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中国製スマホにマルウエア―セキュリティー会社が確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140619-00006743-wsj-int
ウォール・ストリート・ジャーナル 6月19日(木)9時17分配信
ドイツのサイバーセキュリティー会社ジーデータ(G Data)によると、米グーグルのモバイル端末向け無償基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した安価な中国製スマートフォン(スマホ)「天星(スター)N9500」に組み込まれているのは、8メガピクセルカメラやクアッドコアプロセッサーばかりではない。同端末のアプリケーションストア「グーグル・プレイ」に、所有者の追跡や端末の遠隔操作に使われる「Usupay.D」というトロイの木馬型マルウエア(悪意あるソフトウエア)が発見された。
ジーデータによると、「天星N9500」の購入者からの苦情を受け、新しい端末をテスト。その結果、同端末に組み込まれたスパイウエアが端末の識別情報(ID)と仕様データを中国にあるサーバーに送信したことが明らかになった。
このマルウエアはカメラの起動など、端末の機能を遠隔操作できる。ただ、調べた端末にはその証拠は見つからなかった。
ジーデータは、情報は中国のサーバーに送信されたが、ハッカーが必ずしも同国内にいるというわけではない、と指摘した。
ジーデータはマルウエアがどのように端末に仕込まれたかを特定できなかった。メーカーである天星手機(本社・深セン)のコメントは得られなかった。ジーデータの広報担当者によると、津同社も天星手機と連絡を取ることができなかった。グーグルのコメントも得られなかった。
このマルウエアは、端末に標準搭載されたソフトでシステムを実行する「ファームウエア」にあらかじめ仕込まれているため、サードパーティーのアプリストアからダウンロードしたアプリのように簡単に削除することはできない。
Usupay.Dは昨年3月にロシアのインターネットセキュリティー会社カスペルスキー・ラブが特定した。ジーデータによると、Usupay.Dが携帯電話に潜んでいるのが発見されたのは今回が初めて。
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フィリピン・アキノ大統領が24日訪日、領土の問題「安倍主張と語り合うだろう」・・・中国「第二次世界大戦で日比は敵同士だった」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140619-00000247-scn-int&pos=2
サーチナ 6月19日(木)16時35分配信
フィリピンのベニグノ・アキノ大統領が24日に来日する。アキノ大統領は安倍晋三首相との会談時し、両国が抱える領土を巡る中国との争いについて「おそらく、話題にする」という。新華社は「日本とフィリピンは第二次世界大戦時、敵同士だった」と紹介した。
アキノ大統領と安倍首相の会談目的は「最近の地域の状況について意見を交換し、両国の協力分野や戦略的パートナー関係を強化する」とされている。
中国メディアは、日本とフィリピンがともに、中国との間に領土を巡る紛争を抱えていることを注視。フィリピンの大統領府報道官は、アキノ大統領が安倍晋三首相との会談時に両国がともにかかえる、領土を巡る中国との紛争について、「おそらく、話題にするだろう」と述べた。
新華社は同じ記事で、フィリピンが中国との領土問題について、国際的な紛争や争いの仲裁・調停・国際審査を行う常設仲裁裁判所に提訴している状況にも触れ、フィリピン側が同裁判の結論が早く出ることを望んでいると紹介した。
新華社は、フィリピンが同裁判について日本に説明する、あるいは何らかの働きを求める可能性を念頭に置いているようにも読める。
日本とフィリピンの関係については「第二次世界大戦時には敵同士だった。ただし最近になり、それぞれが中国との紛争を抱えたことから、どんどん接近している」と紹介した。
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◆解説◆
中国にとって、「第二次世界大戦において日本の敵だった」ことは、「われわれは味方だった」ことを意味する。新華社がわざわざ、第二次世界大戦中のことに言及した理由は不明。フィリピンに対して「日本はかつての侵略者だった」と念を押し、連携に慎重になるように求めているようにも読めるが、「日本との接近は裏切り行為」とフィリピンを非難する意味を込めているとも読める。
なお、第二次世界大戦時にフィリピンは米国植民地だった。米国は1935年にフィリピンの将来における独立を約束していた。日本は1942年までに米軍を駆逐し、傀儡政権を樹立してフィリピンを独立させた。米軍は1944年に反攻。日本はマニラなど主要地を失ったが、フィリピン各地で終戦まで激しい戦闘が続いた。
したがって、第二次世界大戦でフィリピンが国家として日本と「敵」であった事実はない。ただし、フィリピン人抗日ゲリラの活動は相当に激しく、日本を悩ませた。
中国は第二次世界大戦終了までの東アジアの情勢を侵略国(=日本)と被侵略国(=その他の国)に分類して論ずるが、フィリピンでも分かるように、構図はそう単純ではない。香港や東南アジアの多くの国についても、確実に言えるのは「日本が従来からの侵略者を追い出した」、「戦争に伴い、現地住民にも多大な被害が出た」というあたりまでだろう。それぞれの地域では欧米の支配者が、日本よりはるかに長い期間にわたり「侵略行為」を継続していたことになる。
日本が統治/併合していた台湾や朝鮮(現韓国・北朝鮮)では、日本軍将校になったり志願兵になった者も相当に多く、日本にとっては「戦友」であり中国にとっては「敵」だったはずだ。日本軍兵士になった台湾人が、中国大陸で国民党関係者を虐待したとして、戦後になって台湾奥地まで追跡され殺害された例もあるという。
フィリピンに関連して言えば、日本陸軍軍人で朝鮮出身の洪思翊(ホン・サイク)中将が日本の敗戦後、戦犯としてマニラ処刑された。フィリピン捕虜収容所の所長を務めた時期に、捕虜に十分に食べ物を与えなかったとして捕虜虐待とみなされた。実際には日本側の補給能力が落ち込み、食糧の入手ができなくなったためだったが、洪中将は日本軍人として「言い訳は潔くない」として一切の弁明をせず、有罪判決を言い渡されることになった。(編集担当:如月隼人)
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