サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

突然の急降下

2010年12月16日 | つぶやき
まあ、今週のはじめから調子は落ちていたのだけど、
久しぶりにドッと落ちてしまった。

寒くなったせいか?今日は曇っていたから曇りのせいか?
などと自分で理由をつけて病院へ行った。

Drは、「思い出したくないだろうし、言いにくいけれど」と前置きをおいて、
「1月が近づいて来ているからどうしても今の時期は
しんどくなると思いますよ。」加えて、来週まるまる休んだほうが
いいとまで言われた。

休むことに抵抗のある・・・、でも明日の自信が無い私は、
とにかく今日と明日の診断書を貰った。

今年は、今までと違う感じで進んできていたし、震災について
かなり冷静に話せるほど頭の方は整理されていたのだけど、
Drいわく、「頭では整理できても、体の反応はなかなか取れない」の
だそうで、そう言われれば、昨日、お使いで外に出たとき
「寒いな~」と思った次の瞬間「あの震災の時の風(空気感)を
今年は感じませんように・・・・」と頭をよぎったことを思い出して
Drに話をした。

そこで、すでに私は震災の記憶を呼び戻していたらしい。

だからといって、今までのようにその場にいるかのような緊張感とかは
感じない。
ただ、ご飯を食べる気力さえあまり湧いてこない・・・。
薬を飲む必要があるから、何かを口にしているだけだ。

Drは、最近「震災関係」で調子を崩している人が増えているから
心配しなくていいと言ってくれた。

きっと、震災から時間がたっていて、「周りにまだ悲しんでいるの?」
なんて言われている人もいるだろうな。


悲しみや辛いことからの立ち直りは人それぞれだし、特にあの誰も
恨むことが出来ないような天災という災害で受けたショックは、
気持ちの持って行き場が無くて難しい。

私自身は、自分自身に限って言えば大きな声で「私も被災者です。」
と言えない、暗黙のプレッシャーを感じている。
どんなことであれやって当然の立場だからだ。
でも、かなり辛いことでも「仕事だから」の一言で
かなり自分の気持ちを押し殺してきた私には、ただ単純に
自分がとても傷ついたことを、調子が悪くなって気がつくのだ。

グリーフワークは、とても関心を寄せられている分野の一つだけれど、
私は、「被災者」のその仲間にも入れない。
そういった孤独感の中にいる私。