安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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プライマリーバランス黒字化と消費増税というのは最悪の組み合わせです

2019-05-30 23:02:23 | 政治

消費税の仕組みを考えれば考えるほど、「これは日本経済を破壊するために仕組まれたものではないか?」
という感じがしてなりません
貨幣の仕組みが分かれば分かるほど、消費税がどれだけ危険なものか多くの方に知っていただきたい、その思いが日に日に強くなるんです

消費税というのは、下請け、孫請け、卸売業、小売業、全ての段階において課せられる税です
ですから、生産者から卸売業への販売に課税され、卸売業から小売業者への販売でも課税され、最後に最終消費者に課税されます
これを陸上競技に例えるなら、ハードルをいくつも置かれるようなものです
その都度、無駄な力を使ってハードルをいくつも飛び越えなければならず、タイムも相当に遅くなります
消費税は、生産者から卸売業、小売業、消費者それぞれに価格計上されることで、それぞれの段階での購入障壁を生みます
つまり、「こんなに高いんだったら数を減らそうか?」と考えてしまうようになるわけです
この精神的なブレーキが極めて大きいのではないのでしょうか?

この、「消費を減らす」という行為、これは企業の投資意欲にダイレクトに影響します
売れ行きが悪くなるなら設備や人件費に投資をしない、控える、ということにつながります
実は、実体経済では、この「投資を控える」という行為が、資金の流通量に大きく影響します
実体経済においては、銀行の貸し出し資金量によって、市場の資金総量が変わる、とういことが明らかにされています
つまり、企業が設備投資をしないことによって、市場に流れる資金の総量が大きく減ってしまうのです
これを信用収縮(クレジットクランチ)と言います
まさに風船が一気にしぼむようにお金の量は減っていくことになるのです


そして、財務省の掲げるPB(プライマリーバランス)黒字化、ですが、これがまた最悪な政策なのです


政府の財政収支のバランスを取り、財政を黒字化させる、というのは、一見して本当に良いことのように見えます
しかし、この財政黒字化では何をするか?それは、簡単に言うと
増税、そして、政府支出の削減
この2つです
この両方が、実は市場経済のお金を減らすことになる...これは考えれば誰にでもわかる原理です

増税とは、お風呂のバスタブのお湯を、排水口の栓を開けて抜き出すようなものです
そして、政府支出の削減は、バスタブに流れ入るお湯の蛇口を閉めるようなものです
バスタブの中にあるお湯が、実体経済の資金です...ということは、バスタブのお湯は一気に減り、無くなってしまいます。
日本政府は今、このような危険なことをしようとしているのです


MMTという流行りの理論を持ち出すまでもなく
経済が収縮を始めたら、もはや社会保障もクソもないのです
社会保障を支えるためには、実体経済の裏付けがなければ無理です
誰もお金を使いたがらない社会では、国民は政府の配給を求める人で溢れかえるような姿になる
そんな未来だけは、何とか阻止したいものです

消費税増税には、断固反対いたします!!

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