OnePointStore.com STAFFBLOG

旧★キャバリアのふく★ブログ

幸せ~♪

2006年06月30日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

今日(木曜日)は暑かったですね~。
出勤の途中、ご近所の紫陽花の下で
一休みしている猫ちゃんを見つけました。
猫ちゃんも紫陽花も、暑さでお疲れ気味という感じ。

「暑いねえ」と声をかけると
顔をあげて
「にゃっ」と答えてくれました。

重い重いパソコンを持って
親子食育実習の打ち合わせ。

有名なホテルで総料理長を務めたシェフが
特別講師を務めてくださいます。
とてもお若くて素敵なシェフで、いつもお会いするのが楽しみ。

打ち合わせは運営をお願いしている会社さんで行ったのですが
社長がお手製のお弁当を用意してくださり
シェフが来る前に、それを美味しくいただきました。

手作りのお弁当に涙。
なんて贅沢なんでしょうか。嬉しい・・・。

幸せなランチを食べて お喋りしていると
シェフがご到着。
「今日は暑いですね~」というと
「ミディアムレアになりそうです。」と仰るので
ついつい笑ってしまいました。

食育実習は、今やっている小学校食の学習コンクールや
食育の小冊子といった食育支援プロモーションのひとつとして
実施されます。

今回は、準備から調理実習、そしてお片付けまで
五感をフルにつかった実習としたいと思っています。
食材を吟味して、時間をかけて丁寧に調理し、感謝していただきます。
味わって食べる、楽しくごちそうさま。
きちんとお片づけ。
それら一連の行為を通して、「美味しいってどんなこと?」
「食べるってどんなこと?」を、実践していただく場になっています。

シェフの素晴らしいアイディアの数々に感激。
こういった打ち合わせの時間というのは
本当に幸せタイム。
楽しかったです。

続いてOnePointの打ち合わせ。
改良点を確認し、型紙の修正の仕方をひとつづつ確認しました。

その場でチャチャッと直しながら、
メールで小冊子チームと入稿のスケジュールや
先日撮影した料理写真の確認などを
バシバシやりとり。
どうやら今週末にも、どどーんと重い打ち合わせが必要みたい。
がっくし・・・。
でも、プライドとか嫉妬とか手柄とか、
そういうコトに拘るヒトが入っていないので
激論みたいなことになっても
精神的にはすこぶる健康。それは嬉しい限りです。

OnePointの作業が終わってから
大師匠と高知の美味しいお酒を飲みました。
うっま~

美味しいランチとお酒をご馳走になって
楽しい仕事ができて
今日はホントに良い一日でした。

はあ、面白かった。

そしてまた。
自宅に戻ってからも。
ウィンブルドンというお楽しみタイムが。
今晩はアガシが登場。見逃せません。


クリスマスとお誕生日がいっぺんに来たような
良い一日でごさいます。
幸せ~

時速200キロの世界。Wimbledonに想う。

2006年06月29日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
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サッカーワールドカップ。
ベスト8が出揃って、いよいよ目が離せなくなってきました。
試合はちょっとお休みで
今日は久々に早く寝られる!と思いましたが。

やってました。ウィンブルドン。
本日の第1回戦には。
女子ではシャラポアが、男子では世界最速サーバーの
ティプサルヴィッチが登場。

で。
結局今見ています。録画なのに・・・。
でも楽しい。

あんなにちっちゃいボールが、
時速217キロで正面から飛んできたら。
わたしだったらどうでしょう?

見えない。

たぶんそうだと思う。
怖いってより。見えない。
え?!って感じでしょう。きっと。

解説によると。
210キロを越しちゃうと、さすがのプロでも
ボールを見てから反応してたんじゃ遅いんだそうです。
勘で動くとのこと。

うーん。勘ですかー。
すごすぎる。
サッカーのPKみたいなものですねえ。

余談ですが。「ヤマを張る」ってのは
コンピューターにはできないことなんですってね。
素晴らしい能力です。

テニスってほんとに。
心理戦だと思います。
「そうきたか!」「うまい!」という場面が
たくさんあるので、見ていて飽きません。
体的には超ホットで、頭の中だけクールでいるっちゅーのは
どうなってるんでしょうか?
やっぱり集中力なのかなー。

極限まで集中していると、時間て歪むみたいですよね。
球が止まって見えるとか、
相手の先の動きが手に取るように分かるとか
一流の選手から良く聞く言葉ですが。
どんな感じなのかしら?

ママ達からもよく、子どもが転ぶ瞬間を目撃した時、
スローモーションで倒れて行く感じだったなどという発言を聞きます。

また。
物騒な話ですが、バラバラ事件の犯人が
死体を解体している時というのは
やっぱり極限の集中なんだそうです。
その場合、時間の流れから取り残されたような感覚になるとのこと。
10時間も経っているのに、
自分には1時間程度に思えるんですって。

時が歪むってのは、あるんだろうなーと思います。

時間て不思議。
感覚って不思議って言った方が良いのかな?

難しい。。。

それからまた。
「心労のあまり、一晩で全て白髪になった」とかって
聞きますが。
髪の性質を鑑みると
一晩で毛先から色素が抜け落ちるってことは、普通ありえないでしょ?
だけど、そう言う人や言い伝えがたくさんあるってのは
「そう思えた」ってことだけなのかしら?

感覚が時間を歪めたとき、体の時間は歪まないのかな?
歪む、って方が自然じゃないのかな?

うーん。分かりません。誰か教えて。

などと考えていたら。
すっかり夜更かししてしまいました。
いかん、いかん。

明日は早いんです!
おやすみなさーい。

ブラジル。勝ちましたねえ。

2006年06月28日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
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ガーナ×ブラジル。
ご覧になりましたか?
すっかり堪能してしまいました。

ロナウドの超人的なバランス感覚から生み出されるゴールも
バッチリ拝見できました。
ゴール前の選手への精度の高いパス、まさにどんピシャでした。
またアドリアーノのゴールにつながった早いパス回しなど、
止められるチームなんてあるのかしら?と思わせる素晴らしさ。
ディフェンス力に課題があると言われるブラジルですが
わたしく的MVPはDFのカフーでした。
技術もメンタルもチームをしっかり支えているって感じでした。

前半のキックオフ直後のガーナは
「走らされている」って感じでしたねえ。
身体能力の高さは右に出るものはいないガーナチームですけど
「こんなに走っても持つのかしら?」と心配になっちゃいました。
ブラジルチームとは対照的な運動量でしたよね。
あんなに走っても走っても「持つ」ってのは
驚異的な持久力だと思います。
どんな食事をされているんでしょうか。とても興味があります。

技術的にも素晴らしかったと思います。
ゴール前のパス回しなど、ピンボールのような速さ。
ながーい手足を生かして、ほとんどワンタッチで回してましたよね。

そしてなりより。
基本に忠実というか、とても純粋なサッカーだなーと思いました。
楽しい!楽しい!楽しい!ってプレーしているような。
どんなボールにも真剣勝負を挑んでいく、若者のサッカーと言いますか。
ブラジルチームがオトナっぽく見えてしまいました。

ガーナのゴールシーンが見たかったな。
喜びを爆発させる彼等の
これぞ「JOY!!」という表現を見たかったです。
1点くらいは、ね。

ガーナ×ブラジル。
本当に興味深い、面白い試合でした。



驚異的な持久力を持つガーナの選手。
いったいどんなものを食べて育ったのでしょうか?
今は世界中の強豪チームで活躍する彼らですが
子どもの頃の食生活が、彼等の「バテない」基礎体力に
大きくかかわっているはずです。

ちょっと調べてみましたら。
政府の資料にはこうあります。

まずガーナという国ですが。

2000年の民主的選挙で政権交代を達成したガーナは、
クフォー政権の下、政治的・社会的安定を確立し、また、
不安定な西アフリカ地域の安定のためにも主導的役割を果たしたている。

さらに、アフリカ全体の外交・開発においてもパイオニア的存在であり、
アフリカの問題をアフリカ自身の手で解決を図るとの
近年の流れを形作ってきた国の一つとして重要な地位を占めている。

「アフリカの問題をアフリカ自身の手で」
これは素晴らしいことですよね。

アフリカの問題。その中心にあるのは「貧困農民の救済」です。
飢餓に苦しむ子ども達がたくさんいるということです。
ガーナも例外ではありません。

さて、本題。
ガーナチームの超人的な持久力を育んだ主食は
なんだと思いますか?

驚くなかれ!
我々日本人と同じ「お米」が主食なんです。

日本人もかつては
「おにぎり」だけで1日何十キロも走る飛脚に代表されるように
ヨーロッパの人々が驚愕する体力・持久力を持っていましたが
ガーナの方々の体力・持久力も
「お米」が支えていたんですねえ。

お米以外にはどうでしょう?
キャッサバ、トウモロコシ、などがあるようです。
キャッサバとは、
タピオカの原料にもなっている「でんぷん質」を多く含んだ食品です。
お米もそうですね。

「炭水化物は太る」というイメージがありますが
体力・持久力はどうやら「でんぷん質」に支えられているというのは
本当にそうなのかもしれません。

サプリメントでもプロテインでもなく。

お米のチカラを、ちょっと見直す必要があるのかもしれません。

悩む~

2006年06月27日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
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かわいいでしょ?
上の写真。
ペットショップで見たキャバリアの赤ちゃんです。
右手を伸ばして寝る姿が
わたしの飼っていたふくちゃんと同じ。
ついついじーと見てしまいました。

よーく見たら。
おクチのわまりがちょっとピンク色で。
この子はアレルギー体質かもしれないなーと
思いました。
そんなところも似ています。

しばらくして。
店員さんがお世話をするためにショーケースを開けたのですが
その時にぴょンぴょン飛び跳ねてアピールするところなんかも
ふくちゃんを思い出させる仕草でした。

お目めの片一方が、ちょっと別の方向をむいちゃってる
不細工さんなところも一緒です。

お値段は18万円くらい。

お隣りのショーケースは、おとなしくてお上品な
キャパリアの赤ちゃんがいました。
お目めもちゃんと前を向いていて、とっても可愛い。
おクチのまわりもピンクじゃありません。
皮膚病に悩まされるリスクも、さっきの子より少ないかも。
お値段も17万円代。

どうみても、17万円代のお上品なキャバリアちゃんの方が
「買い」だと思うのですが。

なぜか。
18万円の子の方に惹かれます。

だけど。
アレルギーは本当に辛いので
そのリスクのある子を飼うのは避けたいような気もします。

うーん。どうしよう。。。

実際には、飼える訳じゃないんですよ。
わたしは仕事で家をあけることが多いので
犬を飼うとなると、
結局は同居している父や母にお世話してもらうことになるので
少なくとも母の同意は必要なのです。

でも。父も母も。
「もう絶対だめー!体力的にも無理!」って言いますし。
犬を飼うなら実家は出なくてはなりません。

所詮わたしには、犬を飼う甲斐性もないのよ・・・。
結婚できるわけないわね!へへん!

で。
飼えもしないのに。
二匹のキャパリアを前に、「うーん」と悩んでしまいました。
一緒に行ったトモママに
「トモママならどっちを飼う?」と聞いてみましたら
「ふくちゃんに似ている方を選んじゃうかも・・・。」とのお答え。

「でっしょー!」などと盛り上がってしまいました。

ちなみに。
母にも聞いてみましたら。

そりゃーふくちゃんに似ているのは良いけど
アレルギーは嫌。辛いから。

それじゃあ、しかたない。
あの17万円の子にしようか?

しようか?って何よ?!
例えばのはーなーしー!絶対駄目!

だそうです。

昔飼っていたデキノ悪い子にそっくりなお高いワンちゃん。

昔飼っていた子より健康そうでずっとお上品で可愛らしくて
しかもお安いワンちゃん。

みなさんなら
どちらを選びますか?

どちらが良いのかは
明々白々のことのような気もしますが
そう簡単には割り切れないところに
人間の難しさがあるでやんすねえ。

まさに。ライブでした。

2006年06月26日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
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佐野厄除け大師に行ってきました。
厄と方位除けの御札をいただきに。

「日本は神の国」発言ではありませんが
日本人であるわたし的には、
日本の八百万の神様が自分の礎なのかなーという
気はしております。

それでも。
聖書も今年は読んでみたいと思っていますし、
イスラム教についても一時期随分興味を持って
いろいろと本を読みました。
今もイスラム文化はとても素晴らしいと思います。
また偉いお坊さんのインタビューなどを聞きますと
深く深く「なるほど。」と思います。
また三国志などを読みますと、
儒教というのは、なるほど素晴らしいなーと思います。
40歳を過ぎたら、ぜひチャレンジしてみたい。

と、いう感じで。
誠に日本人らしい、
良く言えば柔軟な宗教観を持っています。

そんな訳で。
母から「厄除け大師に行きたい。」と言われたら、
「ほい、ほい」と車を出してしまうわたしなのです。

厄除け大師に着きますと。
まず受付で申し込みを済ませ、待合室に進みます。
待合室は20畳はあろうかという大きな和室。
テーブルの上にお菓子やらお茶が用意されておりました。
見事に手の入った立派なお庭を眺めながら
お茶をいただいて20分ほど待ちました。

30代半ば位のご夫婦と
十代後半位の硬派な感じの若者の二人連れが
一緒の組でした。

うちの母はこのお兄ちゃん達のことを
「絶対交通安全の御祈願よ。」と断言していました。
・・・・。

さて。本番(?)のご祈願ですが。
御護摩という儀式で行われました。
これはホントに凄かったです。

高く火柱が立ち、胡麻がパチパチと跳ね火の粉が舞う中、
テノール・バリトン・バス(ほんとです!)の3名のお坊さんが
太鼓の音に合わせて高らかにお経を唱えているのを目の当たりにしますと、
なんだかこう無重力になって行くような、不思議な感覚になってきました。

お炊き上げをされているお坊さんは
火柱のすぐ横で儀式されていますので
キレイに剃られた頭から玉の汗が噴出してくるし、
今にも袈裟に炎が燃え移りゃしないかと、
そればっかり気になって
祈願そっちのけで
じーーーーーーっつ見入ってしましました。

炎が2メートル程になった時に、
わたしたちはみんな炎の前まで進み出て
火に手をかざし、その手で頭・首・肩・腰・腹・背中・膝を摩ります。
それをしている間も、炎があまりにすごいので
顔がかーーっつ熱くなります。
この前で20分もお経を上げ続けるお坊さんて、凄い。。。

いやー、spectacle!
迫力満点で、不謹慎かもしれませんが
「ライブだったねー。」と、母と感心してしまいました。
これだけしていただくと、なんだかすっかり厄も払われた気がいたします。
わたしは厄年ではありませんが
そんなことはもう気にならないような
圧倒的な時間でした。

一度テレビで、何十名ものお坊さんが
ステージでお経を上げるのを見たことがあります。
これはすごいなー!と鳥肌が立ったことを覚えています。
すごい。ほんとうに凄いです。
ぜひ一度、、、、と、おススメするものではないかもしれませんが、
体験されますと「おおおー」と思われると思います。

厄除け・方位除けだけでなく
商売繁盛や縁結びなどの御祈願・ご相談も受けてらっしゃるそうです。
こと細かに具体的にお願いすることが「こつ」だと
お坊さんが仰ってました。
御祈願にも「こつ」があるんですねえ。

なにごとも、経験なり。ですね。
とても貴重な体験でございました。



お寺でいただいた資料の中に
仏さまにどんなものをお供えするのが良いかという説明があり
おはぎや果物に交じって「バターオイル」というのがあって驚きました。
お釈迦様はインドですものね。納得。

どうしたって。楽しくなきゃ!

2006年06月25日 | 子供プロジェクト
みなさんこんにちは!
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映画アマデウスの監督が

ディレクターというのは、
自分でなんでもできなくちゃ駄目なんだけど、
自分以上にできる人達を集めて
一緒に仕事をしていく才能が必要

と仰っていました。
ものづくりってそういうものなんですね。

自分以上にできる人達に
一緒にやりたい!って思ってもらうには
まずは自分が確信してなきゃね。
まず自分が面白い!これをやるんだ!と
惚れ込むようなところがなくちゃね。

理屈抜きで、確信するぐらいじゃなきゃ
数々の困難な課題や、思い通りにいかない切なさに、
立ち向かって行くのは難しいし。

それにしても。
いろんな分野のプロの方達に囲まれて
彼らが思う存分仕事をしている様を見るのは
何にも変え難い幸せな時間です。

イベントなんかやりますと、
設営と撤収が一番楽しい。
すごーい!すごーい!と、コンサートでも見ているような
贅沢な時間を満喫してしまいます。
本番中もそうなんですが・・・。
ふと気が付くと、完全にただただ楽しく観賞している人になっていて、
怒られることもシバシバございます。反省。

わたしは、ほんと何にもできないので
独りやっているときは大変苦しいのですが。
手をかしましょう!とプロの方々が言ってくださったり、
あの人に会ってみれば?とご紹介を頂いたり。
そんな時はもう、涙なしにはいられません。

理屈抜きで楽しい!これがやりたい!って。
これができたら凄いよね!って。
信じて惚れ込むこと。
まずはそれかなーと思います。

正解なんてないんだし。
ニーズに関するマーケティングは幻想かもしれない。
これ!っていうキラキラしたモノを掴むのには、
スキルなんてのも関係ないんだし。
目的なきスキルアップなんて、ただただ虚しだけだしね。

キラキラしたモノを掴んで
確信したら
それに向かって経験を積む。
これができたら、凄いよね!って思ったら
まず自分で始めてみる。
あくまでも私の少ない経験から学んだことですが。

協力者とか評価ってのは
自分の限界の中でもがいてみたところで
どうにかなるものではなく、
後から自然とついてくるもんなんだーと。

そんな風に思うでやんす。

宮崎駿監督の言葉は、
ホントなんだなーと。
実感する日々です。

ニセモノとホンモノ。

2006年06月24日 | 子供プロジェクト
みなさんこんにちは!
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以前、インスタントは所詮インスタント。
という記事を書きました。
そうしたら「インスタントもおいしいのよ~」という意見を
チラホラといただきました。

確かに。
「所詮」という言葉は、適切でなかったかもしれません。

インスタントコーヒーは素晴らしい飲み物であるが
コーヒーではない。というようなことが言いたかった訳です。


以前、書道家の吉川壽一氏が
ブログ開運ひと文字
こんなお話に触れてらっしゃいました。
うろ覚えなので、正確ではないかもしれませんが・・・。

パリのチャイニーズは殆どが南米や東南アジアからの移民が作っている
「中華風」の食べ物であって、中華料理とは程遠い。
これはどうにもこうにも食べられない、というツーリストに、
料理人の方が、
「確かにそうなんだけれども。○○風というのは、その国で
毎日料理を作り続けている料理人によって、独自の進化を遂げ、
○○風とは別の、オリジナルになって行く」と言う様なことを
仰ったそうです。

吉川氏は、模倣が本物を越えて別の本物になるということは有る、と
締めくくっていらっしゃいました。

わたしもそう思います。

が。注意したいのは、
模倣が本物を越えたときには、“別の”本物になるという部分です。

例えば。
先ほどの吉川氏のエピソードなら、
パリの中華は、中華料理のスピリッツを持たない人が
似たようなモノをつくるところから始まるのですが、
彼らなりの工夫や修練、経験によって、
パリの風土に適応した「パリのチャイニーズ」として独立する。
ということだと思います。

ですから、パリのチャイニーズはパリのチャイニーズであり、
これを食べたからといって、中華料理を経験したとは言えない。
それは別のモノなんだ、ということです。

また同時に。
模倣が別の本物として独立(確立)した時には、
「これはホンモノか?ニセモノか?」
「本場の中華と比べてどうだ?」といった議論は成立しない、
そんな会話はナンセンスってことになります。

わたしがキライなのは、
「本格シェフの味」を、あたかも「これさえ食べれば“わかる”」のような
印象を与える「広告」であって、
インスタントそのものを否定している訳ではないんです。

食品の開発の大変さは、よくいろんなところで聞きますし。
おそらく、「本格シェフの味」に協力するシェフは
開発担当者さん達の熱意に、「ではやってみましょう!」と
思わずにいられないんだと思います。
本当に大変ですもの。
日本の高い高い技術が、それによって育まれて行くことも事実。

真摯なメーカーの取り組みと、シェフの心意気なくして
商品化はありえないでしょう。

それは賛同です。
食べる時には、有り難く頂きたいと思います。

それがホンモノと比べてどうとか、
そんなことは言いませんし、
それを食べたからといって、
お店に行くのが馬鹿馬鹿しいなんてことは
ナンセンスだと思っていますけど。

そんな感じです。

伝わりますか?

いつの世も。

2006年06月23日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
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わたしはアガサ・クリスティが好きで、
一時中毒になったように文庫を読みまくっていた時期があります。
トリックそのものよりも、
クリスティの世間・人間に対する鋭い洞察力が
ミス・マープルのセリフとして表現されるところに
とても感銘を受けます。

クリスティを読んでいると、イギリスと日本は
感情表現や世間との関わり方がよく似ているなあと思います。
「謙遜」することを美徳とするところとか。
ラテン系の人達の大らかさに、眉をひそめるところとか。
国土が狭い島国だからなんでしょうか?

まあそれはそれとして。

マープルのシリーズの中には、
若い女性の行動を、マープルが嘆く場面が多く登場します。
「女性は慎み深く」あることが美徳であると思うマープルは、
ちょいちょい活動的な若い女性にお小言を言います。
すると、
「当世ではそんなビクトリア風な考え方は流行りませんことよ。」と
やり返されます。
マープルは「当世風なんてものは、実際にあるんだろうか?」と嘆きます。

いつの世にも「今の若い者は・・」と嘆くオトナがいて
「そんな考え方は、今時流行らない!」と反発する若者がいて。

もしかしたら。
「当世風」とか「今の時代に流行らない」というのは
我慢がしたくない・辛抱なんてできない、という人には、
とても便利なセリフであるのかもしれません。

さて。今。
わたしが興味を持って読んでいるのは
横井小楠の生涯に関する本ですが。
小楠は「国防」について こんな風に言っています。

我邦一視同仁明らかに 天地の大道を以て
深く彼等の私を説破し、
万国自ら安全の道を示す也。

日本の国防について 様々な議論がされていますが
小楠の思想は、現代にも通じることだな~と思いました。

さらに。

帝万物の霊を生み
之を使って天功を亮けしむ
所以志趣大にして
神は六合の中に飛ぶ

訳は、こうです。

天帝は万物の霊をつくり、
これを使って自然の働きを亮(助)けさせている
したがって志の向かうところは大きく、
その精神は宇宙に飛び交うのである

「温故知新」という言葉がありますが
本質というのは、いつの世もかわらず、であって
それが先人の知恵として
永く伝わって行くんだな~と思います。

「先輩を敬え!」は、イチローが言った言葉ですが、
わたしも「今っぽくなーい。」とかって言い訳したりせずに
先輩達の教えてくれることを
感謝の心で聞きたいと思いました。

超超超。ガテン系の聖地を見学。

2006年06月22日 | スタッフコラム
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「寅壱」をご存知ですか?
鳶の親方などが作業着として履いている
裾のひろーいズボン「ニッカズボン」で有名なブランドです。

OnePointのCAD化にあたって
裾をドカーンと膨らませたーい!という希望がありまして。
着心地はもちろんなんですが
飼い主さんにも喜んでいただけるのではないかな?と思うんです。

特にOnePointのオールインワンは、ワンちゃんの着心地だけ。
それだけを考えているので、オシャレさとは無縁の世界。
見た目がパジャマみたいでしょ?
でも、ワンちゃんの着心地が損なわれないカタチで
飼い主さんにも嬉しいデザインてないかなーと。

アレルギーのワンちゃんは、それは本当に辛くて大変ですが、
飼い主さんだって辛いんですもんね!
私は経験者ですから、よーくわかります。
ふくちゃんも大変だけど、お姉ちゃんだって大変なのさ!
アレルギーのワンちゃんの、飼い主さんにも、もっと愛を!です。

そんな訳で。
裾がばーんと広がっていても
歩きやすくて、丈夫な、鳶のズボンって
いったいどんな工夫があるわけ?と
猛然と知りたくなり。
トモママと一緒に、「寅壱」の展示会に参上した訳です。

私達ただの見学者には、いささか場違いな感じでございましたが・・・。
さすがトップブランド。
社員の方も素晴らしく親切に対応してくださいました。
お忙しいのに申し訳ありません!

しかも。
お土産に「寅壱まんじゅう」までいただいてしまいました!
写真のおまんじゅうです。

「寅壱まんじゅう」

なんて素晴らしい!!! なんて貴重な!!!

お味は最高でございました。
トモママによると、岡山の老舗和菓子屋さんお品物だそうです。
サイズもかなり大きく、ドラ焼きぐらいあります。

さて本題の「鳶のズボン」ですが。
本当に素晴らしいお品物でした。

腿部分は巨大な膨らみがあるのに、
裾はキュキュー足首にフィットしてるのは
なぜだと思いますか?

あれだけの布地を、一箇所でまとめようとすると
足首の部分で布がゴワゴワとして歩きにくくなりそうでしょ?
ゴムで閉めているのかなーと思っていたので
すごーく不思議だったんですよね、わたし。

実物を見てビックリ!
ゴムもなければ、ダーツもないんですの!

どうなっているかは秘密です。
ふふ。

その他にも。
スペシャルカッコイイ「寅壱」カタログや
「寅壱」キーホルダーなど、お土産をたくさんいただきました。
とても勉強になりました。

「寅壱」カタログは、わたくしのコレクションに
殿堂入りです。

寅壱さん、トモママ、どうもありがとう!!

寅壱の気合。
鳶とか鉄筋工さんというのは、命がけのお仕事ですもんね。
嘘とか言い訳とか、そんな甘っちょろいモンは通用しない。
問答無用の本物の世界。
超×4のカッコヨサでした!!

DRIVE

2006年06月21日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
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今日(昨日)の一日。

午前中。
「早寝早起き朝ごはん」の件で打ち合わせ。
こんなことできます?あんなことは?と
プロジェクトチームの方にいろいろ質問させていただき
概ね納得して終了。

昼過ぎ。
全国小学校「食の学習」作品コンクールの件で
代理店さんと打ち合わせ。
今後の進行や、その他のプロモーションについてお話。
今年の秋は、なんだかものすごく盛り沢山になりそう。
イベントがいっぱいです。

7月にバカンスを取らねば!と強く思う。

夕方。
大師匠の事務所で、「親子食育セミナー」についての日程確認。
そのままOnePointの新製品?の企画について
トモママと打ち合わせ。

夜。
東京フォーラムの地下で
懐かしいメンバーと楽しくお酒を飲む。

いつも元気で一生懸命・我武者羅に頑張るホントに可愛いN嬢と、
この方はなんて頭が良いんだろう!とお会いする度に感嘆するM氏。

お二方とも元クライアントさんで、
約1年間新製品のWEBコンテンツを作らせて頂いていた。


M氏とN嬢には本当に本当に、いろいろとご協力いただき、
また、勉強させていただきました。
今でも御茶ノ水方向には、足を向けては眠れません。

M氏と飲むのはこれが初めて。
フォーラムに行く前には、ちょっと緊張してしまいました。
何を話せば良いんだろう・・・。
ああどうか。酔ってらっしゃるように。
N嬢!頼んだわよ!って気分でした。

一時間遅れて到着しましたが
まだまだこれから!という雰囲気でした。
でもとても気を遣ってくださり、楽しく楽しく過ごしました。

M氏にも、N嬢にも、
あの仕事は面白かったよ!と言っていただく。
「ほんとですか~。うれしい~。」と感激してしまいました。

その頃の私の仕事振りというのは
フルスロットルで飛ばしまくり。
超人的な頭の良さのM氏の前で
緊張感MAXの中、加速、加速・・・。

我武者羅娘。のN嬢はともかく、
M氏はいつも超然とされていたような印象でしたが
意外と必死に、私達にお付き合いくださっていたと知り
そうだったんだーとビックリ。

冷静に考えたらそうだよね~。受ける方も大変だよね~。
とてもそうには見えなかった。非常にクールな方だと思ってました。

何がそんなに。私達を走らせてたんだろう?と
帰りの電車で考えました。

それはね~。やっぱり。
プロダクトにチカラがあったんだよね。
圧倒的な。
商品力とかって言うと、平たくなっちゃうんだけど。

クライアントさんの商品が
本当にスゲーものだったんですよ。
それも次から次と。
出てくる新製品が、毎回毎回、こんなの見たことない!って言う。
こんなことできちゃうの?!って言う。

こんなことできたら凄いでしょ?こんなのあったらカッコイイでしょ?
できたら凄いよね。 あったらカッコイイよね。
じゃあ作っちゃおう!
やってみれば。
みたいな。

ヒラメキと技術力があって。
それを支持する社風というか、
会社の中をクリエイティブな強い風が
ビュンビュンと音を立てて吹いていた。

宣伝部の方も、わたしたち広告屋も、
その風にガンガン煽られていたような。

そんな気がしました。

深夜帰宅。
そして宿題、宿題、宿題、宿題。
4本なんとか片付けて。
(BGMはやっぱり。誰も寝てはならぬ。です)
5本目に取り掛かる前に、限界というより臨界な状態になり。
頼めそうな部分を
先輩に頼もうと「痛い。助けて。お願い。」というメールを投げる。

5本目を投げやって
6本目に取り組む。頑張る。とにかくやる。

明け方。
なんとか終了して、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、とメールで送信。

そうしたらなんと!
丑三つ時に投げやった5本目の宿題が、
スッカリ・スッキリ完成した状態で舞い戻って参りました。

感激。
さすが先輩。1日36時間の男。
死ぬほど感謝。
感謝メールを送信して、お返事をいただく。
間抜けなメールをまた返信し、
もう寝なさい!と怒られる。

そしてこのブログを完成させ。
長い今日が終わりました。
具沢山の味噌汁な一日でした。

明日はOnePointに没頭できます!

なんて素晴らしい!

思えば。
昨日もこんな感じでした。

回遊魚、だね。これじゃ。
停まったら死んじゃう、みたいな。

嫌だわ。
クリオネを目指しているのに。

まだまだ修行が足りません。

ひとりぼっちっすよ

2006年06月20日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

ここ3日間、両親が不在で。
久々独り暮らしを満喫~、なんて思っておりましたら。
一軒家で独りぼっちって
結構怖い。

マンションではそんなこと思わなかったけど。
一軒家って雨戸を閉めたり、勝手口の戸締りしたり、
なんだか閉めるとことが多くて。

両親がいるときは、ヘッドフォンしてお仕事してても
全然平気なんですが。
一軒家で独りだと、
「今玄関で不審な音がしても 気付かないかも・・・」と思って
ヘッドフォンはやめておこうかなとか。

こんなとき!
ワンコが居ればな~。へっちゃらなのに・・・。
耳の聞こえないふくちゃんじゃ頼りにならないけど。

柴犬のケンちゃんとか、Mシュナのルークとか。
頼りになるのに・・・。

うえ~ん、心細いよー!
気分転換に洗濯でもしよう。

ぐるぐる回る洗濯機の横で
ブログを書いています。

でもさ。
よく考えたら洗濯しといて良かったな。
だって。明日母が帰ったら
「なによこの洗濯物は!あなたのものばっかり!!きー!」と
なるのは必至だろうしね。
いや~、良かった、良かった。

そうだ。
ゴミ捨てと掃除もしときましょう。

終わりました。ふう~。

大変だわ~。
誰かと住むって。

これ、毎日ですもんね。
無理。
うっかり結婚してたら
ひとさまにご迷惑おかけするところだったわ。
セーフ、セーフ。

これからも
このようにひっそりと生きていきましょうぞ。
よろしいな。

はい。母様。

「功名が辻」ごっこ、終わり。

・・・。

ひえーん!
独りぼっち感、倍増ー!
怖いよーん(泣)

あ!洗濯が終わった。
干してこよーっと。

パンパンと、干して来ました。
これをベランダに、出しちゃおうかな。
明日のお天気は?
OK、出しちゃいましょう。

出して来ました。

ふう~、大変。
これを毎日やるんだもんね。
やっぱり、無理。

良かった。結婚しなくて。セーフ、セーフ。

これからも・・・・
(功名が辻ごっこ、再び)

うえーん!独りぼっち~!怖~い!

という感じで。

心細い夜は更けて行くのであります。

ドッグファン7月号にOnePointが掲載されました

2006年06月20日 | お客さまへのお知らせ
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

ドッグファン7月号に
OnePointが掲載されました。
今回は待望のけんちゃんのバックッショットを
載せていただけました。
う、うれしい・・・。
はじめてのちゃんとした商品写真です。

みなさまぜひ、書店でご覧くださいませ~

DOG FAN (ドッグファン) 2006年 07月号 [雑誌]

誠文堂新光社

新商品情報のコーナーに掲載されております


結局全部見てしまいました

2006年06月19日 | スタッフコラム
ワールドカップドイツ大会。
日本×クロアチア戦に続いてブラジル×オーストラリア戦まで。
結局全部見てしまいました・・・。無念。
仕事しながらですが。

でも。
これでグループF、俄然面白くなってきました!
ブラジルは日本に胸を貸す余裕ができたでしょうし、
そこから生まれる日本チャンスもアリだと思う。
クロアチア×オーストラリア戦の試合は
もはや勝負が読めないすごいことになりそうな予感。
両試合とも手に汗握る展開になるんじゃないかしら。

スーパープレーの数々は決勝に期待するとして
ハラハラドキドキしながら 大接近戦を
応援したいと思います!

日本の中澤君、個人的にMVP。
同郷だしぃ。
素晴らししかったよー!

New Genesisを観に行く(後編)

2006年06月18日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

立教大学演劇研究会2006年6月公演
「New Genesis」を観てきました。

立教大学池袋キャンパスにある
ウィリアムホールに。
立教キャンバスに入るなんてこた15年とかそのくらいぶり。
うわー、こんなんだった?
歩いてる人、若いね~。自由な感じだね~。
おうちみたーい!
などと思いながら、トモママと大師匠と。

このお芝居は、ROBO-ONEでお手伝いしてくれた
大師匠の息子さんユウ君が舞台美術を担当しています。
舞台美術も楽しみのひとつです。

さてさて。内容ですが。

男と女のあり方について
現代っ子がマジメに考えたお話

という印象を受けました。
「男女間の真の平等は実現するのか?」というテーゼが
主題であったのかもしれないと思いました。

表現や素材が現代っ子感覚なので
昭和40年代生まれのわたくしには
前半は正直「うーん。どうしよう。」という感じだったのですが。

でも。
達也が「妄想」から目覚める直前の現代のシーン、
達也の見ている映像の再生エラーの場面というのかな?
恭子が壊れるところ。
あの場面の宮内君と依田さんの演技は本当に見事でした。
圧倒的で、鳥肌が立ちました。

若さだよね。
あの一瞬の爆発力っていうのは。
今、今の彼らにしか、表現できまい。という感じ。
あれを観ただけでも
万事お繰り合わせして
命がけで観に来て良かったと思いました。

実は。トモママの事務所に向かう前
美輪明宏氏をお見かけしたんですが。
彼の熟練を持ってしても
あの一瞬の爆発力には叶うまいという程の
素晴らしさであったと思います。

圧巻でしたよ。
宮内君と依田さんに拍手!

若くなくちゃ駄目という演技って
確かにあるんだな~と、知りました。

でも確かに。
器械が「再生エラー」する様を表現するなんちゅーのは
古典には出てこないもんね。

ああゆうの、たくさん見たいな。
今の彼らにしかできない表現を。
長セリフよりも 瞬発力とでも言いましょうか。
ためて ためて 一気に爆発!みたいな。
若さがフォルテッシュモで迫ってくるとき
鳥肌が立つような迫力と感動がありました。
目撃できて幸せだなーあたし、と、感謝しました。

オトナになると
学生よりは、そりゃいろんな経験をしている訳で。
学生が「怖い・いけない」と思うことでも
おばちゃんは「もっと怖いもの・もっといけないこと」を知っている。
そこはなかなか感情移入するのが難しい。

例えば。
今回のお芝居の内容なら
ドメスティックな友だちの彼氏の振る舞いよりも
その現場をほったらかして
「さっきの達也君、カッコ良かったよ。ハート」
「そうかな~。照れるな~」とかラブラブと言っちゃてるカップルの方が
おばちゃんにとっては、よっぽど怖い訳で。

彼らが言いたいことから、芝居そのものから、
気持ちがちょっとづつ離れて行っちゃうんだな。
ただこれが。
お芝居の主題そのものが「今」だった場合には
非常に重要な「怖い」シーンになってくるはずで。

だったら良い子や正解や思想は潔く脇においておいてもらって
「オレ達」の、Generation全開。
それ一本で 若さに任せて 力技で押しまくるような
圧倒的なモノが見たい!と おばちゃんは思いました。

美術も素晴らしかったです。
大きな転換や演出がなくても
役者さんの足元を見るだけで
そこがキャンパスなのか
室内なのか
未来なのか
違和感なく感じ取ることができる
変幻自在の素晴らしいセットでした。

商業演劇みたいにお金をかけなくても
ここまでのセットが組めるんだっていう
これも「オレ達」ならではの 迫力満点な
感動的なセットだっと思います。

さすが。ユウ君です。拍手!

演劇とか音楽を観に行くとき。
お金や時間は無尽蔵ではないので
拾捨選択をしているんですが。
わたし自身の「観に行く」モチベーションというのは
この演目のココが観たい!というのがあるかないかです。

オペラなら「この一曲」のために
2時間と何万円を引き換えにするし、
お芝居なら「この演出家」や「この役者」や「この音響さん」の
仕事を見たくて行くんだよね。わたしは。
全部が完璧ということはなくて
あるのかもしれないけど わたしにはそんな集中力はないので
結果的には「あの、圧倒的な瞬間」があったかないかが
良かった・良くなかったを支配しているような気がします。

出演者や関係者のみんなが、それぞれに
「もっとこうしたかった」「もっとああしたかった」とは別に
わたしの「観てよかった」は存在していて
例え「失敗だ」と誰かが思っていたとしても
わたし的には大満足ってこともよくある話で。
「あの衣装を見れただけで」とか
「あの一瞬の演技を見れただけで」満足です。ってことはあります。
ライブだもんね。
ライブってそういうことだよ。人がやるんだし。
醍醐味だと思う。

その意味で。
「New Genesis」は、本当に面白かったよ!!と
行って良かったなー!と
心から思います。はい。

どうもありがとう!みなさま!
また呼んでね~!!

New Genesisを観に行く(前編)

2006年06月17日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

立教大学演劇研究会2006年6月公演
「New Genesis」を観てきました。

その日は例によって 締め切り日がシンクロしちゃって
うわーん!と泣きたいような殺人的な状況で。
ひとつづつ片付けてくしかないと
前夜からモクモクと頑張っていたのです。
なんとか目処がついて、あと一息ってところで
電話がたくさんかかってきて、作業が遅々として進まなくなりました。
家を出なくていけない時間は
約束の時間は
どんどんと近づいてくるのに!

ピンポーンとチャイムが鳴ったので
セールスだったら無視、
駐車違反つかまえ隊と戦う宅急便さんだったら
作業を中断して玄関まで行こうと決め
「はい」とインターホンに出ました。

「どなたですか?」
「あたしよ。」
「・・・・。え!叔母ちゃん!」
なんと親戚の叔母が、突然訪ねて来たんです。

な、なんでこんな時に!?
もはやこれまでか?!
わたしは神に試されているのか?!
なんてね。

母はいないし、泣きそうになりながらお茶を出したりしながら
「なんて格好してるの?」
「忙しくてさ。もう出なきゃ行けないの。」
「今から?あたし一人おいて?辞めなさい。」
「辞められません。今お母さんに電話するから!」などと
時計を見ながらひとりで、汗汗しておると。

天使のように可愛らしい(そう見えた)母が、
朗らかに帰って参りました。
「叔母ちゃん来てるよー!」「な、なんでー!」

知らない。あとヨロシクね。
あたしは死にそうに焦ってるんだよ!
そいでもって、あたしはもうこうなったら絶対に絶対に
今日の芝居は観に行くんだからさ!

それからはもう あんまりどうやったか覚えていませんが
とにかく目の前のことを片付けて
なぜか自分から「送って行く!」と言い張る母の車で駅まで。

約束の時間に10分遅刻で、集合場所である事務所に到着しました。
雑誌社さんにお貸し出しするOnePointのサンプルを
今特急で作っており、バリバリをそれを片付けていたら
出発予定時刻を20分も過ぎに。
こりゃ大変とみんなで支度し、
トモママの運転で、裏道全開で山越え谷越え
猛スピードで立教大学に到着しました。
時刻は開演の15分前。

なんて優秀な!「やり遂げたね。」という達成感が
じわじわ~と押し寄せて参りました。