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ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
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桜麗し千賀の浦の町:2013年4月の記録

2017-10-05 11:23:11 | 東北被災地の歩み:塩釜・松島

本塩釜駅から本町へ出ると、商店街の間に御釜神社がある。

鳥居の脇の木は、早咲きなのでもう花が無いが、境内の奥に見事な垂れ桜があり、花が降り注ぐように咲いている。



藻塩を焼く竈の傍で、淡い紅色の枝が揺れて麗しい。 


宮町の丹六園前の大通りからも、愛宕神社や塩釜公園の辺りだろうか、泉ヶ岡の方向に満開の桜が見えた。 


その大通りの街路にも、「塩観ざくら」と愛称がつけられた八重紅垂れの桜が咲いている。

塩釜市では、数年前に「塩釜さくらの会」が作られ、樹木オーナーを募って桜を植樹している。


奥州一宮おうしゅういちのみや(格式高く上位)である「塩釜神社」には、天然記念物となった「塩釜桜」がある。かつてあった桜は老いて枯れたが、接木で甦った桜が植えられ、再び天然記念物となっている。


塩釜桜は、淡い紅色で、毬のように集まって咲く八重桜だ。


卯月の終わり頃から皐月の初め頃に咲くので、他の桜より少し後に見頃となる。


その塩釜桜が、一足早く咲いているのを見つけた。

といっても、それは繭玉で作った飾りである。


仙台藩の養蚕発祥の地という、南三陸町の女性たちが製作しているそうだ。

この繭玉細工は、根付とブローチがあり、宮町の味噌醤油を作る「太田與八郎よはちろう商店」や、駅前の観光物産案内などで販売されている。


本塩釜駅から、沿線の道を西塩釜駅方面へ進むと、海苔の柴崎屋があって、その脇にも満開の桜があった。 

傍で何ともいい声がする。

心地よい軽快な笛の音みたいな声の主は、青い鳥(胸は褐色)のイソヒヨドリだった。


満開の花に、イソヒヨドリも気分良く歌っていたようだ。



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