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旧★キャバリアのふく★ブログ

じゃーん!

2008年06月21日 | スタッフコラム
最近TVを見ていて
「じゃーん!」と言いながら何かを見せる、という行為が、
なぜかなぜか。
むっしょーに気になるようになってしまった。

一度気になってしまうともう、
「じゃーん!」が癇にさわる・・と言うほどのことでもないが、
「じゃーん!」をする人に対して「お前もか・・・」という気分に
なってくるから不思議。

そこで。
なぜ「じゃーん!」が気に障るのかについて
じっくり考えてみた。(どーでも良いことだが。)

思うに。
「じゃーん!」と言うからには
すごいモノを見せてくれればまだしも、
「じゃーん!」の発声に値いしないような
しょーもないものまで「じゃーん!」と見せられちゃってる感じが
アタシは嫌なんだと気付いた。

つまり。
「じゃーん!」と言う言葉には、
「すごいでしょー!はい、拍手、拍手~」という指示の意味が含まれており。

言い換えれば、
「じゃーん!」という言葉を発することは
「さあ皆の衆、拍手する体制を整えよ!」というプレッシャーを
見る側に対して、暗にかけているのと同じこと。

よって。
「じゃーん!」とされちゃった人は、
期待感を持ってスタンバイし、
かつ「わーい!」と言ってパチパチと手を叩かなくちゃいけなくて、
それ以外の選択肢は、ない。

「じゃーん!」と見せられたものが
しょーもないものであっても
ノーリアクションなんて許されない。
それは大人のマナーを守る律儀な日本人にとっては
礼を欠く行為である。

だからして。
むやみに「じゃーん!」と言っては、ならぬのだ。

「じゃーん!」は権力なり。

そういうやっかいなモノを
無邪気に乱発し振りかざしていることへの自覚のなさに、
アタシは、イラっと来るのよーーーーーーーー!!!(息切れ)

と、言うほどのことでもないのだが。

とにかく、
「じゃーん!」と言うからには
『それなり』のモノが出してもらわないと困る。

TV番組のCMまたぎの時、
モザイクとか?マークで隠されていた映像が、
「これ、隠すほどのもんかよ・・・。」という時。
私の脳裏には
「じゃーん!」という効果音が高らかに鳴っているわけで。
というか、鳴らされているわけで。
期待したくなくても、期待しろよ!と命令されている感じと、
理性と裏腹に反射的にちょっと期待してしまう自分の情けなさ。
パブロフの犬かよ、俺。ああ小市民な、俺。
という自己嫌悪まで感じるのがムカつく。

「じゃーん!」ていうのって、やめてくれないっ?!

などと言った手前。
自分は決してむやみに
「じゃーん!」なんて言うのはやめよう。と心に誓った。

しかし、だ。
女子の場合。
何かにつけ「じゃーん!」と言っちゃえる子の方が
早婚率が高い気がする・・・。

手づくりのお弁当の蓋を「じゃーん!」とあけるとか。
新しいお洋服を「じゃーん!」と見せるとか。
どうだろうか。(って言うほどの話でもないが。)
いちいち言うのがポイント。

同じシチュエーションで考えてみよう。

「どう?」と感想を求めるような言葉も、
「見て!」という命令調な言葉も、
「じゃーん!」には勝てない。
絶対喜んでもらえるというゆるぎない「じゃーん!」。
それを無邪気に乱発できる強い心を持つものこそが
恋の勝者であることは間違いない(気がする)。

であるなら。
「じゃーん!」の封印は解かなければなるまい。。。
と、40歳独身の俺は思ったのであった。

めんどくせ~


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