「企業様を元気にして日本の明るい未来をつくりたい」
皆様、おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。
1991年から変わらない中小企業の中心課題は「過去の成功体験からの脱却」です。
日本経済の成長が実質的に頭打ちになったこの年以降、20年近く経ちます。
私の実感としては、20年経った今でも、未だに多くの中小企業経営者が過去の成功体験から脱却できず「きっといつか又良い時代が来る」という幻想の中にあります。
しかし、日本経済が右肩上がりに良くなる時代は当分ありません。
1991年という年は、バブル経済崩壊の年であり、日本の人口ボーナス期終焉の時期でもありました。
この人口ボーナスとは「一国の人口構成で、子供と老人が少なく、生産年齢人口が多い状態。豊富な労働力で高度の経済成長が可能。多産多死社会から少産少子社会へ変わる過程で現れる。」(デジタル大辞泉)です。
この年に起きたのは、単なるバブル崩壊ではありません。
バブル以前から右肩上がりを続けてきた日本経済が、この年以降失速したのは、人口ボーナス期が終わり、やがて人口オーナス期を迎える序章であったのです。
この人口オーナスとは「一国の人口構成で、高齢人口が急増する一方、生産年齢人口が減少し、少子化で生産年齢人口の補充はできず、財政、経済成長の重荷となった状態。」(同、「オーナス(onus)」は重荷・負担の意)です。
つまり、日本経済は不況状態というよりは構造的に失速しているのです。
にもかかわらず、未だに甘い夢を見続けている。
ひとつには、政府の施策(財政出動や補助金・金融政策)により、何とかなってきたという面があるのでしょう。
しかし、政府は1991年以降負債を大きくしてきました。
国債残高が危険水域に達しようとしているこれからは、今までのようにはいきません。
中小企業経営者の皆様、
だから甘い夢から、早く目覚めて下さい。
夢から覚めてたら、3つの選択肢があります。
選択肢とは、今現在そして将来の市場や売上を考えて、現在営む事業を成り立たせる策をこうじるか、はたまたリスクを取って新規市場に打って出るか、傷手を最小限にするため手じまいするか、の3つです。
ここまでお読みになって、何かを感じていただいた中小企業経営者の皆様、現実を直視して、早い時期にこのいずれかの経営判断を下して下さい。
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