
JR只見線は2011年の台風による水害で橋が流され、現在は会津川口駅から只見駅まではバス代替路線となっています。
JR只見線復旧応援ツアー③日本のスイスを走るJR只見線に乗る♪会津柳津~会津川口
只見線で会津川口駅までの記事はこちら
会津川口までスイスやオーストリアのチロル地方のような美しい車窓を楽しんだ私たちは、今度は代替バスにて只見駅まで乗車します。
会津川口から只見までは7駅あります。
只見は福島県の最も西にあり、ほぼ新潟県との県境近く。
会津川口駅は「東北の駅100選」にも選ばれているそうです。
奥会津地方を悠々と流れる大河・只見川に、支流の野尻川が合流する地点にあるので「川口」の地名が付いたといわれているそうです。
只見川は「阿賀野川」の支流で福島県・群馬県に源流を持ち
新潟県を流れ日本海に注ぐ日本有数の川で、総延長が137キロある一級河川。
ずっと湖と思っていたのは只見川だったんですね。
列車の時間に合わせて不通区間の会津川口~只見を JR只見線代行バスが走ります。
観光バスのような立派なバスが走っているのにびっくりしました。
田子倉ダムの建設のため1956年に会津宮下 - 会津川口間が開業。
会津川口から只見を経てダム建設現場までを電源開発株式会社の専用鉄道として敷設され、1957年から1961年までダム建設輸送に使用されていました。
田子倉ダム完成後は、会津川口 - 只見間を国鉄の営業線として使用するために改良が施されて1963年に国鉄線として開業しました。
流された橋梁の橋げたです。
本来は橋が架かっていたのですが、クレーンの横から橋が消えています。
流され川の増水で流された橋です。
本来なら鉄橋がかかり只見線が走る場所は空間となり途切れたままです。第一只見川橋梁の絶景ビューポイントまでは町営バスが運行しているそうです。
平成28年2月1日から絶景のJR只見線只見川第一橋梁ビューポイントへ一番近い、道の駅尾瀬街道みしま宿へ町営バスの運行(日曜・祝日を除く)を行っているそうです。
ツアーは翌日「尾瀬街道みしま宿」へ立ち寄り、第一只見川橋梁の絶景を見ることができました。
こちらは運行していないため除雪されず雪が残った状態の只見線不通区間。
2016年の情報では、只見線の全線復旧は2020年をめどにとありましたが、実際に復旧費用を聞くとなかなか厳しい数字ではあります。
鉄道があるのに走れず、雪が積もったまま放置されているのはなんだか悲しく。。。
一日あたり49人の利用だったとのことで赤字路線であはりますが廃線の対象にはなっていなかったそうです。
廃線に対象にならない=赤字でも残す重要性があったはず。
とはいえ、130億という気の遠くなるような工事費はなかなか捻出は厳しいのが現状だと思われ。。。。
廃止された鉄道路線の多くは絶景な場所が多く、鉄道好きとしては、どの鉄道も廃止なんてせず残しておきたいという思いでいっぱいです。
只見線の秘境のような場所を走る鉄道路線が廃墟のように遺産になってしまうのでしょうか。。。
只見線に乗るために東京から行くのもなかなか大変な立地でもあります。
緑萌ゆる頃や、紅葉の頃にもまたここへ来たい。
また只見線に乗りたい!
夕陽の時間の只見川はまるで湖のように優雅で美しい。
JR只見線復旧応援ツアー★奥会津の旅 ダイジェスト&目次
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