hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

日本の公的な手続きは何故、此処まで複雑か?

2017-04-22 07:54:38 | 日記
私、今、人から頼まれて時効取得の訴訟を提訴していますが、日本では不要な書類などの提出を強いられて大変です。

役所も裁判所も、それが当然のように受け止め、流が出来上がっています。

今回のケースは、40年前に発生した相続の手続きが滞っていて40年、維持管理をして来た人が、その土地の所有権を求めての訴訟です。

確かに、その土地には、名義人の相続に関係する人が沢山、存在します。訴訟となると、相続ではありませんから間接的な要素ですが、裁判では全ての関係者の居住地等の情報が必要になります。

ところが、この情報を手に入れる為の作業が、戸籍謄本、除籍謄本や咐票と大変です。 その上に、個人情報とかで、役所の窓口の人達の知識不足もあり単に委任状が有っても容易ではありません。

世界でも、戸籍がある国は少ないのですが、日本は特に、形式ばかりに拘る国です。

本来は裁判で所有権を容易に認める事が可能な案件です。裁判官が長期に渡り維持、管理に貢献し努力を続けて来た人の権利です。 それに対して長年に渡り、何の努力もせず、権利を放棄して来た人が、不満なら意義や不服の申し立てをすれば良い事です。

相続の訴訟なら、全ての権利者を把握し詳細を知らせ、確認させる必要があるでしょう。しかし、権利を放棄して来た人には、そこまで丁寧な対応が必要でしょうか?

可能性がゼロでない限り、不要に近い資料集めを強いるのは何故でしょうか? 手続きが複雑であればある程、資格者や役所の仕事が増えます。

逆転現象で、仕事が増える事が価値があるという日本の事情なのです。 戸籍の無い国が大半の世界の人には思いも着かない大きな弊害ですが、日本では必要悪として資格者や役所には重要なのです。

裁判所も役所も資格者も、簡素化されてしまうと、仕事が減ってしまうのです。 私が推測すると多分、作業として5分の1位に減らすことが可能です。

戦後の日本では、仕事の量を増やす必要に迫られていました。その為には、複雑化が大きな要素でした。その上に、権力の座を安定させ、選挙で大きな支持を得る為に最大限、影響力を高める必要があったのです。

今も、その延長線上にあるのです。アメリカが緊張状態を作り上げて、影響力を高めているのと同じ流れです。

この間違った権力体制の安泰を最善とする傾向こそ国や組織の衰退、崩壊に繋がります。

目先の保身や安泰にしか考えが及ばない浅はかな発想です。 だから、日本の財政には、無駄や浪費が溢れているのです。

日本から戸籍が無くなり、宝くじと言った裏に悪事が蔓延る仕組みが無くならない限り日本の進歩、発展は有り得ません。

簡素化、明瞭化こそ日本の未来に最も必要な糧です!