OnePointStore.com STAFFBLOG

旧★キャバリアのふく★ブログ

37歳からのお勉強

2006年06月11日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

OnePointのCAD化にあたって。
パターンを修正するお仕事を
いろんなことと平行しながらやっているのですが。

これは面白いから
できればこれだけやっていたいぐらいなのだが
そうもいかず。

ドッグトルソーで進行していた図面を
実際に生体のサイズにした場合
その方法は通用するのかという検証を
Mシュナウザーのルークで行いました。

何箇所かの採寸結果だけで
図面を引きなおす作業をして
そこから導き出されたパターンで
モックを制作し、いざ試着!です。

実際には、試着とか仮縫いとか
そんな作業はできませんので
ここでビターっと合うようなお品物ができるパターンが
必要なわけで。それはとてもドキドキでございました。

結果的には、ほぼ問題なしなんですが。
尻尾の穴の部分に課題が残りました。
尻尾穴にゴムが入るので
どうしても身頃が尻尾の方に引っ張られてしまい
そうすると尻尾穴がお尻の方に流れる(移動する)ので
尻尾が下の方にショボーンと下を向いてしまうんです。

どうすりゃ良いんでしょうか。

ルークの写真と。
図面と。

何も手をつけられないまま
写真と図面の横に寝転んで「食育」の資料を読んでいたら
一日終わってしまいました。

布とはやっかいなもので。
伸縮素材ならなんとかなるものが
伸縮しない素材だとどうにもならないとか。
逆もまたありで。
紙のようにスッキリハッキリ回答が出ないんでやんす。

また、参考になるものはないか?と探してみても
犬の体っちゅーのは、
「腕のないケンタウルス」のようなもので
人間に当て嵌めて考えようとしても
想像力の限界を超えるラインが
下半身に存在しているのは確か。
オールインワンのようなツナギ型の型紙では特に
人間の資料が参考になり難い。
参考資料を見つけられないんですねえ。

ゴムがひっぱる力。
布の重さ。
後ろ足の角度。

なんだか「フレミングの左手の法則」みたいな
三つの関係があるようなんですが
理科・数学的な知識がゼロに近いわたくしには
「うーん。手強い。勉強しとけば良かった・・・」と
悔やむことしきり。

だが。
なんとかしましょう。理屈じゃなくて直感で。
ひらめきがやってくるのを
もしくは誰かがヒラメキを持って来てくれるのを
期待しつつ待つしかないね~。

わたくしの大師匠が
仕立て屋さん達は、解剖学を学ぶんだよと教えてくれました。

うーん、そうだよねー。
それじゃなきゃ、ちゃんとしたものなんて作れないよねーと
納得することしきり。

何かものをつくるってのは
対象物にとことん向き合うことなんだなーと
実感する日々。

でもって。
圧倒的にお勉強が足りない自分を実感する日々でもあります。

オオグチ叩く前に
お勉強しなきゃね。