女子ゴルフ優勝の申ジエ選手！

　彼女が、韓国だけでなく日本でも寄付やボランティアを続けていることは余り報道されていない。　以前、日本でも”さくらさん”が宮崎県に寄付した時も一時的に話題になったが、それ以降。こういった話題は少ない！

　だが依然として、申ジエ選手は続けている。　東日本の震災の時も相当な額を寄付していたと言う。　ふるさと納税とかを美化して賞賛する偽装の日本と、どう違うのか？

　日本では、こういう寄付が大きく報じられると、寄付をしないほかの選手達に迷惑が掛かると考えられ互いに寄付やボランティアを躊躇する傾向が強くなる。　

　確かに、世論も庶民も寄付した、しないをトヤカク騒ぐ事が多い。　個人の意志や考えを尊重する基本的な理念が育っていない。　した方が良いのか、いない人も責められたりするべきでないのか？

　人間の人格や個性といったものが成長し切れていないのが現状である。　金だ物だとの欲に拘るが故に自分の想いに忠実になれない、自分の意思を通し切れない環境です。

　本来は全てを決めるのは自分であって、他人や世間に左右されるべきではないのですが日本の世情は、この流れから脱却出来ない状態が続いています。

　政治の世界の売名行為とか、良い子振る欺瞞行為と非難する声が出て来るケースが多いのです。　申選手のように、純粋に寄付やボランティアから満たされる心など日本には認められないのが現状なのです。

　スポーツ、芸術、文化というような社会的な行為に対する純粋な心の理念というものが日本と言う国には確立されていません。　本質よりも、受賞や肩書きが優先され互いに持ち上げ合って利用するという実情です。

　結局は、心なんて利用する為に存在するものであって、利益に繋がら無ければ何の価値も無いと無意識の内に感じてしまっているのです。

　私のように心豊かに穏やかな生活を望む者には、遠い世界です！　好き勝手に振る舞いのが自由であると言う人達には理解出来ない心情です！