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旧★キャバリアのふく★ブログ

説明

2008年01月14日 | スタッフコラム
データが悪いとは言わないけれど、
「科学的データによると」とか
「アンケートデータによると」というフレーズによって
正当化されているいろんなモノについて、
とても胡散臭い感じを持っていて、
母が買ってくるデータに裏打ちされたスグレモノとやらを発見する度に、
だからさ~、それはさ~、ちょっと違うんじゃないの~と、
私なりに説明するのだが、なかなか分かってもらえない。

血液サラサラしかり、ダイエット食品しかり。
データを取る前提条件ってのまでチェックしてるわけ?とか
なんとか言ってみても、のれんに腕押しである。
「だって偉いお医者さんも、良いって言ってたもん!」てなもんである。

これは、ひとえに。
私の情報の伝達能力が低いからなのだが、
なんとかうまいコト分かってもらう方法はないのか?と思案していたら。
この間TVで、うまいこと言っていた。

それは分子ナンチャラ学という、私にはさっぱり理解できない
科学の研究者が言っていた言葉なのだが。

世の中の嘘の八割は、我々専門家から発信されている。

と、いうもの。

ほら、見て~!先生自身がこう言ってるよー!!

先生の仰ることには、
ものごとには、因果関係と相関関係があり、
例えば、
「納豆」と「痩せ」には、なんらかの相関関係がありそうだ・・というのは、
データを取ることによって読み取ることができるが、
なら「納豆を食べれば痩せる」と言えるかというと、
それには「納豆」と「痩せる」ということの因果関係を証明する必要がある。

つまり、
データによって納豆と痩せの相関関係が疑われるからと言って、
まるで因果関係があるかのように思わせることは、嘘に他ならない。ということである。

本来、因果関係と相関関係は明確に区別されるべきであり、
その辺をウヤムヤにしたまま、ヒトに信じ込ませることは、
やっぱり、良くないんじゃないの?と、その先生は言っていた。
モラルを持って、取り組むべき。と。
多くの情報と手軽に身近に接触できるようになった今、
発信者である専門家がまず、一般に晒される情報とその情報が持つリスクを
考慮に入れるべきなのではないだろうかと言っている。

それは、私達消費者に側も同じことで、
チョイスすべき情報が上質であるものかどうかを吟味するチカラが今、
問われているのではないだろうか?

私は激しく納得し、そして
「こう言えば良いのね!やっぱ学のある人は違うねえ。」などと
悦に入り、それでは早速、次回はこう言ってみよう!と思った。

が。
あの母が、最後までヒトの話を聞くかどうかについては、
甚だ疑問である。

最初から「カラダに良い感じがする」「痩せそうな気がする」とか
そんな感じで売ってくれりゃあ良いのに。
ね。

変なデータなんかより、
「中国4000年の不思議」とかの方が、よっぽどロマンもあるし、
やってみようかな~って気もするってモンだと思うけど、
どうやらそんなヒトばっかじゃないので、仕方ないのかもしれないけど。
なーんか、キライなんだよね~。データ信仰みたいなのって。
けって感じぃ。


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