。
南禅寺にある水路閣です。
この水路閣、『古代ローマの水道橋を参考にして明治23年(1890)に建築された。』とのこと。(るるぶMAP京都 P21より)
明治23年にはもう、ローマの水道橋を見て、同じようなものを作ろうという人がいたんですね。
すごいなあ。
ところで左端に写っている人は、僕とは関係ないたまたま居合わせた観光客の方です。
大勢の人がいて、どうしても誰もいないところを撮れませんでした。
旧宇田川邸正面にある格子戸。
かつて郵便局や診療所に使われたと言うのもうなずけます。
格子戸の手前にはカラフルに花の絵が描かれた側溝のふた。
江戸の職人と平成の小学生たちとのコラボレーションですね。
写真日記
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街角スナップ写真
ひきつづき、てんてんぐーす展から。
大内ぐーすさん作、銀の線香立て。
型を作って銀を流し込んで作ったものだそうです。
いいデザインですよね。
このほかに、千鳥をデザインしたものもありました。
ちょうど、下に敷いてあるこのお皿の模様にあるような千鳥でした。
このお皿もいいですよね。骨董市で見つけたものかな。
ひきつづき、てんてんぐーす展から。
大内ぐーすさん作、銀の鈴です。
一つ一つが手作りなので、それぞれに音色が少しずつ違います。
打ち伸ばした二枚の銀のあいだにラトルを入れて張り合わせてあるのですが、ラトルがフリーの状態で二枚の板を張り合わせるには、それに必要な技術があるのだそうです。
猫を飼っていたら首につけてあげたいなあ。
猫の鈴にしたらおしゃれで贅沢で、いいと思いませんか。
きのうの伺った「てんてんぐーす展」で展示されていた、細川貂々さん作の招き猫。
手前に置いてあるのはスノードーム。
右側にあるのはマトリョーシカ。
ちゃんと聞かなかったのですが、たぶんモチーフはビリケンさんだと思います。
(ビリケンさんは通天閣の上にいる神様だとおもいますが、詳しいことは聞いていませんので、あしからず)
左にちょっと見えているのはダルマさん。赤と青の2色のダルマが並べて置いてありました。
手前に置いてあるのはポストカードです。
ここで展示されているものは、ほとんどのものが購入できます。
とても人気なので、お伺いした二日目の日曜日には、けっこう品数が減ってしまったあとのようで、ちょっと残念でした。
それにしてもほのぼのとした雰囲気でしょ。
ギャラリーの雰囲気も含めて、陽だまりの猫が寝返りを打っているような、ゆったりとした時間が流れていました。