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旧★キャバリアのふく★ブログ

簡単で大変な。食事について。

2006年06月14日 | スタッフコラム
みなさんこんにちは!
ワンポイントストアドットコムスタッフブログへようこそ!

ブログカレンダーの「14日分」が
ポッカリと空いているのが気になるので
1記事追加してしまおうと思います。
毎日続けると、“やらないと気持ち悪い”状態になるんですね。
わたくしなど、毎日同じが大苦手なので
このブログは毎日を目標に頑張れる稀なお仕事です。
頑張ろう!

さて。今日は子どもとワンちゃんの「食事」についてです。

日本語ですと、

子どもにご飯を食べさせる
ワンちゃんにご飯をやる

が、正解ですが。

マーケティングの本によると
現代主婦の感覚にうったえるなら、
どちらにしろNG、だそうです。
そんな風に言ったら、そっぽを向かれるんだそうです。

子どもにご飯を食べてもらう
ワンちゃんにご飯を食べてもらう

ならOKのようです。

体に良いから、アトピーが改善されるから、
あなたこれを食べなさい。
いらないの? では食べなくてよし。

または、

家族にこれを食べさせたい。
それが生活の最優先項目。

ではなくて。

よく食べてくれるから
これが好きみたいだから
クレームが出ないから
これを食べてもらう。

だそうです。(ホンマかいな?!)

その他仰天エピソード満載の「マーケティング」による
現代主婦の食に対する常識は、
下の本で堪能できます。

変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識

勁草書房

最近NHKがドキュメンタリーとして放映し、大変な話題になったそうです。


ただし。
この本は(広告会社の体質上しかたないのかもしれないが)、
「食に対する課題」を解決しよう!という本ではなく
あくまでも「マーケティングの常識が覆されかねない」ことを
危惧する本ですので、なんら解決策は提示されていませんし、
また、私のようなマーケティングのあり方そのものに
胡散臭さを感じている人には、
「何を今更」や「現代主婦って丸っとくくるってのは、どうかねえ」と
話半分で聞こうかね~という感想です。

それにしても。ショッキングな事実がたくさんあることは確か。
食の本としてではなく、文化・道徳としてですが。

では。
この本に出てくる問題ママ達の行動に
自分を照らし合わせてみて、
ちょっとでも思い当たる、そうは言っても共感できなくはない、
でもこんな風に言われるのは嫌!どうしたら良いの?
と、悩むママには。この本をおススメします。

伝統食の復権―栄養素信仰の呪縛を解く

東洋経済新報社

生物学がご専門の島田彰夫先生の著書です。


人間を生物としてのヒトとして見た場合に、
どんな食体系が正しいのかということを
理に適った食事とはどんなことか、ということを
大変わかりやすく書いてあります。

先生によると。
ご飯と味噌汁だけでも、日本人は生きていける。
例えば子どもなら、大人なら、妊婦なら、
成人病が心配なら、アトピーを改善するなら、
視力の良い子を育てたいなら、
こんな食事をしなさい。と提案してくれます。

それもビックリ!
レシピ集とか栄養素とか、そういうことは一切書かずとも
誰にでも超簡単にできるメニューばかり。

「わたしの時間」が大切で
「ご飯にそんなにお金も力もかけたくない」という
マーケティング的現代主婦の皆さまが
「え!それで良いの!」と歓喜する素晴らしいお説の数々が
医学的・生物学的根拠とともに記述されています。

この2冊。
セットで読むと面白い。

どちらも話題の書ですので図書館にあると思います。
ぜひ!読んでみてくださいね。