OnePointStore.com STAFFBLOG

旧★キャバリアのふく★ブログ

サンタさん

2008年01月18日 | スタッフコラム
ちょっと前の話になりますが。
友人の息子さんに、クリスマス明けに、
「ねね。サンタさん来た?」と聞いてみました。
友人から、お爺ちゃまをはじめ、ものすごく素敵なプレゼントを
たくさん贈ってもらったと聞いていたので。

それなのに。
息子さんは「僕のお家には来なかったんだ。」と
寂しそうに言うではないか。

私はビックリして
「うっそー!だってはっちゃん、サンタさんに会ったけど、
 『これからコウちゃんちに行くんだよー!』って言ってたよ。」と言いました。
それで、なんか焦ってしまい、
横浜で見たコカコーラのプロモーション用サンタトラックの写真まで見せて
「ほら、このトラック乗ってたよ。渋滞してるのかな~?」などと
トンチンカンなことまで言い、
「トラック~?」と怪訝な顔までされちゃいました。

ママを見たら
「ほら、ジイジが言ってたでしょ。ジイジの家にサンタさんが
 クリスマスのプレゼントを預けて行ったよって。」とフォローしてくれたけど、
息子さんは「コウちゃんちには来なかったの。」と言うばかり。
オロオロ・・。

息子さんが寝てからママと話をしたら。
「実はね。コウちゃんは寒いのに夜に独りでベランダに出て、
 『サンタさん。コウちゃんに水族館のパズルをください。』ってお願いしてたの。
 でも水族館のパズルが売ってなかったの。」と教えてくれました。
それでママは、一生懸命さがして、通販で限定で売っているパズルを頼んだのだけど、
手違いがあってクリスマスに届かなかったんだって。
それで別のプレゼントを用意したそうです。

おお~そうであったか・・。

私はそれが心に残ってしまい、お家に帰ってからネットで死ぬほど調べたら、
なんと一つだけ(マジで1種類しかなかった)、
いろんなお魚がいっぱい書いてある子供用パズルがあったので、
早速ネットで注文したら、すぐ届いた。

でも。クリスマスから3日くらいはたっていたので、
「これをどうやってあげようかしら・・・」と思案していたら、
母が目ざとく包みを見つけて「な~に?」と聞いてきた。

事情を話したら即、こんな風に言った。

「あんたそれは絶対、枕元に寝ている間に置かないと駄目よー!」と。

サンタさんは寝ている間に来るに決まってるじゃないのよー。
トナカイのソリに乗ってやって来て、
夜にボクのお部屋に来てくれるから嬉しいんじゃないのよー。
「ここにいたんだー!!」ってのが、醍醐味なのよ。
馬鹿ねえ、トラックに乗ってたなんて、夢がないったらアリャしない。

だそうで。

なるほどね~。と、思い。
友人に頼んで、夜枕元にそ~っと置いてもらった。

で。次の日に遊びに行ったら、
「サンタさん来たよ。」と教えてくれたので、
おおお~良かったと一安心した。信じてくれて。

つい最近。その息子さんが我が家に遊びに来た時、
何を思ったか母が急に
「コウちゃん、サンタさん来た?」と息子さんに聞いた。
もう随分時間が経っているのに息子さんは、すごく嬉しそうに、
「来たよー!!(絶叫)。
 でもちょっと遅れちゃったんだよー。ワハハー」と笑っていた。
母は「良かったじゃなーい!」とご満悦でした。

私はやっぱり、母はすごいなーと思いました。
空と夜とベッドの組み合わせが重要であったとは・・・。
孫もいないので、クリスマスなんてもう何十年も昔のことなのに、よくぞ。

「私達が小さい時のことを思い出したの?
 すごく嬉しそうだった?」と、私が嬉しくなって聞くと、

「違う。自分が子供の時のことを覚えてるの。」だって。
(軽くショック。いろんな意味で。)

母は随分大きくなるまでサンタさんを信じていたんですって。
それで妹といつも楽しみにしていたそうです。
靴下をぶら下げて、ワクワクして寝たんだって。
お婆ちゃんに「早く寝ないと、サンタさんが来ないよ。」と言われて。
「それは困る!」と思ったそうです。

朝起きると、ちゃんとプレゼントが届いていて、
「こんな遠くまで、ありがとうございます。」って思ってたんだって。
電車もない所なのに、やっぱり空を飛べるんだ~って尊敬していたそうです。

頼んだプレゼントと違うモノが届く時があって、
「オカシイなあ。なんで違うんだろう?」と疑問だったそうですが、
今から考えると、デパートもないような所なので、
売ってなかったんだな~と思うと言っていた。

何を頼んだの?と聞くと、
「もう忘れちゃったけど、ハイカラなモノだった気がする。」とのこと。
ワハハ。おもしろーい。

私が覚えているのは、「犬が良いんだ~」と言っていると、
母が「だからあ。ナマモノは駄目なんだよ。日持ちするモノじゃないと。」みたいなコトを言っていて、
「日持ちって何?」と思ったこと、かな。。

あとは、リカちゃんハウスを、高価なモノだと知っていたので、
「さすがに無理かな~」と子供心に思っていたのだが、
駄目モトで書いてみたら、朝枕元においてあって、
アホみたいに興奮してサルのように走り回った記憶。
あんなデカイものを、よく隠しておけたものだと思います。

空と夜とベッドの組み合わせ・・か~。

そう考えると。
デパートなんかでサンタさんとの握手会イベントなどがありますが。
フィンランドの本物のサンタさんが来店!とか。

あれって。もしかしたら、ちょっと大人目線なのかもね。
クリスマス1週間前とかならセーフかもしれないけど。
ホントにチビっ子だと「なんでここにいるの?」って思うかも。
こんなことしてる場合なのか・・?とかさ。
サンタさんて、このデパートでオモチャ買うの??
魔法が使えるんじゃないの?とかさ。
結構複雑な心境かも。

従兄弟がね。
「パパやママ以外にも、ボクのことちゃんと忘れないで
 プレゼントをくれる人がいるんだ。」ってのが重要なんだよって言ってた。
それはホントにそう思う。

だいぶ経ちましたが。みなさんはどうでした?
クリスマスの思い出って、宝物だよね~

なんかちょうだ~い!