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旧★キャバリアのふく★ブログ

半人前

2008年01月17日 | スタッフコラム
仕事の後輩の女子が交通事故にあった。
普通に青信号で横断歩道を渡っていたのに、
いきなりドカーンとぶつかってきたそうだ。
ゴロゴロと転がってカラダのアチコチを痛めたのだが、
幸い、大きな外傷はなく、一応病院には行ったけど、
入院まではしなくて良くて、1週間自宅で安静にしてたんだって。
可哀想に・・・。

首の鞭打ちと腰の打撲だそうで。
会社に出勤できても、コルセットが必要で大変辛いらしい。
彼女はコルセットを素敵なニットでふんわり撒いて、
そんな状態でもキレイな女子を保っていたので、
ほんとに偉いねえと思った。

だけどさ。
外傷がないってのは辛いと言っていた。
「見た目で分からないので、同情されなくて。
 悲しくなりますよ~。
 会社に来れるんだし、随分時間も立ってるから
 もう大丈夫でしょ?みたいな感じで。ホントはとても辛い。」と
嘆いていた。

わかるわ~。傷が見えないとね。ギブスしてるとか。松葉杖とか。
癌とか白血病とかじゃない限り、なかなかねぇ。
それは私もよーく分かるな。
でもショウガナイんだよね、やっぱり。痛さって見えないもんね。
健康だと分からないよ。

これからずーっといつ悪くなるか分からない恐怖と付き合って行かなきゃいけないと思うと、
お願いだから時間を戻して!って気分になると言っていた。
なんで私が・・って感じですけどって。

そうだね~。ほんとに。

彼女は独り暮らしなので、ほぼ毎晩友人と外食か、
お弁当を買って会社で食べながら仕事するような生活だったのだが、
人とご飯を食べると案外首を動かさないといけない場面が多く
(呼ばれて振り向くとか。カウンターだったり。)、
それが辛いので、自炊生活に目覚めたそうだ。

「料理なんかしたことないから、実家に毎日電話して
 母に「これとこれがあるけど、何をどう作ったら良いの?」と
 教えてもらってます。」と言っていた。
まるで箱入り娘の新妻みたいだねえ。と言ったら笑っていた。

彼女はまだまだ若く、美人で、仕事命!みたいなキャリアウーマンなのであるが、
「ちょっとだけ人生について考えました」と言っていた。

そうよ!結婚よ!そして出産よ!
ママになることを考える良いチャンスじゃない!と、
すっかりママになりそこねた私は叫んだ。

ママになって仕事すれば良いんだよ。
私達みたいな仕事は今、主婦感覚をすごーく求められるような時代になって来てるよ。
若い人はお金使わないしね。
30~40代ターゲットの仕事、増えたよ~。
でもさ。私なんてスーパーにも滅多に行かないから、
ママになった友達だけが頼りだよ。
あああ~、結婚しておけばよかった。
そいでもって子供を早く生んでおけば良かった。
私みたいになってはならぬーーー!と。

彼女はビックリして、
「いつからそんなになったんですか?
 全然結婚に興味ないと思ってました。」と言う。

今まではね、「結婚されていらっしゃるんですか?」って聞かれてたのに、
最近「ご家族は何人ですか?」って初めて聞かれたよ。
そいでさあ、私もね。さすがの私もね。
ああそうだ。世間ではやっぱり私はそういう年なんだって、やっと、
やーーーーーーーーっと気付いたよ。
当然そうなんでしょ?という年なんだよね。
それで、そういうことも含めて、経験値がある、と見込んで、
仕事をくれる人もいるんだな~って思ったの。
なのに、あたしゃー、全然、まだ子供なんだよ。半人前の。
恥ずかしいコトなんだな~って、やっと気付いたよ(涙)

と、説明したのであった。

「仕事のために結婚する時代が来たってことですか?」

いやいや、そこまでは行かないけど。
というか、そうは言わないけど。

でも、男性だって
「結婚して一人前。結婚しないと課長になれない。」な~んて時代があったわけで。
銀行とかさ。
女性もそうなって来たのかな~って気もしないでもないな。
少なくとも、女性にとっても、
結婚していることがハンディな時代ではなくなって来てるとは思うよ。
育児で辞めた女性の職場復帰を促進している企業も多いしね。

な~んてことを、ご飯を食べながら話ししました。

「結婚かあ~。」と彼女はつぶやいていましたが、
そうそう、それが大事よ~と思いました。

私は一般の女子が結婚を考える25歳、29歳、30代半ばまで、
すべてを、のほほ~んとスルーして来たわけで。
現実離れしていると言うか、
世の中の多くのコトは他人事みたいな所があり。
それではイカン。もっと当事者意識をもたねば!!と、思いやした。

40歳を目前に控えたこの時期を、逃してはならぬーーーー!!!と。
一生懸命自分に言い聞かせている今日この頃。
これを過ぎたらもうきっと。
40も50も一緒一緒。などと、またいつもの私に逆戻りだ。
目に見えるようだ・・・。


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