安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

新しい政治学・経済学が必要だと思う

2020-09-15 23:54:54 | 政治
三橋貴明さんの動画によると、新しい菅官房長官あらため菅総理の知恵袋は
元ゴールドマンサックス、アナリストのデービッド・アトキンソンという方なのだそうです
勉強不足でこの方がいかなることを主張しているのか?思想の中身までは、よくは知りません
しかし、IR(カジノ)法であるとか、インバウンドであるとか、こうしたことを主張し、助言してきたそうですから
その流れを見れば、これまでの安倍内閣に非常に大きな影響を与えた人物であることは分かります
カジノとかインバウンドとか、こうした「国民にお金を使わせること」による景気浮揚を考えている
という意味では、安倍さんや菅さんのような、経済をよく理解しない政治家にとっては
アトキンソン氏の主張は分かりやすかったのでしょう
しかしそこには、蓄財と勤勉という、経済にとって最も大切な要素が欠けているんですよね。。。

私は安倍さんにも菅さんにも申し上げたいのですが
国民に対して「お金を補助してあげるから旅行へ行きなさい、遊んでお金を使いなさい」とか
これ。。。。政府がやるべき国政。。。国策であるのでしょうか?
私はむしろ、今こそ「国民の皆さん、頑張って働きましょう」と呼びかけるべきだと思うのですがね
働くことを美徳と思っていないんでしょうか。。。。
日本はもう経済発展は無理だから、インバウンドとカジノで景気回復させよう。。。
観光立国になろう。。。とでも言うのでしょうか?
それならば。。。。政治家としては寂しい限りですね。。。政治哲学や信念はあるのか?
と申し上げたいです

大体ですね、政治が国民に「遊び金」を補助してどうするんですか?
本当に「馬鹿なのか?」と思いますよ、政府が国民を税金で遊ばせてどうすんだ。。。。
その遊び金のためにはたいた補助金・助成金の類は。。働いている人から取り上げた税金ですよ
こういうのを「無駄金」と言います
MMTならこういう場合、「政府がお金を使うことは良い事だ。。。国民の資産が増える」
ということになるのでしょうが、ことはそんなに単純じゃないですね
政府はいつまで旅行の補助を続けるのでしょうか?
本来、旅行というのは国民が頑張って働いて貯めたお金で行くものですよ
旅行は働いた人が余得として行くことで継続性が出るんですよ。。。収入が増えていくと旅行にたくさん行ける。。。
その喜びがあるから人は頑張って働くんですよ
政府がいつまでも補助してくれるとか。。。こんなのは一時的なものに過ぎない
政府は、もっともっと経済の底上げのためにできることがあるだろう?と申し上げたい

その一番の肝が。。。減税であり、社会保障費の負担軽減ですよ
働けば働くほど余剰所得ができる。。。これが人々の意欲を底上げするんですから
無駄金を使うぐらいなら、その分を減税すべきですよ
今なすべきは、いの一番に「減税」です
姑息にマイナンバーなんかを宣伝して、それで銀行預金に紐つけて国民の資産を見張ろうなんて
日本の政治家は本当に大馬鹿者です!!
国民が苦しい時に税金高くしてどうすんだこのバカ!!

とまあ、書いているうちにエキサイトしそうになりましたが
菅さんは、私は岸田さんや石破さんよりはマシだと見ていますが
それでも、長く続けていただきたい方ではありませんね
この国は、本当にボロボロになって初めて、立ち直る日が来るのかもしれません

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自らの正当性にこだわることの愚について

2020-09-15 00:07:58 | 政治
私自身、このブログを書き始めた頃から比べると、随分と考え方が変遷してきました
ですが、最初から変わらない考え方の筋というものもあります
それが、このブログのテーマである「安い税金」と「小さな政府」という、二つの政治理念です
途中、中野剛志先生や三橋貴明先生の思想に影響を受けて、MMTに傾倒したこともありましたが
結論を言うと、「MMTとケインズ経済学の組み合わせは間違いの元である」ということですね
私が考えていた理想のMMTは、小さな政府との組み合わせによるものです
つまり、「市場経済を活性化させ、通貨の流通量を増やしたければ減税せよ」ということですね
ここは正しいと思います

しかし、日本政府の財政均衡至上主義が日本経済をダメにした。。の論には、いささか異論がございます
本当は、緊縮財政よりももっと深刻な「日本病」とも言うべき経済病があるということを
よくよく考えなくてはならないと思うのです
その「病」というのはね。。。政府が経済をコントロールできるという思想そのものなんですよ
政府が経済を規制しコントロールするという発想、それが「大きな政府」の正体なんです
小さな政府というのはね
少数の人間の頭では、経済全体を規制したりコントロールしたりすることはできないから
個人、各企業の自由度を上げ、税金負担を減らして、各個人や各企業の個性や努力によって
経済全体を底上げしていこうという、いわば現場主義なんですよ。。。これはドラッカーの思想に近い
企業だって、優れた経営者は社員の自主性を重んじて、一人一人の能力を最大限に伸ばそうとするでしょ?
そういうことなんですよ。。。国が経済全体を計画的に底上げしようとしたところで
経済全体を見通せるほど偉い人もいなければ、そんな能力のある人もいないんです
ルーズベルトのニューディール計画が失敗に終わったのも
ごく一部の人による計画経済が上手くいくはずがないという、その証拠なんですよ
しかも、計画経済下では、個人個人が厳しく成果を求められない。。。が。。。
逆に個人の創意工夫は認められにくい
こうした弊害が、計画経済にはあるんです
ケインズ経済学は基本的に社会主義・共産主義経済型の経済学なんです
しかも、MMTとケインズ経済学の組み合わせはもっとタチが悪い
過剰なバラマキが人間の自主性、自立性、創意工夫、自助精神
こうしたものを蝕むということ。。。これを軽く見すぎています

私は自らの過ちに関しても、謙虚に反省し、改めるべきことは改める人でありたいと思います
経済を立ち直らせる力は政府によるバラマキじゃないんですよ。。。
GoToキャンペーンなるものを、政府は推進していますが
インバウンド型の景気浮揚しか念頭にない安倍政権の、無い知恵を絞った苦肉の策であることはわかります
しかし、日本を観光立国にしようとしても、そんなことで本当の景気回復など不可能です
残念ながら、安倍さんには知恵が足りませんでしたね
日本に必要なのは技術立国の再興です
そのために必要なのはお金をばら撒くことじゃない
本当に必要なのは、「国民のやる気」です
お金をばらまくのは、国民の奮起の力を削ぐことになります
今必要なのはやはり、「安い税金」と「小さな政府」。。。そして、企業の国内回帰による
国内産業の再興。。。これしかありません

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