サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

聖地 宝塚 で気づかされること

2014年03月25日 | 宝塚・エンタメ
時々、「宝塚で観劇するのは初めてなんです。」という方と

ムラ(宝塚ファンは、宝塚大劇場をムラで観劇するという表現を使う)で、

観劇することがある。



宝塚駅で待ち合わせて、お会いしたときから既にテンションが高い。

『聖地 宝塚』での観劇は、それほど特別なものらしい。

「宝塚」という駅名、そして、そこに連なる店舗に貼られている、

スターのサイン入りの公演ポスターを見て、すでにキャ~と

なっている。

大劇場へ向かう花の道も、そこを歩いているだけで幸せそうだ。


そして、当然宝塚市にあるので、宝塚市のものには、

「宝塚」と名前が入っている。

マンホールの蓋に「宝塚」と、入っているだけで

またまた「きゃ~、『宝塚』って入っている~~」と、テンションが上がっていく。


幸か不幸か、私にとっては、宝塚とは、宝塚大劇場のことなので、

正直、こんな新鮮な感激を持ったことが無い。

なので、その人たちの気持ちは、「きっと嬉しいんだろうな~」

という推測の域をでないのだけど、

こんな幸せな喜びのおすそ分けをいただける時、

私にとってもは幸せな時間であり、新たな発見をするときでもあったりするのだ。

普段、身の回りで、当たり前に思っていることが、

当たり前ではないのだと気づかされる時だったりもする。






宝塚について・・・雑感

2014年03月25日 | 宝塚・エンタメ
今年は、宝塚が100周年と言うこともあって、マスコミもにぎやか。

他の人から見れば、へぇ100年もやっているの?位だと思うけれど、

数年前から、劇場では、100周年に向けてのイベントが

チョコチョコ行われるようになり、改めて宝塚を私なりに

考え直す時間になった。


宝塚は、女性だけの劇団で、女性が男の役をやり、とんでもなく

濃い化粧をし、とんでもなく派手な衣装を着ている劇団だ・・・

という位の認識は、多くの人に共有されているものかな?と、

思う。

でも、実はこれは凄いことだと、思うようになった。

『イチイチ、こんな劇団でね〜』なんて説明が要らないのだ。

観た事があるなしに関わらず、興味があるなしに関わらず、

気持ちが悪い・・・という感想を持つ人でも、結局は、

「宝塚の存在」を知っているのだ。

色んな人と情報の共有化をするのは難しい。

この「多くの人が、ある程度の認識を持っている・・・・」こと自体がすごいな〜

と素直に思う。

これは、100年続いてきたからこそなんだと思う。

続いてきたのは、モチロン、劇団の関係者の努力、多くの劇団員の努力、

そして、これまで宝塚を支えてきた多くの観客たち。

このどれが欠けても宝塚は100年続かなかった。


そして、関西にこの劇団が存在することが、素直に嬉しい。

ほとんどの情報が、東京から発信されているにも関わらず、

「宝塚」は、その名の通り、兵庫県の宝塚市に本拠地を置いている。

毎月、宝塚で公演し、そして東京の専用劇場で公演を行い、

東京へ情報を発信し続けているのだ。



個人的には、兵庫県にあるのもポイント。

私には、「劇場が近くて便利」くらいの認識だったけれど、

関西の中で、全国的に発信できる規模の文化として、

『京都には日本の伝統的文化』、『大阪には笑い』と言う文化がある、

兵庫には、『宝塚』以外めぼしいものがない・・・と

(阪神タイガースはありますが)、認識したとき私は、

いっそう宝塚への愛というか、執着のようなものが生まれた。

こんな貴重な文化を大事にしなくて・・・どうする!!

と、私一人が、粛々と観劇しても始まらないと言えば

始まらないけれど、でも、塵も積もれば山となる・・・・と、

信じて宝塚に行きます!!

結局は、行きたいだけなんですが・・・。(笑)





2月 宝塚大劇場 花組公演

2014年03月23日 | 宝塚・エンタメ
現在の宝塚で貴重な男役芸を持っている人だと思う 男役 蘭寿 とむ の退団公演。

彼女を観ることができるのも最後・・・ということで、

3回見ました。

お芝居は、生田 大和の大劇場 デビュー作。

ストーリーよりも、セットの転換が、盛り込みすぎ?なんじゃないの?と、思うほど、

めまぐるしく、そこで疲れた私。

スーツ姿の蘭寿は「これぞ宝塚の男役!!」と、納得してしまうほど格好いい。

椅子に座っているときの足の組み方や腕の角度やら、イチイチ格好いい。

これぞ、男役芸!!と、思わせてくれる。

退団公演らしく、お芝居も退団仕様で、そこに泣いてしまう。(笑)

ストーリーに・・・、というより、個人的感情が・・・・勝ってしまいました。


ショーは、斉藤 吉正。

彼は、お芝居もショーも書く演出家。

ショーは、彼のオタクな世界観が満載になることがファンの間でも

ある種の了解事項。(笑)



なんか、ゲームやら、アニソンやら・・・・そこから派生する衣装やストーリー。

そのこと自体は別にいいけど、「それが新しい宝塚のショーなんだ!!」なんて彼が思っていたら、

「それは、勘違いです」と、言いたい!!

私が、名古屋 中日劇場での「シトラスの風」を見た直後の正直な感想は、

「これは、ひどい。やっちまったなサイトー君」だった。

実際、ロビーでもそんな声が聞こえていた。

音楽は、聴きなれたものが多いので、なじみやすさはあるかもしれない。

まあ、それも諸刃の剣となりますが。

全く盛り上がれない中詰め。

あれは、どうにかして欲しい。

それでも、回数を重ねてみているうちに、彼女たちの頑張りで、

いいショーになっていましたが・・・。

生徒には、力があるので、そんなところに頑張らせないで欲しいけれど。

ただ、後半の蘭寿の軍服姿からの流れは良かったです。

宝塚の代名詞「男役の黒燕尾」。

これは、格好いいし、下級生が蘭寿を意識して集中して踊っていることが

ひしひしと客席に伝わってくる。

ほんとあの、緊張感を持つ場面は、是非劇場で多くの人に見て欲しい。

テレビでも再現したりしているけれど、あの空間の中で、

黒燕尾の男役を感じて欲しい・・・と、いつも思う私です。


蘭寿は、春に東京公演で退団してしまうけれど、

最後に、いろんな感動を与えてくれたことに、感謝の気持ちをこめて、

ありがとう。









1月の宝塚大劇場 星組公演

2014年03月23日 | 宝塚・エンタメ

3月も下旬に入って過去を振り返るのは、どうかとも思うけれど、

1月は、100周年幕開きの公演ということで、

現在宝塚を代表する 小池 修一郎作の「眠らない男 ナポレオン」が

上演された。

音楽は、宝塚でも上演された「ロミオをジュリエット」を作った

プレスギュルビック氏が担当。

演目発表から、大々的に宣伝し、公演前から劇団が

「世界へ発信するミュージカル」をつくると息巻いていた作品。

でも、私は醒めていた。

小池先生のオリジナルは、危険。(笑)

おまけに、恋愛至上主義の話は、記憶にないほど、書いていない。

だからなのかナポレオンの少年時代から最後まで描くなかで、

ジョゼフィーヌとの恋愛を絡めてのストーリーだと知ったときに、

「これは、無い!!」と、決め付けてしまった私。

はい、本当に「無い!!」でした。

ナポレオンは、起伏にとんだ人生を歩んでいる人なので、

エピソードも多い。

そのエピソードが、写真のように、ハイ1枚、ハイ1枚と続くので、

個人的には、誰にも感情移入できずに終わりました。(笑)

まあ、私にとっては、「記念公演だった」ということだけが残った演目となりました。



褒められたい私。

2014年03月23日 | 美味しい物




3月初めに、「どうしてこんなに疲れているのに、ケーキを焼いている?私はおかしい!」

なんて思いながら、仕事が終わり帰宅してから、いそいそケーキを焼いたのを

皮切りに、毎週ケーキを焼いている。

ケーキが焼けているときの甘い香りが、ホッとするのが一番の原因だと思う。

この水曜日に、私用でどうしても昼から休まないといけなかった私。

ただし、この昼から丸々休むことには、不安がつきまとう私。


発病してからの社会復帰途上の中で、初期の頃は

『無理せず、集中しだすと、体の疲れを感じにくくなり、バタンと寝込んでしまう』ので、

「真ん中あたりで、休暇を・・・」という、Drやカウンセラーからのアドバイスや

職場の人の理解もあって、昼から丸々休んでみたら、私自身が感じていなくても

やはり疲れていることは確かで、家に帰ってぐっすりと寝てしまい、

夜に目覚めて、そのままリズムが狂って次の日もダメになる・・・というパターンが続いた。

なので、今度は『真ん中あたりで、1~2時間早く帰らせてもらう・・・』と言う風に

変えて試してみた。

これだと、リズムが狂わないというということが判り、いつのまにか

そういう自分のパターンが出来てしまった。

この方法で、なんとか乗り切れるようになってしばらくたつけれど、

やはり半日丸々休むのは、 「正直怖いな」 と思っていた。

私用が終わった後の私の時間をどう過ごすか・・・・?と、

そこばかりを考えていた。

で、最近マイブームになっている「ケーキを作る!!」という行動で、

『魔の時』夕方を乗り切った。(笑)

えらくたいそうに書いているが、仕事に行くのは当たり前。

でも、こんな当たり前のことが出来なかったときの挫折感は、深い。

だからこそ、不安がつきまとう。

ケーキは、簡単にできるヴィクトリアン・ケーキ。

春らしくマーマレードのジャムとココナッツをあわせてみました。

当たり前のように、職場にもって行き、女子限定で食しました。

ここで、皆に、「褒めてもらえるのが嬉しい」

そんな褒められたい私です。(笑)













月組 「宝塚をどり」「明日への指針」「TAKARAZUKA 花詩集」

2014年03月22日 | 宝塚・エンタメ
3月21日から、100周年記念公演となる月組公演が始まった。

初日が、休日だったので、チケット購入。



公演期間中、各組トップコンビも出演するという、華やかな公演。

そして、100期生39人の初舞台でもある。



開演前から、初日ならではの興奮に、100周年の興奮もあわさり、熱気溢れているロビー。

劇団関係者も、劇場入り口でお出迎えしてましたが、私は、理事長の小林 公一 さまに、

釘付け。(笑)



「なんで、そんなに姿勢が悪いの!!」

「多くのファンが、理事長だと認識できる分、目立っているよ!!」

と、心の中で突っ込みながら、席へと急いだのでした。




どうにも止まらない・・・・

2014年03月10日 | 美味しい物


続けて身内に変化があり、思いだすことがいろいろある日々。

そんな中、先週くらいからケーキ作りに、はまっています。

先週の水曜日に、「もうこんなにしんどいのに、どうしてケーキが作りたいんだ!!

何をやっている自分」と突っ込みながらも、ケーキを焼いてしまった私。

こんな時、頭をよぎるのが「もしかして、躁に入ったんじゃないか?」という不安。

でも、どうしても焼きたかったのだ!!

ケーキが焼けるときの甘くて、なんとも言えない香りに満たされる。

子供の頃、毎週土曜日は、ケーキを焼く日だった。

母と弟たちで、ケーキを焼いて、わくわくしながら食べたことを思い出した。

何か、思い出すことがあって、ケーキを焼いたのかも知れない。

でも、そんなことよりも、目の前のケーキに・・・・・、満たされる。

美味しかったし、会社に少し持っていって、皆でわけて食べた。

こんなことも楽しい。

で、昨日の日曜に「タルト・タタン」もどきのアップルパイを作ってみました。

りんご4個分の重くない、優しいケーキになりました。

これは、今日会社に少しだけもって行きました。

とても忙しかったので、りんごの持つ、甘酸っぱさがホッとするケーキになりました。

って、自画自賛の私です。(笑)



寒さが続くせいか・・・・

2014年03月01日 | つぶやき
今週、母の弟が亡くなりました。

76歳でした。

入院をしていて状態は悪かったのですが、こんなに早くやってこようとは、

と、動揺を隠し切れません。



私を、初めて宝塚へ連れていってくれた叔父。

叔父には、男の子しかいなかったので、姪の私を可愛がってくれ、

『女の子は、宝塚は観とかないと!!』と、連れて行ってくれました。

今宝塚が好きなのも、このおじがくれた、きっかけが大きかったです。

そういった意味でも、とても感謝している叔父です。

病気が良くなるきっかけになったのも、宝塚だったし、

安定を図るのに一番の薬が「宝塚」という、私にとってはかけがえのない存在。

そんな大きなものを残してくれた叔父に感謝。