お酉さま

今年も「お酉さま（酉の市）」へ行ってきました。
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今年は何と、一の酉（11月の最初の酉の日）が11月11日（日）、二の酉が11月23日（祝）と、お酉さまが2日間とも休日と重なります。

日曜なのでごった返しているかな……と思ったのですが、夕方だったせいかそれほどでもなく、わりにすんなりと鷲神社（おおとりじんじゃ）の境内に入れました。
境内にはたくさんの熊手屋さんが出ており、お店ごとに趣向をこらした熊手が売られています。
なかには、「お○りかじり虫」をモチーフにした熊手も……。



私はここ数年は毎年「よし田」さんで買わせていただいているので、さっそく「よし田」さんへゴー。
「よし田」さんのお店には、噺家さんや役者さんから注文された大きな熊手が、所狭しと飾られています。



フツーの勤め人の私は、担いで歩くような大きな熊手は買いません（買えません……）。
本当は、毎年少しずつ大きな熊手にしていくものらしいのですが、向上心のない私は「現状維持」で毎年同じ大きさの熊手を買っております（笑）。



「家内安全、商売繁盛！　イヨォ～、シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン」と威勢良く三本締めをしてくださって、それだけで何だか元気が出てくる感じがしました。

お酉さまのときは、鷲神社や隣接する「酉ノ寺（長国寺）」でも、熊手をかたどったお守りが授与されています。
こちらは、小ぶりでお値段もお手ごろです。ご参拝記念のお土産にもちょうどよいかもしれません。

「酉ノ寺」で、お守り授与所のおねえさん（お寺なので「巫女さん」とは呼ばないと思うのですが……。何て言うんだろう……）の「おもちなさ～い」という“売り声”（？）につられて見てみると、こんなかわいい熊手お守りがありました。



真ん中に御座ましましているのは、酉ノ寺のご本尊にもなっている妙見さま（妙見菩薩）。
このお守りは限定数のみの販売だそうで、二の酉の時にはなくなっているかもしれないとのことでした（妙見さまのついていない、普通の熊手守りは二の酉のときまであると思います）。
授与所のおねえさんが、火石で浄めてくださったお守りを「どうぞお幸せに」と言いながら渡してくださいました（「開運」のお守りなのでそう言ってくださったのだと思います……）。

お守りのお釣りでいただいた硬貨をそのままお賽銭にして、ご本尊におまいりをすませ、多くの人でにぎわうお酉さまを後にしました。

お酉さまの時期になると、「今年もあと少しだなあ……」という感じがしてきます……。
だからというわけではありませんが、お酉さまに行く前に美容院へ寄って、お正月に結う日本髪の相談をしてきました。
日本髪を結うことを考えるとお正月が今から楽しみですが、その前にやらねばならないことが山積……。が、がんばろう……。