OnePointStore.com STAFFBLOG

旧★キャバリアのふく★ブログ

怖い話

2008年01月31日 | スタッフコラム
仕事には、義理系と合理系があり。

言葉の通り義理系は、義理人情でやるもので、
仕事の対価はお金でなくて「情緒」や「意義」となる。
義理100%の仕事を、ボランティアと呼ぶ。
一方合理系は、「お金のため」に割り切ってする仕事のことで、
仕事の対価はお金なので、そこに「情緒」や「意義」を求めてはいけない。
ビジネスライクに、が信条となる。

楽しい仕事とは、合理5:1義理 くらいのバランスか。

合理で引き受けたつもりなのに、
いつのまにか義理になっていた・・というのはよくある話。
対価としてもらえるのは、情緒ばかり・・みたいな。

たとえ義理仕事であっても、対価が「意義」の場合は良い。
「修行時代」や「奉仕活動」がそうであるように、
仕事の受け手側は、
お金には変えられない経験や技を獲得したり、
「ちょっと良い気分」を体感できるというメリットがある。

悩ましいのは。
仕事の対価が「情緒」の場合。
相手からは「感謝の言葉」とか「次への期待」なんかが貰えるのであるが、
そこには明確な「貸し・借り」が発生しているのだ。

“借り”はすぐに忘れるけど
“貸し”はなかなか忘れられない

“借り”たことは無かったことにしたいものだが
“貸し”には利回りを求める

これが人情ってもんよ。

義理系の仕事を他人にお願いするヒトの中には、
律儀にそれを覚えていて“借り”を返そうと頑張るヒトもおりますが。
多くの場合。
義理仕事を他人に振るような人物は、
“貸し・借り”の概念が果てしなく甘い輩が多いのが事実。

「対価は情緒で充分だろ」と思っていたりするし、
また、
自分の“貸し”と利回り計算はしっかりするけど“借り”については無頓着。

「あの時奢ってやった」みたいな情緒的な貸しをいつまでも覚えていて、
「だから今日は奢ってよ。」と、何度も何度も平気で言える・・みたいな。

果たして。
そんな人物に一度でも「借り」をつくってしまったら、
帳消しになることはまずない。
返せども、、返せども、、だ。

また。
義理人情で仕事を振るヒトというのは、
義理人情に弱い人物を誠に上手に探し当てる。
そして離さない。

「ビジネスパートナー」とか「アライアンス」「win×win」などの
ちょっとワクワクするような言葉を駆使して
合理系のニオイを振りまくのであるが、
その対価はえてして、
「お金」ではなく、「意義」でさえもなく、「情緒」である。
それを、仕事を振る人物に分からないように
目くらましする技能に長けている。

そういうヒトは
“割の良い仕事”なんて言葉も大好き。
通常300円で受けられる仕事を、3000円で引き受けた。
すごく儲かった。割が良い。
でもこれは、まっとうな商売ではない。
そういうことを、自覚しているかしていなかは別として、
人間はやっぱりちょっと可愛い所があり、
心の奥の奥の方で「まっとうではない」ことに抵抗感があるものだ。

で。どうするかと言うと。
共犯者をつくっておくんだね。
善良な市民である私達は“割の良い仕事”を振られることになる。
そしてそれをやってしまう。

「だってこのヒト、いつだって義理系の仕事ばかりで、
 貰うのは「情緒」ばっかり。
 こっちには“貸し”がいっぱいあるんだから
 この辺で返してもらわなきゃ。」

と、賢く立ち回ったつもりになる。

ところがどっこい!
この“割の良い仕事”は、ワタシの新たな“借り”として、
確実に積みあがり、利回り計算されて、請求されることになる。

オトナの世界って、怖~い。

がんばっちくれー

2008年01月31日 | スタッフコラム
今日お会いしたのは、「夕日研究家」という肩書きも持つ
著名な俳優さんで。
今年還暦だそうですが、
とてもじゃないけどそんな風に見えませんでした。

今の時代、40代以上の男性の方が、
セクシー?

私が年を取ったせいもあるし、
若い時からオヤジ好きなせいもあると思いますけど。

今の若い子(30代くらいまで)って、
なんちゅーかこう、ユニセックスな感じでしょ。

内側はそんなに変わらないと思うんだけど、
表現がこう、ソフトというか、
優しいというか、油っぽくないというか、ギラギラ感がなく。
女の子みたいにソフトな表現で。

「お願い!なんにもしないから!!!ちょっと寄るだけ!」とか言って、
もっとヤンチャだと「先っちょだけ!!」みたいなワケの分からない文句で(笑)
拝みたおしてホテルに誘う、
みたいなアグレッシブさがないんじゃないか(想像)。

または、
そういうことがカッコ悪い的な風に思っていて、しない。みたいな印象。

「なんにもしないから!!」が良いとか、
それを全ての女子は望んでいるということではなく、
そーゆーヤンチャな馬鹿っぽい遊び心を死ぬ気守って来た男というのは、
独特なチャーミングさ、セクシーさがあるもんでさーね。

今の若い子達は、もうちょっとエレガントよね。良く言えば。

女の子の気持ちを大事にしたい風な「良いの?ほんとに?」的に
お伺い立てる系なアプローチが似合う感じの男子が多い。(気がする)

つまらん。(個人的に)

多くの動物がそうであるように、
オスはやっぱり。
飾り立てて、ダンスを踊って、必死にメスにアピールする役割りを
勝って出ていただかないとだね。
メスは「いやだわ。こまちゃうわ。どうしようかしら。」と
淑女を演じることができないではないか。
品格もなにもあったもんじゃないわよ。

がんばっちくれー。人間男子達。

などと思った。

素敵でしたよ。夕日研究家。
セクシーだったわ。

(別に、誘われたのでもなんでもないのですが。あしからず。)

母の日

2008年01月27日 | スタッフコラム
ワタシは広告の仕事をしているので
流通の話ですと、
今は「バレンタイン」ではなく「母の日」に企画を立てている。

そこでいろんな資料を見るのであるが
30代~40代の女性が母親(実母・義母)に贈るプレゼントの金額は、
平均して3000~4000円位だと知って愕然とした。

そ、そ、そんなに安いの!!!

うちの母は毎年、自分の欲しいものを自分で買って来て、
レシートを持って玄関に立ち、私の帰りを今か今かと待っている。
ワタシはすごすごとお金を払う・・というのがセオリー。

だいたい金額は1万円くらいなものなんだが、
時にはもっと高いこともある。
その場合は「アンタ2万円だけ払って」とか言ってワリカン交渉する。

そして必ず、
「今回はこれにしておいたけど、アンタね。お友達の○○さんなんか、
 娘さんからヴィトンのバッグを買ってもらったんだって。
 ○○さんなんてね、温泉に連れて行ってもらったんだって。
 湯布院だよ、湯布院。大名旅行よ。
 良い娘さんを持って羨ましいわ。あたなたももっと稼がなくちゃね。」
などと言う。
「今回はこれで勘弁してあげる」くらいな物言いである。

「すみませんねえ。甲斐性無しで。ワタシはこれで精一杯ですよ。」と
ワタシが詫びながらお金を渡すと、
「分かれば良いのよ。もっと頑張りなさいね。毎度あり!」である。

一方、息子達(ワタシの兄と弟)からは、
電話を貰えれば充分と考えているらしく、
お花が届いたりすると
「見て!優しい子供達だよねえ。」と嬉しそうにしている。
早速電話をかけて「ありがとね~」とお喋りしている。
そして贈ってもらったモノを玄関に飾ったり、
お部屋の一番良い「ママコーナー」に置いたりして大事にしている。
「お兄ちゃんは優しいねえ。」とか「まーくん(弟)は気がきくよね。」なんて
言って眺めている。

同じ子供なのに。この扱いの違いはなんなのか・・と思うが。
あまり考えないようにしています。

おっと、話が反れましたが。

そうそう、プレゼントの金額だ。

でね。
ワタシは小躍りして母に報告した。
「見よ!これが現実なり!!今までの私に感謝せよ!」だ。
「お母さんは立派な娘を持ってよかったねえ。かなりハイクラスよ!」と。

母は、
「えええええーーーーー!3000円ぽっちぃ?!
 そんなんじゃパジャマも買えないじゃないのよ。
 ゼロがひとつ足りないんじゃないのぉ?」とか言っている。

「良い?よーーーーーく、この数字を覚えておいてね。
 こ・れ・が、世間の相場なんだからね。3000円から4000円よ。」

すると母は。
「母の日なんてまだまだ先じゃん。忘れちゃうよ。」だって。

ワタシ思う。
母の日のプレゼントの額を値上げしろという母も、
値下げを要求する私も、
どっちも、なんかちょっと間違っているような気がする・・・。

だけど。そんなことはお構いなしに、
我が家の母と娘の「母の日ギフト」の攻防戦は続くのです。
今年もきっと。

ああっ!男の子に生まれたかったっ!!!

ちなみに。
「今年は何を買うつもり?」と聞いたら、
「キッチンをリフォームしたいな~。」だった。

旦那に言え、って感じ。

謎の営業マン

2008年01月26日 | スタッフコラム
ある代理店の営業マンのお話。

彼は50代半ばの営業マンで、物腰はとてもソフト。
しかし、とても謎めいた所があり、
最近のワタシの「お気に入り」というか観察対象のひとつになっている。

まず最初に。風貌がとてもオモシロイ。
白髪になった「のび太」のようなヘアスタイルに、
ねずみ色のスーツ。
なのに足元はいつも赤いスポーツシューズ。

「自宅から会社までランニングで通勤」といったライフスタイルなのかしら・・と
思いましたが、階段を下りる時は必ず手すりを持っていて、ちょっと危なっかしい。
健脚というには、ちょっと心許ない感じ。

逆に、
「怪我でもされたのかしら?」と思ったけど、どこに行くのももの凄く無駄に遠周りする。
この間の大雪の時でさえ、暖房が利いている建物の中に
いくらでもエスカレーターやエレベーターがあるのに、
わざわざ外に出て、寒い外階段を行ったり来たりさせられた。
足に怪我をされているとか、リハビリ中ってワケでもなさそう。

性格だけど。
臆病なんだか大胆なんだか、なんだか分からない。
絶妙に分からないところがオモシロイ。

私のような外部のプランナーとクライアントさん(企業)を直接対面させると、
外部プランナーは仕事を横取りするモノだと思い込んでいる節がある。
そういう苦い経験が、実際にあったのかもしれない。

ワタシが彼に会った時まず言われたのが、
「優秀なプランナーさんは、クライアントさんから依頼されているコト以上の提案をして、
仕事を取ろうとされる方が多いけれど、今回はそういうことはナシでお願いします。」だった。

イキナリだったので面食らったが、分からないでもないので、
「はい。」と素直にお返事した。
で、ワタシは。「要するにオトナシクしてろってことね。」と理解し、
クライアントさんの前では発言はせず、じーっとしてようっと、楽だし。と思った。
そして企業さんとの打ち合わせになった時、これがまた笑える程面白かった。

まず企業さんは企画書に対して、質問してきます。
企画の説明は私がする段取りになっていたので、当然企業さんも、
質問は私にするでしょ?
そうすると営業マンがね、今ワタシに企業さんが言った質問を、
言葉を変えてもう一度ワタシに言うワケですよ。
通訳してくれてるのよ。

「今仰った意味は、○○は○○という理解で良いですか?ってことだと思うんですけど、
 これは御社からお答え下さい。」とかね。

それがまた「そうです」か「ちがいます」以外に答えようのないことまで、
通訳するわけ。
しかもその通訳が、若干間違ってたりするからオモシロイ。

かと思うと。
「このプランをもう少し膨らませて、例えばこんな風にはできませんか?」という
コスト絡みの提案を企業からされた時、
こんな時こそ代理店さんにお答え頂きたいのにだな、
その時は「じ~ぃっと」黙ってるの。
賢明にメモとってんだな。

しばし沈黙する会議室。

ワタシは焦ってしまって「そうですね。代理店さんと相談して、改めてご提案致します。」とかなんとか言ってお茶を濁す。

するとですね。
打ち合わせ直後のエレベーターの中で、
「今日の会議での素晴らしかった点」として、「代理店さんと相談して・・」のフレーズをお褒め頂くという具合。
そ、それかいっ!!

そして。
ビルの外に出てから一旦必ず姿を消す。
「ちょっとここで待ってて頂けますか。」と。
寒空の下で、4~5分待たされる。
そして再び登場して「では、また連絡します。」と言われる。
それだけ言うために・・・・。待たされてたわけ?

最初はタバコでも吸いに行ってるのかな?と思った。
が、どうやら企業さんに電話して
次のステップの再確認をしているようだと分かった。
なにかよっぽどワタシに聞かれたくないような彼なりの秘密事項があるのだろうか。
謎だ。

謎の行動はそれだけではない。
夜の十時に「今から資料を渡したいので来社してくれ」と突然電話があり。
もう自宅にいるのでメールで送れませんか?と聞いたら
非常に込み入っているので無理だという。
で彼は。
「ならお届けするのでご自宅の住所を教えてください」と言うではないか。
それもさ、宅急便だと明日になっちゃうし、バイク便だと高いので、
アタシんちまで持って来るって言うんだよ!
ありえん。。。
そうまでして届けたい資料とは・・・。

謎だ。
謎のままであった。

「さっきの話は忘れてください。」という電話が、30分後にかかってきた。

そして今日。
最終の提出物について、変更指示があり。
その変更指示は企業さんが「作業している人に直接伝えたい」と言ったそうだが、
その営業マンが気を利かせて下さって(本人談)、
ヒアリングされた内容だった。

ワタシは、言われた通りに修正して送った。
それは全然、たいした作業でなかったので、すぐ出来たのだが。

その最終原稿に対して。
その営業マンから、こんなコメントが返って来た。

「これで良いんですね。責任の所在をはっきりさせておかないと。
 あなたの校了を頂いたってことで、認識して良いですか。」

おいおい、ちょっと待ってくれよ。だ。

校了というのは、
制作物を印刷したり、作っちゃったりする前に、
企業さんが「ホントにコレでOKです」と確認するモノ、ハンコみたいなもんで。
もしミスがあっても、オレがケツを持ちます!という意思表示みたいな感じで。
実際は、だからと言って、制作会社や代理店が「オレは知らねえよっ」とは言えないんであるが、
そういうこともあるので、
「本当によろしいですね。つくっちゃいますよ。」と、
企業に確認するような儀式でもあるんですね。

それをですよ。
彼はワタシに求めて来たわけです。

うーん。それは・・・。無理というものだ。

前には出るな、だがケツを持て。ってことでしょ。
それはちょっと無理くない?

ワタシは、
「誤字脱字については問題ないと思います。
 だけど削除された所や追加された項目については、
 御社のご指示の通りにしただけなので、最終的な判断はおまかせします。」
とかなんとか言ったのだが。

彼は
「そうですか。。」と残念そうに言う。
そして
「僕の段取りが悪くて、今回はほんとに二転三転してしまって。
 また情報も錯綜してしまってご迷惑をおかけしまして・・・」とか
お詫びの言葉をいろいろ並べた上で、
「あなたも今後も頑張ってくださいね。影から応援してますから。」みたいな
お別れの言葉とも受け止められるようなコメントを追加してきた。

ううううう。
ワカラン!!!

苦悩する熊「ツヨシ君」のごとく、こいつはワタシを悩ませる!

が。オモシロイ。
ここまで絶妙に入り混じった人に会ったことがない。

だいたいはもっと、分かりやすい人達だもの。
嫌な感じの営業マンの場合なら、
ただ偉そうにしたいだけなの、だから宜しくね、とかさ。
丸投げして自分はなんにもしないし責任もとらないツモリよ、とかさ。
オレの言った通りやれば良いのっ!頭使うな!、とかさ。
そういう感じで。

こっちはそれに合わせてあげれば、だいたいOKなんだけど。

どーなのよ、君。
あんまり複雑なセット販売はやってないよーって感じ。
うちはA・B・Cコースのみ。
そう言いたい。

けど。ちょっとオモシロイので引き続き観察して行こうと思う。
お別れコメントを言われたが、作業はまだ途中だしね~。

ペットを飼うということ

2008年01月26日 | スタッフコラム
よく。
「死んじゃう時に辛いから、ペットは飼わない。」
と、仰る方がいますが。

不思議でたまらないよ~。

わたしにしてみれば
「分かれる時に辛いから、恋はしない。」と言っているのと
同じコトだと思うんだけど。

みんな恋してんじゃーん!
それどころか結婚まで。

ちょっとぉ、どーゆーことよ。

恋は別れることを前提にするモンじゃないけど、
ペットは自分より先に死ぬことが大前提だから、
それとこれは、別!ってこと?

そ~れ~は、ど~かな~。

自分だって明日死んじゃうかもしれない、
ペットも同じ、友人も同じ、家族も同じ。
安泰な関係なんて、ないんだよ。
だからこそ、大切にしようって思えるんじゃな~い?

「自分が先に死んじゃったら可哀想だから、ペットは飼わない。」なら
すごーく共感できるんだけどねえ。

私は思うの。
天寿を全うして亡くなって行くペットを看取るというのは、
本当に辛いけど素晴らしいこと。
もう立ち直れない・・・と思うくらいの喪失感や、
絶望や悲しみや苦しみや、なんやかんやを乗り越えて
「ああホントに。あたしはアイツを愛していたんだなー」と思い知るってことは、
自分が生きてるってことの意味を分からせてくれるわけで。
そこまで含めて、ペットと暮らすという福音なんだと思います。

すっごく大好きだった人と、お別れした時と同じで。
その時だって「もう死んじゃいたい」って思ったでしょ?
でも今生きてるじゃん!そしてまた、良い人に会えたじゃん!
それと一緒だよ。と思うのさ。

「死んじゃうから飼わない」なんて言わないでさ。
本当にそれだけが理由なら、変な臆病風に吹かれてないで、飼うべし。
そうでなくて、なんとなーくそう言いたいだけなら、
そのフレーズは禁止とします。

そんな奴は、嫌い。

良かったこと

2008年01月25日 | スタッフコラム
最近一番驚いたことは。

オウムの研究のビデオだった。
NHKでもほんのチョロっとやっていたので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、
これがもう、正真正銘のビックリ映像でした。

オウム君に研究者が二本の鍵を見せる。
1本は緑、1本は茶色。
形はほぼ同じだが、緑の方がだいぶ大きい。

研究者がオウム君に問いかける。
「大きいほうはどっち?」
オウム君は答える。すばらしく明瞭な発音で。

「Green」

研究者は今度はオウム君に緑の鍵を2本見せる。
ふたつとも同じ色であるが、片方は大きく、片方は小さい。

研究者がオウム君に問いかける。
「2本の違いは何?」
オウム君はまたも、素晴らしく明瞭な発音で答える。

「Size」

ひょ~え~
こ、こ、これは、スゴイ!!

私の長年のアイドルであった天才チンパンジーのアイちゃんに
勝るとも劣らない素晴らしさ!

オウムはただの、モノマネ上手ではなかった。
名詞(もしかしたら動詞も)を理解し、
言うべきこととタイミングを、心得ているらしい。。。
そんな天才的なオウムがいたってことに
私は心底ビックリしたのです。

鳥という神秘的な魅力のある生き物の
未知の可能性を垣間見たような気がした。

そして。
今日プレゼンにうかがった会社のロビーに
素晴らしい彫刻が置いてあった。
名前を見たら「島田紘一呂」とあった。

猫の彫刻なんだけど、本当に生きてるみたい。
今にも歩き出しそう!
猫が遊んでいる毛布や紙袋、ダンボールの質感までもが
とても木で出来ているとは思えないほどの素晴らしさ。
しばらくじっくり拝見してしまいました。

一部がネットにあったのでアップしときます。
島田紘一呂氏の作品
うーんこれは、得しちゃった。良いモノみました。
素晴らしかった。

そんなこんなで。
大変な毎日の中でも、やけっぱちになっちまう時にでも、
「わ~、すご~い!」と心がぱあっと明るくなる
プレゼントはちゃんと用意されているのでありました。

毎日

2008年01月23日 | スタッフコラム
ここのところ。
毎日外出して毎日徹夜。
寝るのは明け方から2時間くらい。
フリーになって以来のハードな1週間で
なまりきった体には辛い。

仕事も、気が重い感じの“好きじゃナイ”やつが2つ、
好きな感じのやつが2つ。
毎日交互に締め切りがやってきて。
移動移動で1日中考えていることができないので
はあ。大変。って感じ。

そんな中。
あるメーカーさんの商品パンフレットを作るために、
取材に行って来た。
職人さんやプレスの方とお話していたら、心底和んだ。
私が欲しいモノを一生懸命つくった。という感じが。
そして実際、ホントに素晴らしいモノであり、
一日でも早く、一人でも多くの人に、
この商品を伝えたい、届けたい、と思った。
そのために、頑張ろう!と思った。

心がタプタプと満たされていく感じがした。

それで思った。

こういう充実感があるから、辞められないんだよな~って。
この仕事だって、ものすごいタイトな日程だから
これから山アリ谷ありなのは分かっている。

だけど、最初にこういう気持ちになれているので
そんなコトは全然辛くはなくて(疲れるけど)、
むしろ限界までやりたい気持ちの方が多く、
デザイナーさんも信頼できる人なので楽しみだ。

あたしはやっぱり、
つくり手に近い方が燃えるタイプだな。

あしたは通販雑誌のプレゼンです。
みんなが頑張って作ったもの達の魅力を
分かってもらえる良いな~って思います。
チャレンジ!

嫌いすぎ

2008年01月22日 | スタッフコラム
私の大大大嫌いな数子が
男女産み分け出産について
「神・自然・宇宙への冒涜だ。ふざけるんじゃないよ。
 こんなレベルの低い奴らと、話すことはないっ」と
怒っていた。

私は「おえ~」っとなったんだけど
母は数子がプルプルしながら下品な言葉を
吐き散らかす芸が好きなので
女子高生達がしゅんとしているのを
ニヤニヤと見ていた。

けど。アタシはホント、馬鹿馬鹿しいと思ったので
猛烈なスピードでご飯を食べて、数子から逃げるべく、
自室に非難して早速ブログに書いているところ。

男女の産み分けは完全なものだとは聞いてないし。
もし完全になりつつあるとしても、
それで男女比率の均衡が崩れると、
本気で信じてる方が、
よっぽどどうかしていると思うけどな。

そんなことぐらいで何とかなると思っている方が
神・自然・宇宙を冒涜してるんじゃないなしら。

ほら。ちょっと考えてもさ。
「男」が欲しいのか、「女」が欲しいのか、って所からまず、
なんだか分からないけど、やっぱりそこから、
だいたい半々なわけっすよね?
そこが「自然の不思議」なわけで、
短期的なブームがあって、一時的にどちらかが増えたとしても、
なぜだか分からないけれども、
世界の「数」というのは、
長い目で見れば水にインクを1滴垂らした時と同じように、
均衡化しよう均衡化しようという風に進む。
まるで生き物みたいに。
だから、大丈夫なんだよ。と思う。

百歩譲ってだな。
数子が。
人間の力を加えようとしても
長い目でみれば「ほっとけば自然と均衡化していく」男女比に、
例えば、政治的なチカラが加わって、
軍隊のために「男子」を生むようにという強制力が働くとか
そういうことを危惧して言ってるんだと、考えてあげるとしても。
それは時代が許さない、と私は思っており。

また科学や医学というのは、好奇心であって、
進化を止めることはできない。
だから倫理ってのがあって。

と、いうところまで言うほどの話でもないけど。産み分けって。
国策になるほどに「男女産み分け」技術はまだ、未熟な感じで。
食べ物との相関関係においての、ちょっとした工夫的なね。
そこまででしょ?
ちょっとした誤差程度の、まだそこまでも行かないレベルだと
私は思っている。
まだまだ幸せな医学だと思う。

「頭が良くなるように」って、子供に一生懸命カルシウムたっぷりの食事をつくるとかと、そう変わらなくて。
「女の子が欲しい」って頑張って体に良い何かを食べたり、
種を仕込む日を画策したりさ、そういうのがあって良いと思う。
その努力の末に念願かなって女の子が生まれたら、
それはそれでHAPPYなことだよ。

神への冒涜、って言っちゃう方が、よっぽど間違った科学信仰だし、
浅い自然信仰だと思うのよね。
それが数子の詐欺師っぽい所だと思う。

不思議でたまらないよ。
「そんなことは!!!馬鹿が言うことだ!!!」と言えちゃう所が。

例えばさ。
家督とか、何らかの事情で、文化的なものとか、伝統的なものとか、
どうしも男児を授かりたいと、苦しんでいる女性もいるわけで。
そういう人達が受けている心の傷とかさ、
考えてみたら良いのに。

その癖、道徳だとか真理だとか言いやがるから
あたしは不思議でたまらない。
怒りすら覚える。

自然にお任せして神様からの授かりモノとして
どちらにしても大切に育てなさいという話と、
産み分け努力ってのは、別の話。
全然別の話なのだ。

よそ様のお家のことを とやかく言うのはやめなさい。
品がないわよ。というような話なのだ。

どーよ。

2008年01月21日 | スタッフコラム
今日私は、ある施設の仕事で
流通(スパーやデパート。コンビニとかね。)専門のプランナーにお会いした。

私もプランナーの端くれなんですが、
私はどちらかと言うと、
「この商品をもっと売って」とか
「ココでなんか楽しいこと考えて」とか
「コレに何かくっつけて売れるようにして」といったオーダーに対して、
「楽しいこと」と「それを実現するための仕組み」の
2つを考える人なのです。

どっちかと言うと、モノとか“ちょっと変わった人”ありきで。

モノをいろんな方向から観察し、
「おおお~、君は素晴らしいね!」とモノの良い所を発見し、
そのモノ君の良さを、最大限にアピールしてくれる舞台や
シチュエーションを整えてあげて、
ついでに観客をどっさり呼んで来てそれを見てもらい
お客さんが
「わ~!すごい~♪パチパチ(拍手)」と喜んでくれた上に
喜んでお金を払って行く・・・・めでたし・めでたし。

という仕事でして。

お客さんには
「これオモシロ~イ」とか「へえ~こんなのあるんだ~」と言って欲しくて。

発見して欲しい。

見たことないようなことや、新しい世界。
驚きをプレゼントしたい。

という回路なので、先に「モノ」を見るんだよね。
作り手側目線というか。
コレ、こういう人が見たら喜ぶだろうな~って考える。
じゃあ、こういう人に届くには、どうしら良いかな~って。


今日お会いした先生(プランナー)は、
主婦の「くらし」に関する様々なニーズを
重箱の底をつっつくように、隅々まで拾い出して、

お客さんはこう言ってる。だからこれは「こう売りなさい。」というお仕事。

買わないのなら、買わない理由を聞きだして、
買う気持ちにさせるには、どうしたら良いのか、を考える人。

というより、
「買う気持ち」を優先してモノを仕入れなさい、
「買う気持ち」のないものを仕入れても売れないよとバイヤーにアドバイスしたり、
こういうフェアやチラシを打ちなさい、とアドバイスする。

そうすると、
お客さんは「ああ、こういうの、欲しかったんだ~」と喜んで買う。

と、いう仕組み。

目的は同じ「売る」ということなんだけど。

「これ欲しかったんだ~」と喜んでもらう先生と、
「何コレ?!」とビックリさせて喜んでもらう私とは、
回路が違う。

私は。
年齢や風貌は立派な大人で主婦みたいなんだけど、
ただの見掛け倒しで中身は半熟。という自覚があり、
それを恥ずかしいことだと(最近やっと)知っているので。

今日お会いしたプランナーの先生が、
関東近県の全てのチラシの隅々まで把握していて
かつ、主婦のキモチを隅々まで理解している生粋の主婦のキモチのプロであることに、
ただただ

「この人って、すっっっっげぇぇぇぇぇーーーー!」

であった。

涙目で「先生・・。」とつぶやいてしまったほどに・・・。

あたしは、あたしは、こんな風にはとてもなれない。
主婦になる自信がすっかりなくなってしまった。
全然予定は無いけど。

だってさあ。

30人のモニターに、衣食住全ての項目について的確に質問し、
その答えを全部テキスト化した46頁にもおよぶ膨大なレポートを作成し、
さらにそれを3枚のペーパーに的確に纏め。

その結果としての企画提案がですよ。

たった1案。

1案どころか、あーた!
1行の売り出しコピーですよ。

売り出しコピー1行に、50枚を越す添付資料ですよ。

眩暈、しました。

なんて地道で膨大な作業なんだろうか・・・。
アタシはこれで良いんだろうか・・・。

それを思うとですね。
今まで私はスーパーのチラシは、綺麗に二つになったまま、
触ったこともなかったのですが。

ありがたく。ありがたく。読ませて頂かなくてはならない。
と、思いました。

先生、すごいっす・・・(涙)

ちなみに。
そのコピーがさあ。。。。


オモシロくないの。
どういうコピーかは発表できませんが。

これって、どーよ。(眩暈そして涙)

それでも良いのよ。チラシだから(と言うモノらしい)。
だけど主婦が「あっ!これ私にピッタリ!買い。」となること
間違いなし(なんだと思う。私は半熟だから分かんないけど。)

私にも、この先生が感じている達成感が分かる日が来るんだろうか。
か~ か~

すっかり打ちひしがれて帰って来た。
先生ご本人はとっても素敵な人で、私はとても尊敬している。
だけど。
あたしって、ホント。半熟だあっ しょぼ~ん。

あまりに、しょぼ~ん。なので。
Mr.ドーナツで、ドーナツを買った。5つ。

そしてお家についたら。
母が。

「ご飯ないよ」

さらに、しょぼ~ん。

「打ちひしがれて帰って来たのに。母親は、ご飯ないよー だって。」と言ったら母はガハハと笑っていた。

しょうがないので、ドーナツを食べた。
母が「頂戴」というので「どうぞ」と箱を渡したら。

あんたねー。どうしてこんなに沢山買うの?
どうせ1コしか食べないのに。
3つくらい買って終わりにできないの?
だから、主婦になれないのよ。

さらに、さらに、しょぼ~ん。

であった。

サンタさん

2008年01月18日 | スタッフコラム
ちょっと前の話になりますが。
友人の息子さんに、クリスマス明けに、
「ねね。サンタさん来た?」と聞いてみました。
友人から、お爺ちゃまをはじめ、ものすごく素敵なプレゼントを
たくさん贈ってもらったと聞いていたので。

それなのに。
息子さんは「僕のお家には来なかったんだ。」と
寂しそうに言うではないか。

私はビックリして
「うっそー!だってはっちゃん、サンタさんに会ったけど、
 『これからコウちゃんちに行くんだよー!』って言ってたよ。」と言いました。
それで、なんか焦ってしまい、
横浜で見たコカコーラのプロモーション用サンタトラックの写真まで見せて
「ほら、このトラック乗ってたよ。渋滞してるのかな~?」などと
トンチンカンなことまで言い、
「トラック~?」と怪訝な顔までされちゃいました。

ママを見たら
「ほら、ジイジが言ってたでしょ。ジイジの家にサンタさんが
 クリスマスのプレゼントを預けて行ったよって。」とフォローしてくれたけど、
息子さんは「コウちゃんちには来なかったの。」と言うばかり。
オロオロ・・。

息子さんが寝てからママと話をしたら。
「実はね。コウちゃんは寒いのに夜に独りでベランダに出て、
 『サンタさん。コウちゃんに水族館のパズルをください。』ってお願いしてたの。
 でも水族館のパズルが売ってなかったの。」と教えてくれました。
それでママは、一生懸命さがして、通販で限定で売っているパズルを頼んだのだけど、
手違いがあってクリスマスに届かなかったんだって。
それで別のプレゼントを用意したそうです。

おお~そうであったか・・。

私はそれが心に残ってしまい、お家に帰ってからネットで死ぬほど調べたら、
なんと一つだけ(マジで1種類しかなかった)、
いろんなお魚がいっぱい書いてある子供用パズルがあったので、
早速ネットで注文したら、すぐ届いた。

でも。クリスマスから3日くらいはたっていたので、
「これをどうやってあげようかしら・・・」と思案していたら、
母が目ざとく包みを見つけて「な~に?」と聞いてきた。

事情を話したら即、こんな風に言った。

「あんたそれは絶対、枕元に寝ている間に置かないと駄目よー!」と。

サンタさんは寝ている間に来るに決まってるじゃないのよー。
トナカイのソリに乗ってやって来て、
夜にボクのお部屋に来てくれるから嬉しいんじゃないのよー。
「ここにいたんだー!!」ってのが、醍醐味なのよ。
馬鹿ねえ、トラックに乗ってたなんて、夢がないったらアリャしない。

だそうで。

なるほどね~。と、思い。
友人に頼んで、夜枕元にそ~っと置いてもらった。

で。次の日に遊びに行ったら、
「サンタさん来たよ。」と教えてくれたので、
おおお~良かったと一安心した。信じてくれて。

つい最近。その息子さんが我が家に遊びに来た時、
何を思ったか母が急に
「コウちゃん、サンタさん来た?」と息子さんに聞いた。
もう随分時間が経っているのに息子さんは、すごく嬉しそうに、
「来たよー!!(絶叫)。
 でもちょっと遅れちゃったんだよー。ワハハー」と笑っていた。
母は「良かったじゃなーい!」とご満悦でした。

私はやっぱり、母はすごいなーと思いました。
空と夜とベッドの組み合わせが重要であったとは・・・。
孫もいないので、クリスマスなんてもう何十年も昔のことなのに、よくぞ。

「私達が小さい時のことを思い出したの?
 すごく嬉しそうだった?」と、私が嬉しくなって聞くと、

「違う。自分が子供の時のことを覚えてるの。」だって。
(軽くショック。いろんな意味で。)

母は随分大きくなるまでサンタさんを信じていたんですって。
それで妹といつも楽しみにしていたそうです。
靴下をぶら下げて、ワクワクして寝たんだって。
お婆ちゃんに「早く寝ないと、サンタさんが来ないよ。」と言われて。
「それは困る!」と思ったそうです。

朝起きると、ちゃんとプレゼントが届いていて、
「こんな遠くまで、ありがとうございます。」って思ってたんだって。
電車もない所なのに、やっぱり空を飛べるんだ~って尊敬していたそうです。

頼んだプレゼントと違うモノが届く時があって、
「オカシイなあ。なんで違うんだろう?」と疑問だったそうですが、
今から考えると、デパートもないような所なので、
売ってなかったんだな~と思うと言っていた。

何を頼んだの?と聞くと、
「もう忘れちゃったけど、ハイカラなモノだった気がする。」とのこと。
ワハハ。おもしろーい。

私が覚えているのは、「犬が良いんだ~」と言っていると、
母が「だからあ。ナマモノは駄目なんだよ。日持ちするモノじゃないと。」みたいなコトを言っていて、
「日持ちって何?」と思ったこと、かな。。

あとは、リカちゃんハウスを、高価なモノだと知っていたので、
「さすがに無理かな~」と子供心に思っていたのだが、
駄目モトで書いてみたら、朝枕元においてあって、
アホみたいに興奮してサルのように走り回った記憶。
あんなデカイものを、よく隠しておけたものだと思います。

空と夜とベッドの組み合わせ・・か~。

そう考えると。
デパートなんかでサンタさんとの握手会イベントなどがありますが。
フィンランドの本物のサンタさんが来店!とか。

あれって。もしかしたら、ちょっと大人目線なのかもね。
クリスマス1週間前とかならセーフかもしれないけど。
ホントにチビっ子だと「なんでここにいるの?」って思うかも。
こんなことしてる場合なのか・・?とかさ。
サンタさんて、このデパートでオモチャ買うの??
魔法が使えるんじゃないの?とかさ。
結構複雑な心境かも。

従兄弟がね。
「パパやママ以外にも、ボクのことちゃんと忘れないで
 プレゼントをくれる人がいるんだ。」ってのが重要なんだよって言ってた。
それはホントにそう思う。

だいぶ経ちましたが。みなさんはどうでした?
クリスマスの思い出って、宝物だよね~

なんかちょうだ~い!

躾け

2008年01月17日 | スタッフコラム
うちの馬鹿弟と素敵なお嫁ちゃん夫婦が、
犬を飼ったのだが。

弟は独身時代、私と愛犬と3人(?)で、
マンションに住んでいた時があり、
私が愛犬に変な芸は教えるくせに、
肝心な所は非常識に甘く、
私のベッドで愛犬が寝ていたり、
夕飯の時に愛犬がしつこくしつこく「なんかくれ!」と、
犬用のお盆をガンガン叩いてアピールしたりする行為を、
「ほんとこの馬鹿犬はお行儀が悪い」とブツブツ言っていた。

それで、自分が犬を飼った時に、
「ふく(愛犬)のような馬鹿犬にならないように」と思ったらしく、
人間の食事時間と犬の食事時間をわざわざずらして、
人間の食事の時はゲージに入れて食卓に入れないように慣れさせ、
寝る時も、どんなにクンクンないてもゲージに入れて、
ベッドには絶対上がらせないように慣れさせ、
私が遊びに行くと、
「お利口でしょ~。ちゃんとおとなしくゲージにいるんだよ。
 やっぱりしつけは大事だよ。犬だってその方が幸せなんだよ。
 ハウスも分からないなんて、犬だって良くないんだよ。」と自慢していた。

だが。
お嫁ちゃんや私の膝に「隙あらば上がってやろう!」といつでもチャンスを
伺っている様子や、
ご飯の時間、待ちきれないようにブルブルと武者震いまでしているチビを見て、
さらに、たった10秒程で食事を終え、しつこくしつこく皿をなめ続け、
その上「なんか落ちてねーか」とばかりに、
入念に床のニオイを嗅いでまわるチビの姿を見て私は、
「ふふ。そうかしらね。」と内心感じておった。

そして今日。可愛いお嫁ちゃんから電話があり。
まことに心躍る情報を仕入れた。

チビは。
今では楽々とゲージを超えて、何度戻しても気が付けば、
弟夫婦の愛のベッドに上がりこんで来て、すやすやと眠っているそうだ。
夜はもちろん、外出先から帰って来ても、
「ゲージにいないっ!」と青くなって探したら、
弟夫婦のベッドで、すやすやとお休みになってらしたそうよ。

そしてまた。
カラダが大きくなってきた今は、ちょっと油断するとすぐ隙を見て、
テーブルの上でみかんなどを無心で食べているそうよっ!

お~ほっほっ!
誠に愉快なり~!

「こんな馬鹿だと、お姉さんに預かって頂けないって、
 すごく困っているんです。一生懸命躾けてるんですけど・・。」と
お嫁ちゃんが言うので、
「私は全然ウェルカムだよ!むしろ嬉しいくらいだよ。
 一緒に寝るのなんてへっちゃらだし。」と大笑い。

実はお嫁ちゃんのお父様は、大の犬好きで。
今まで犬がいなかった生活はなく。
お父様が全部世話をされるそうなのだが、
娘から見ても猫可愛がりが過ぎるほどで、
一緒にベッドで寝るし、お野菜やご飯など味のついてないものならなんでも、
自分のお皿から手づかみして犬にあげるような人で、
そればかりか、自分が食べる肉より高い肉をあげたり、
その様子を見て「母と二人で、犬の方があたし達より大事にされてるよね。」と
溜息をつくほどの犬キチなんですって。

多分なんだけど。
うちの弟は潔癖症なので、犬は好きでもそれはそれ、と
割り切って考える所があり、
犬を飼う前に、当然のように「姉の失敗談」を語り、
「僕達の犬はちゃんと躾けしようね。」などと言ったのだと思う。

それを聞いてお嫁ちゃんは、可哀想にきっと、何も言わず弟に合わせてくれていたんだと思う。
でも元々、そういうお父さんと育っているので、
夜にチビがゲージでクンクン鳴いているのとか、
内心辛かったのかもね~と思います。
可哀想で何度か見に行ったって言ってたもん。
うちの馬鹿弟は、犬が鳴いたくらいじゃ起きない鈍感なヤツだから
ワカランと思うけど。

だってさ。
ホントに弟と同じ考えなら、寝室のドアを締めちゃえば良い話で。
そうしなかったって言うのは、きっとそうだと思うんだ。

まあ。賛否両論あるとは思いますが。

わたしは良いんじゃねーの?と思います。
ちょっとしか生きられないんだし。

人間の食べ物をバンバン食べさせちゃうとかは駄目だろうが。
ベッドに上がるくらいはねえ。許してあげて欲しいわよ。
人の気配がするのに、人と離れるのがなにより一番辛いってタイプの犬もいる。

私の愛犬は、私が夜遅い時は母の部屋で寝ていたのだけど、
母が「布団に入っちゃ駄目。」と怒ったら、分かったらしく、
素直に布団から出てたんだって。
でも諦めたけど、やっぱり諦めきれなかったらしく、
前足の片方だけそおおっと、布団に乗せて寝ていたんだって。
私などは、それを聞いただけで涙、っすよ。

逆に大丈夫な子もいるし。

よく、諦めさせることが肝心とか言うけど。
どーーーーしても諦められない犬もいると思うな。
うちの愛犬もそう。
二晩サイレンみたいに朝までずっとクンクン鳴いて、
三日目に私は負けちゃったけど。

夜だけでなく、昼も。
犬嫌いのお客さんが来た時、
和室に閉じ込めていたら、フスマにデカイ穴を開けて突破して来たし。
だいぶ年をとっても、私が2階に行こうものなら、
命がけで階段を昇って来たし。

抱っこして階段を上り下りするのが辛いので、
私が1階のトイレに行く間だけとか場合は、
2階の部屋のドアを閉めて置いて行ってたのだけど、
ついて着たかったみたいで、ドアを何度も引掻いた後が残っている。
もう死んじゃったけど、ドアの傷を見るとキューンとする。
抱っこして一緒に階段を昇り降りしてあげれば良かったって。

そうならないように最初にガツンと躾けすることが大事なの、とかさ。
言われそうだけど。
本当に犬を愛しているなら、犬のためを思ったら、
心を鬼にしても人間が折れてはいけないのです。
それが犬の幸せなのです、とかさ。

そうまでしなくちゃ、本当に駄目なんだろうか・・。絶対に?
言葉も通じないのに?ちょっとしか生きられないのに?
小さい子供がいるわけでもないのに?
クチうつしで食べ物を上げるとかでもないのに?
一緒に寝るくらい、良いじゃん。ね。

まあ、諸説あると思いますけど。

うちの馬鹿弟には、そんなコト言わないで欲しいな~と思うんだ。

今のところ。
「困った子だな~。駄目でちゅよ~。」とか言って
笑ってるそうだ。

半人前

2008年01月17日 | スタッフコラム
仕事の後輩の女子が交通事故にあった。
普通に青信号で横断歩道を渡っていたのに、
いきなりドカーンとぶつかってきたそうだ。
ゴロゴロと転がってカラダのアチコチを痛めたのだが、
幸い、大きな外傷はなく、一応病院には行ったけど、
入院まではしなくて良くて、1週間自宅で安静にしてたんだって。
可哀想に・・・。

首の鞭打ちと腰の打撲だそうで。
会社に出勤できても、コルセットが必要で大変辛いらしい。
彼女はコルセットを素敵なニットでふんわり撒いて、
そんな状態でもキレイな女子を保っていたので、
ほんとに偉いねえと思った。

だけどさ。
外傷がないってのは辛いと言っていた。
「見た目で分からないので、同情されなくて。
 悲しくなりますよ~。
 会社に来れるんだし、随分時間も立ってるから
 もう大丈夫でしょ?みたいな感じで。ホントはとても辛い。」と
嘆いていた。

わかるわ~。傷が見えないとね。ギブスしてるとか。松葉杖とか。
癌とか白血病とかじゃない限り、なかなかねぇ。
それは私もよーく分かるな。
でもショウガナイんだよね、やっぱり。痛さって見えないもんね。
健康だと分からないよ。

これからずーっといつ悪くなるか分からない恐怖と付き合って行かなきゃいけないと思うと、
お願いだから時間を戻して!って気分になると言っていた。
なんで私が・・って感じですけどって。

そうだね~。ほんとに。

彼女は独り暮らしなので、ほぼ毎晩友人と外食か、
お弁当を買って会社で食べながら仕事するような生活だったのだが、
人とご飯を食べると案外首を動かさないといけない場面が多く
(呼ばれて振り向くとか。カウンターだったり。)、
それが辛いので、自炊生活に目覚めたそうだ。

「料理なんかしたことないから、実家に毎日電話して
 母に「これとこれがあるけど、何をどう作ったら良いの?」と
 教えてもらってます。」と言っていた。
まるで箱入り娘の新妻みたいだねえ。と言ったら笑っていた。

彼女はまだまだ若く、美人で、仕事命!みたいなキャリアウーマンなのであるが、
「ちょっとだけ人生について考えました」と言っていた。

そうよ!結婚よ!そして出産よ!
ママになることを考える良いチャンスじゃない!と、
すっかりママになりそこねた私は叫んだ。

ママになって仕事すれば良いんだよ。
私達みたいな仕事は今、主婦感覚をすごーく求められるような時代になって来てるよ。
若い人はお金使わないしね。
30~40代ターゲットの仕事、増えたよ~。
でもさ。私なんてスーパーにも滅多に行かないから、
ママになった友達だけが頼りだよ。
あああ~、結婚しておけばよかった。
そいでもって子供を早く生んでおけば良かった。
私みたいになってはならぬーーー!と。

彼女はビックリして、
「いつからそんなになったんですか?
 全然結婚に興味ないと思ってました。」と言う。

今まではね、「結婚されていらっしゃるんですか?」って聞かれてたのに、
最近「ご家族は何人ですか?」って初めて聞かれたよ。
そいでさあ、私もね。さすがの私もね。
ああそうだ。世間ではやっぱり私はそういう年なんだって、やっと、
やーーーーーーーーっと気付いたよ。
当然そうなんでしょ?という年なんだよね。
それで、そういうことも含めて、経験値がある、と見込んで、
仕事をくれる人もいるんだな~って思ったの。
なのに、あたしゃー、全然、まだ子供なんだよ。半人前の。
恥ずかしいコトなんだな~って、やっと気付いたよ(涙)

と、説明したのであった。

「仕事のために結婚する時代が来たってことですか?」

いやいや、そこまでは行かないけど。
というか、そうは言わないけど。

でも、男性だって
「結婚して一人前。結婚しないと課長になれない。」な~んて時代があったわけで。
銀行とかさ。
女性もそうなって来たのかな~って気もしないでもないな。
少なくとも、女性にとっても、
結婚していることがハンディな時代ではなくなって来てるとは思うよ。
育児で辞めた女性の職場復帰を促進している企業も多いしね。

な~んてことを、ご飯を食べながら話ししました。

「結婚かあ~。」と彼女はつぶやいていましたが、
そうそう、それが大事よ~と思いました。

私は一般の女子が結婚を考える25歳、29歳、30代半ばまで、
すべてを、のほほ~んとスルーして来たわけで。
現実離れしていると言うか、
世の中の多くのコトは他人事みたいな所があり。
それではイカン。もっと当事者意識をもたねば!!と、思いやした。

40歳を目前に控えたこの時期を、逃してはならぬーーーー!!!と。
一生懸命自分に言い聞かせている今日この頃。
これを過ぎたらもうきっと。
40も50も一緒一緒。などと、またいつもの私に逆戻りだ。
目に見えるようだ・・・。

怒りのパワーを活用、しそこなう。

2008年01月16日 | スタッフコラム
よしもとばななのホームページに
ほぼ毎日「日記」が掲載されているのだけど、
それを楽しみに読んでいる。
毎日チェックはできないけど、息子さんのお茶目っぷりや、
仕事先やお買い物先で遭遇した失礼な人の話などが面白い。

抜群にオモシロイのは、やっぱり、
嫌なヤツの話。
あくまでも客観的に、でもかなりキワキワのところで
冷たく扱き下ろす感じが、ゾクゾクするほどオモシロイ。

怒ることは良くないと思われがちだけど、
怒りのパワーというのは、ポジティブシンキングよりも
よっぽどエネルギーが高いのでは?と思う。

例えば。ワタシの場合。
猛烈にムカつくことがあるとき、
「まったくさー!やってらんないよー!」とか言いながら皿を洗うと、
あっと言う間に終わってしまう。

だがしかし。
「お皿を洗うことにも意義を見出し、工夫してみましょう。
 気分次第でもっとお皿洗いが楽しくなります。」
とかなんとか言われて「なるほどねー」と頭で理解したところで、
それは頭の体操みたいなもので、パワーチャージされた感はちょっと少ない。
と、言う具合に。

嫌だけど、やらなきゃしょーがないという仕事がある場合、
怒りをパワーに変えると早く終わる。
感情をブチマケルというのは、ブチマケられた方も大変辛いものであるが、
単純作業に転換すると、迷惑が最小限に食い止められるので
おススメかも。(薦められても・・・って気もしますが・・)

怒りダイエットってどうだろうか?
思いっ切りムカつくことがあった場合、
力任せに走りまわるとか。
いつもは5mも走れない駄目駄目ちゃんな私でが、
その時ならばトラック5周くらいはいけそうな気がする。
(塩辛ひと匙で、ご飯5杯はイケル。みたいな話だよね)

駄目?
駄目かしら~

今日もまた。
ワタシの仕込みが悪くって、
食後に洗い物がワンサカあり。
ポジティブに~、ポジティブに~、と自分に呪文をかけたけど、
やっぱり
「皿洗いって嫌。嫌ったら、嫌なのよーーーーー」と涙目になって来た。

そこで母に
「なんかムカつくこと言って。」とリクエストしてみたら、
私に対する批判をワンサカしてくれたのだが、
下っ腹に怒りがフツフツと沸いて来るとまではいかなくて、結局。
すごく感じ悪い気分になっただけで、皿洗いは全然進まなかった。
失敗なり。

腹の底からムカつくことって、滅多にないのが玉に瑕ね。
そういう機会が訪れたら「チャンス!」とばかりに
トラック5周走れるかやってみようっと。
今から楽しみ!

遠巻きに、じーっと見る。

2008年01月15日 | スタッフコラム
なんだか最近、迷惑メールがものすごーく増えた。
といっても、goo(このブログ)で取得しているアドレスに限っての話だけど。
自分のパソコンとプロバイダーはなかなか優秀なので、
迷惑メールはほぼゼロなんだけど、
gooのアドレスに限って、ここの所毎日ガンガンは入って来る。

まあでも。
gooの全然アドレスは使っていないので、
このブログを更新するときについてに「新着メール」のお知らせが表示され、
「ややっ!」と見に行くと、迷惑メールだったという感じで。
迷惑メールと疑われるモノは、ゴミ箱直行の設定になっているので、
ごみ箱を空にすればお終い。
迷惑メールって件名を見るだけでも下品で最悪で充分不愉快ってことが多い。
それも見なくて済むので、送られても実害はほとんどないんだけど。

なんでかな?って思いました。
分かり易い感じなのかしら?ホント最近、次々来るんだよね~。
まあ良いけど。

さて本題。

動くフィギアの達人(名前は忘れました)がTVで。
オモシロイことを言ってました。

できが良いか悪いかは、子供に見せると分かる。
フィギアを子供に見せた時、
それがどんなに高価なモノであっても、
普通のモノだと子供はすぐ手を出して、ぐちゃっとやっちゃうんだけど、
本当に完成度が高いと、近寄って来て、じーっと見る。
手は後ろ。目線を合わせて、ちょっと遠巻きにじーっと見る感じ。
分かりやすい反応で、これが結構「判断基準」として役に立つので、
ボクは子供達がうっかり手を出せないようなモノを目指しています。

だそうです。
うーんなるほど。と思いました。

子供は純真だから良いモノはちゃんと分かる、とかは言わない。
子供は純粋だから嘘を見抜く、とも言わない。
「子供騙し」って言葉もあるくらいだし。
無垢=本物が分かる=賢いとかも思わないし。
大人の無くしてしまった清い心を持っているとかいうツモリもない。

だけど、子供がうっかり手を出せないモノって、あるよなーと思いました。
迫力というか、なんと言うか。オトナの本気度ってのは伝わるような。
ナメラレナイ感じ?
上手く言えないけど。

チビっ子と一緒に粘土をしていると、
つくるそばから「ぐちゃ」っとされているワタクシ。
「やめてよー!」と言う前に、技を磨かねば・・・と思いました。

説明

2008年01月14日 | スタッフコラム
データが悪いとは言わないけれど、
「科学的データによると」とか
「アンケートデータによると」というフレーズによって
正当化されているいろんなモノについて、
とても胡散臭い感じを持っていて、
母が買ってくるデータに裏打ちされたスグレモノとやらを発見する度に、
だからさ~、それはさ~、ちょっと違うんじゃないの~と、
私なりに説明するのだが、なかなか分かってもらえない。

血液サラサラしかり、ダイエット食品しかり。
データを取る前提条件ってのまでチェックしてるわけ?とか
なんとか言ってみても、のれんに腕押しである。
「だって偉いお医者さんも、良いって言ってたもん!」てなもんである。

これは、ひとえに。
私の情報の伝達能力が低いからなのだが、
なんとかうまいコト分かってもらう方法はないのか?と思案していたら。
この間TVで、うまいこと言っていた。

それは分子ナンチャラ学という、私にはさっぱり理解できない
科学の研究者が言っていた言葉なのだが。

世の中の嘘の八割は、我々専門家から発信されている。

と、いうもの。

ほら、見て~!先生自身がこう言ってるよー!!

先生の仰ることには、
ものごとには、因果関係と相関関係があり、
例えば、
「納豆」と「痩せ」には、なんらかの相関関係がありそうだ・・というのは、
データを取ることによって読み取ることができるが、
なら「納豆を食べれば痩せる」と言えるかというと、
それには「納豆」と「痩せる」ということの因果関係を証明する必要がある。

つまり、
データによって納豆と痩せの相関関係が疑われるからと言って、
まるで因果関係があるかのように思わせることは、嘘に他ならない。ということである。

本来、因果関係と相関関係は明確に区別されるべきであり、
その辺をウヤムヤにしたまま、ヒトに信じ込ませることは、
やっぱり、良くないんじゃないの?と、その先生は言っていた。
モラルを持って、取り組むべき。と。
多くの情報と手軽に身近に接触できるようになった今、
発信者である専門家がまず、一般に晒される情報とその情報が持つリスクを
考慮に入れるべきなのではないだろうかと言っている。

それは、私達消費者に側も同じことで、
チョイスすべき情報が上質であるものかどうかを吟味するチカラが今、
問われているのではないだろうか?

私は激しく納得し、そして
「こう言えば良いのね!やっぱ学のある人は違うねえ。」などと
悦に入り、それでは早速、次回はこう言ってみよう!と思った。

が。
あの母が、最後までヒトの話を聞くかどうかについては、
甚だ疑問である。

最初から「カラダに良い感じがする」「痩せそうな気がする」とか
そんな感じで売ってくれりゃあ良いのに。
ね。

変なデータなんかより、
「中国4000年の不思議」とかの方が、よっぽどロマンもあるし、
やってみようかな~って気もするってモンだと思うけど、
どうやらそんなヒトばっかじゃないので、仕方ないのかもしれないけど。
なーんか、キライなんだよね~。データ信仰みたいなのって。
けって感じぃ。