サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

今年一年ありがとうございました。

2010年12月31日 | つぶやき
今年は、元旦から宝塚観劇というイベントから
はじまり、春には思いもかけず職場の異動があり、
すっかり体調を元にもどしたかのようになっていたけれど、
その中にいる間は、いつになれば良くなるのか・・・という
不安で不安で先がみえず泣いていることも多かった。
でも、過ぎてみると、案外早く異動にかかる変調は乗り越えられたかな?
と思う。

今は、まあ別の要因で落ちているけれど、今まで冬と雰囲気が違う。
うまく言葉にはならないけれど、表面的に出来てないことは去年と変わらないように
思われると思うけれど、私の中では「違う」という確信があるので、
まあタイミングがくれば上がってくるだろう。

でも、遠出のお出かけは出来なかったけれど、その代わり?といっては
なんだけど、「宝塚」通いは堅調で(笑)、あの3時間ほどの
ひと時を夢の世界に、おまけに座っているままで(ここが実は重要!!)
味わえるのは、今のような私にはぴったりだ。

おまけに、星組中心で見ていた私にとっては去年、柚希 礼音がひきいる
新しい星組になって、雪組からきた二番手の凰稀 かなめの成長ぶりというか
変化に驚かされた一年でもあった。

クールなイメージが強かった彼女だけど、夏の「ロミオとジュリエット」では、
とても情熱的なエネルギーを感じて、それも観る度ごとにそういったエネルギーが
大きくなっているように私には思えたので、この人がトップになったら
また、柚希とは違うタイプなので、とっても楽しみだな~と、
思っている。

というわけで、しばらく宝塚通いは変わりそうもない。

家族もなんだかんだと言いながら皆それなりに元気だし、
この一年をなんとか無事過ごせたことに感謝し、
またここにきてくださる皆様に、ただひたすらグチグチ書いている
この日記にお付き合いいただけたことにもとても感謝しております。

大晦日、元旦の日本は寒くて地域によっては荒れ模様のようです。
皆様、くれぐれもお気をつけて新しい年をお迎えくださいませ。

最後の最後までぐだぐだの取りとめのない日記となってしまいましたが、
今年一年ありがとうございました。

調子が悪かったのに・・・・(笑)

2010年12月29日 | つぶやき
相変わらず余り調子は良くない。

でも、今日は岡本におばに頼まれた用事があったのでなんとか、
準備に2時間もかけて(だからといって、きれいにしてない)
外に出る。

用事をさっさと済ませておばの家に頼まれたものを届けて、
お昼ごはんを近くで食べた。
その時、調子があまりに悪い私に叔母が「ちょっとお酒飲み」
と勧めてくれる。(笑)
すこし、アルコールが入って元気になったついでに
「ユニクロ」に行ってお買い物することになった。

叔母の家から近いのに、叔母は一度も行ったことがなかった。
自分に行きつけの洋服屋さんがあるからだ。

でも、あまりに良く私が行くので行ってみたかったらしい。
あまりにも安い値段で売られていてびっくりしていたけれど、
色んなタイプの服があって、体に当ててみては
楽しそうだ。
叔母は地味な色が好きだけど、私は派手好みなので、
2人で「その色は違うんちゃう?」なんて話しながら、選ぶこと選ぶこと。(笑)

おまけにカジュアル志向の私はそんな服ばかり選んでいたが、
ジャケット好きな叔母は「+J」のシンプルなでもカッティングの
素敵なジャケットを見つけて大喜び。
おまけに、期間限定で値段が安くなっていたから喜びは倍増。

私といえば、叔母が買ってあげるというのに甘えて
色々買ってもらい、それだけでご機嫌度がアップして
本当に現金。

やっぱり、お買い物って一番の元気になる薬かも?

なんだかよく分からないけれど、考えてしまう。

2010年12月26日 | 読書

東電OL殺人事件 新潮社 佐野 眞一著
東電OL症候群  新潮社 佐野 眞一著


こんな暮れの押し迫った時に、図書館でふと目に止まった本。

ご記憶の方もいるかもしれないが、平成9年の3月に起こった
東京電力のエリート社員だった女性が絞殺死体で発見された事件に
迫っている作品だ。

ただ個人的なことをいえばその頃神戸では「連続児童殺傷事件」が起こっており、
また、母の病状が思わしくなかったこともあって、「こんな頭のいい人が・・・」
くらいの感想で止まっていた。

けれど、時間がたつにつれ「彼女」が昼間は普通に働いて、
夜は「たちんぼ」と呼ばれる夜の女になったのか興味が出てきた。

ただご本人は被害者としてなくなっているし、家族からのエピソードも
得られていないので、その深部に迫ることは不可能に近い。

それでも、周りにいた人たちの、それも取材に協力した人たちの証言だけでも
かなり興味ぶかい。

彼女は、東大を出て東電に務める父とその年代であれば最高学歴を持つ
大卒の母との間に昭和30年代初めに生まれた長女である。

かなりのファザコンだったらしいエピソードを同級生に残しているようだが、
彼女は父を亡くした大学2年生の時に拒食症を発症したらしい。
ただし、この病気がなかなか治らず28歳の時にも再発し、
亡くなった39歳当時の検案書では身長169センチ、体重44キロと
記されていたようだから、症状は良くなっていなかったのだろう。

興味深いのは、そんな体で昼は仕事をして、夜は4人の客を取ることを
自らに課し、そして必ず終電で母と妹の住む自宅に帰っていたこと。
おまけに、土日も休むことなく『仕事』を続けていたらしい。
こんな生活が亡くなる数年前からはじまったようだ。
まるで家にいるのが嫌なようだ。

そして、この事実を職場も家族も知っていたのである。
想像するしかないけれど、彼女に正面きって言えるような状態を
彼女自身が持っていなかったのかもしれない。
母親にすれば、こんな生活を毎晩見せ付けられて楽しかろうはずはなく、
そのことに彼女はどこか自虐的なそれでいて喜びを感じていたのだろうか?

読めば読むほど謎が深まる2冊の本だった。
でも、彼女の生き方に賛成できなくても、共感は出来る女性は多いだろうな~
と、思う私。
上手くいえないけれど、私より上の女性で男性と同じかそれ以上を目指して
いた彼女にとっては、「会社社会」は理解不能になったのだろう。
頭が良くて、そのことでは学生時代には男性からも一目置かれていた彼女は、
「会社」では、そのことだけでは生きていけないことをかなり時間が
たって思い知らされたような気がする。
そのことを思い知った時、彼女は自分を傷つけていく・・・行動に出たような
そんな叫びにも思える。

けれど、きっとこんな感情をもつ女性は彼女だけでなく、
沢山いるだろう。(行動に移すかどうかは別にして)
ちょっと、彼女が愚直すぎたんだと思う私。


クリスマス

2010年12月24日 | 音楽

今日は、あまりのしんどさに教会でのミサにもいけず、静かにテレビを
見て過ごしている。


クリスマスといえば、山下 達郎や松任谷 由実、竹内 まりや
のクリスマスソングが街中やテレビにあふれている。
色んな音楽がクリスマスに向けてつくられる中、皆が聴くと
ホッとするようなクラシックになりつつある・・・。

と、そんなことを跳ね飛ばすかのように日本テレビで
マイケルジャクソンの「THIS IS IT」が放映されている。

個人的には、彼の何ゆえにそこまで「白人」になりたかったのか?
とか、厳しい食事管理をしてあのスタイルを保ったのか(単にプロだから
だと私には思えない)、時には奇行とも思えるほどの行動を繰り返した彼だが、
人間の内部の部分にとても興味がある。

まるで、アメリカの持つ矛盾を一人の人間が抱えているような
殉教者にも感じることが私にはあるからだ。

で、今月彼の新しいアルバムが発売されたがその中にYMOの
「BEHIND THE MASK」が収録されている。
まだ、聴いていないので今度の休みにでもゆっくり聴きたいと思っているのだけど、
動画にものすごい速さで上がっては消えている。(笑)
いわゆる、いたちごっこになっている。

YMOの原曲
マイケルのちょっぴり(笑)

エリック・クラプトンのアレンジ

一つの音楽でも全然演者によって違うし、面白い。
YMOの歌詞がない・・・という強さが、とてもよくいい面に現れていると思う。
イメージがどんな風にも個人にまかされて膨らむから・・・。




おばちゃんは、サンタクロースになるまでに疲れた(笑)

2010年12月23日 | つぶやき
今日は、朝から「もうこんないい天気は年内は
ないだろう・・・」と言う感じで、お掃除。

見えるところはともかく、私には見たくない「隠された場所」があった。(笑)


それは、『換気扇』

病気になってから、掃除なんて全然出来なくなってしまったが、
よくっなってきてからは、調子の判断材料は、朝新聞を読むことが
出来るか?と言うことと掃除ができるか?ということで
してきた。

新聞は、たとえ斜め読みでも、気になった記事だけでも
拾って読むことが出来る日はかなり元気な日だ。

掃除は、始めるまではかなり気が重いけれど、
始めると気分がスッキリしてくる。これは、多分単純に体を
動かす作業をすることが「うつ」には有効である場合が多いからだと思う。

そんな訳で、見えるところはそれなりにだったのだけど、
換気扇はどうしてもそこまでの気力がなくて、この数年間放置状態。

そんな状態だから、汚れも一筋縄ではいかず、なんど洗剤パックを
繰り返したことか・・・・。(笑)
普通に、キッチンペーパーでのパックでは歯が立たないような汚れ具合で
サランラップで汚れている部分のパックを繰り返すこと3回。

それでも、私には満足できる綺麗さとは程遠かったけれど、
もうこれ以上はまってやるとエネルギーが切れる・・・・ので、
今回はあきらめた。
まあ、今度もう少し温かくなって気が向いたらやろう。

で、お昼からはまったり読書してエネルギーチャージ!!


夕方に、怪獣と姫にあってプレゼントを渡す約束をしていたからだ。
今回は、お望みのものをプレゼントしたので、大喜びだ。

今度は、本物のサンタさんを心待ちにしている三人。
だって、まだまだ欲しいものがイッパイあるんだもの!!

失われた私

2010年12月23日 | 読書

「多重人格・シビルの記録」
フローラ・R・シュライバー著 ハヤカワ文庫 1973年

この本は、20年位前に読んでから何度も思い出したように読んでいる本の一冊。

私自身は、今だ出会ったことはないが、昔は多重人格といわれていた
「解離性人格障害」の患者は日本でも増えているという。

一般的には、あまりにも辛い記憶や経験をするとその経験を
覚えておくのが、又は耐えるのが辛いので別の人格にその辛さを
変わってもらう・・・・一度こうやって人格を生み出す方法を
覚えると、何かのきっかけで人格をドンドン増やしていく・・・ものらしい。


なので、自分の人生なのにぽっかり抜けている記憶があったり、
まったく自分がした記憶がないのに皆に誉められたり・・・と、
本人にも摩訶不思議な状態が生まれるらしい。

最近でこそ、この障害の認知度は少し上がって来ていると
思うけれど、この本の主人公は、1962年にこの作者と
彼女のカウンセラーを通じて出会い、そこからまだ10年間かかって
出来た本。

実際の治療にはかなりの困難を極めただろうし、
初めて他の人格をみたときの驚きはすごかっただろうな~と、思う。

で、この主人公はIQは170という頭脳をもち、
美術に造詣の深い女性。
けれども、16の人格を持ち、自分が買った覚えの無い洋服が
箪笥にかかっていたり、ふと気がつくと出かけた覚えが無いのに、
全然違う街にいたり・・・・と、全く自分の行動やその他に自信がない女性。

けれど、彼女自身がカウンセリングを受けていく中で
他の人格がいて、そのれぞれが、全く自分に消えている記憶を持っていることが
明らかになっていく。

それを統合していくことで、彼女を新しく生まれ変わらせようとする
カウンセラーと彼女の試みを、精神医学ジャーナリストの筆者が
あくまで科学的にこの病気にせまろうとしているのがよく判る本だと思う。

その後、ビリーミリガンシリーズが日本でも有名になったけれど、
あのシリーズより、この1冊のほうが私は好き。


でも、こんな本を読んでいるから病気になったんだと・・・・、
疑われそうな本かも?(笑)

ちょっと浮上中

2010年12月22日 | つぶやき
先週末、前の職場の仲良しさんちへ遊びに行く
予定だった私。

でも、週の初めから調子がイマイチでとうとう休んでしまい、
「行けない・・・」とだけメールを入れていた。

今日、だいぶ持ち直したので謝ろうと電話したら、
集まったメンバーで「1月が近いから体調がすぐれないんじゃないか・・・」
と言う話が、出たと聞いてちょっと、というか、かなり嬉しかった。

別に辛さの押し売りをしたいわけではないけれど、
そんな風に辛くなって身動きが取れなくなる人もいる・・・と、
あきらめてもらえたら、それ程うれしいことは無い。

いろいろ文句を言っている間はあきらめ切れないからであり、
あきらめてしまうと案外どうでも良くなることが多い・・・、
と、最近知った私。

ただ、どうしてもあきらめてはいけないことや、物はあるけれどね。

突然の急降下

2010年12月16日 | つぶやき
まあ、今週のはじめから調子は落ちていたのだけど、
久しぶりにドッと落ちてしまった。

寒くなったせいか?今日は曇っていたから曇りのせいか?
などと自分で理由をつけて病院へ行った。

Drは、「思い出したくないだろうし、言いにくいけれど」と前置きをおいて、
「1月が近づいて来ているからどうしても今の時期は
しんどくなると思いますよ。」加えて、来週まるまる休んだほうが
いいとまで言われた。

休むことに抵抗のある・・・、でも明日の自信が無い私は、
とにかく今日と明日の診断書を貰った。

今年は、今までと違う感じで進んできていたし、震災について
かなり冷静に話せるほど頭の方は整理されていたのだけど、
Drいわく、「頭では整理できても、体の反応はなかなか取れない」の
だそうで、そう言われれば、昨日、お使いで外に出たとき
「寒いな~」と思った次の瞬間「あの震災の時の風(空気感)を
今年は感じませんように・・・・」と頭をよぎったことを思い出して
Drに話をした。

そこで、すでに私は震災の記憶を呼び戻していたらしい。

だからといって、今までのようにその場にいるかのような緊張感とかは
感じない。
ただ、ご飯を食べる気力さえあまり湧いてこない・・・。
薬を飲む必要があるから、何かを口にしているだけだ。

Drは、最近「震災関係」で調子を崩している人が増えているから
心配しなくていいと言ってくれた。

きっと、震災から時間がたっていて、「周りにまだ悲しんでいるの?」
なんて言われている人もいるだろうな。


悲しみや辛いことからの立ち直りは人それぞれだし、特にあの誰も
恨むことが出来ないような天災という災害で受けたショックは、
気持ちの持って行き場が無くて難しい。

私自身は、自分自身に限って言えば大きな声で「私も被災者です。」
と言えない、暗黙のプレッシャーを感じている。
どんなことであれやって当然の立場だからだ。
でも、かなり辛いことでも「仕事だから」の一言で
かなり自分の気持ちを押し殺してきた私には、ただ単純に
自分がとても傷ついたことを、調子が悪くなって気がつくのだ。

グリーフワークは、とても関心を寄せられている分野の一つだけれど、
私は、「被災者」のその仲間にも入れない。
そういった孤独感の中にいる私。



ラーメン食べたい!!

2010年12月15日 | 音楽
今日のお昼休み。
男性陣が、「子供のお弁当がなくなったから今日は弁当なしや」
なんて言っている。

「だったら、ラーメンとか寒いからいいんじゃない?」と、話していた私。

寒い中買いに出かけて買ってきたものは、「カップラーメン」

そこから、カップラーメンのどの銘柄の何味が好きかで、
お昼休みが終わってしまった。(笑)

ところで、私は「ラーメン(それもインスタント)」が食べたくなると
鼻歌で歌ってしまう歌う歌がある。

矢野 顕子が歌っていた「ラーメン食べたい」。
今もこの動画をみながら、無性に食べたくなっている私なのである。(笑)