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風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

テメー

2006年05月11日 | SAVE THE CHILDREN
テメーとは、モンゴル語でらくだのことです。
前回手激Nラブの作品を何点か頂いたら、今回も先生が持ってきてくださいました。
その中に、らくだの毛を自分たちで糸にして、それからマフラーと帽子の作品にしたものがありました。
らくだの毛と言うと、手触りがごわごををイメージしていましたが、まるでカシミアのようなやわらかくて暖かそうなマフラーと帽子が出来上がっていました。





右の写真の、一番奥に白鳥のつがい 
その左に、ねずみのビーズ手撃ェ加わりました。

一番手前に映っている白いのは、メモ帳を折って作ったチューリップです。オユマーが私にといって折ってくれました。

オユマーは、今日は、「なにをしたの?」を書いてくれた子どもです。
最後に、一行書き添えてくれた言葉は、「今日の授業はとても楽しかった」でした。
感想を書いてくれた子どもは初めてで、思いがけないことに、胸が熱くなりました。

今日は、通訳に金井さんが一緒に来てくれていたので、読んでもらって分かったのです。

そして、今日、教育のプロの金井さんに来ていただいたおかげで、授業のアドバイスもしていただき、とても参考になりました。
しかも、プライベートなことの通訳までしていただいて、ほんとにありがとうございました。
今日は、夏休みを長期間お休みしなくてはならないので、それを伝えるために来ていただいたのです。

夫の通訳さんが英語の通訳さんに代わったために、今までのような電話での遠隔通訳がしてもらえなくなりました。
なんだか、困ったことになったぞと思うと、彼女のほうから暇なときはと買って出てくれました。

ありがたい!
モンゴルには、やはり、見守っていてくれる神様がいるなぁ。
「またね」といいたくなる気持ちを抑えて、来週のこと考えようっと。
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のらちゃん

2006年05月10日 | チンゲル亭裏日記

片目のつぶれた、モンゴル犬。
アパートの近くを、根城に結構可愛がられているみたい。

夫と出かけるたびに、前回滞在中にびっこの野良犬に情を通わせていたことを思い出す。
おとつい、やはり夫と外出したとき、ア、いるな、と思ったとたんその犬がおしっこをした。
二人同時に、「メスだったんだ」と顔を見合わせた。
オスだと思っていたわけでもないのですが、私たちの頭の中では、性別の無い野良犬と言う分類に這入っていたのが、メスの野良犬と言う分類に分けられたわけです。

彼女、ある制服おまわりさんには、尻尾を振ってうれしげに付いていきます。
そのほかの人間には、飢えた野良犬の風情を見せないので、この辺りではそれと認知された犬なんだろうと思えます。

今日、少し古くなったヒャム(少しやわらかめのサラミのようなもの)を、一口大に切ってビニールの袋に入れて出かけました。
そして、食べさせようとビニールのシャカシャカという音がしたら尻尾を振って飛んできた。

きっと彼女には、シャカシャカは、ごはんだよーと同じ意味なのでしょう。
私と目が合っても尻尾は振り続けていました。
ヒャムを地面に置くと期待したものではなかったらしく、直ぐには口をつけませんでした。
アラ、ここでごみになるのかしら、失敗失敗と思っていたら、おもむろに食べ始めました。
今日、初めてなので、食べる様子は眺めないで、買い物に出かけました。

振り返ると食べています。
帰りに同じ場所を見たら、全部なくなっていて、少し離れた車の来ない安全なところでお昼寝中でした。
口笛を吹くと、なぁにというように頭だけもたげて、「あぁ、さっきのあんたね」と言うようにチロリと見たらまた、眠ってしまいました。

彼女の好物は何でしょう。
ホーショールかなぁ。羊肉かなぁ。

尻尾を振る犬は、モンゴルではめったにお目にかかれない。
前回、一緒だった、レトリバーの花ちゃんはもちろん日本で育った犬だから、見事に尻尾を振ってくれた。
 
モンゴルの犬は、尻尾をお尻に巻いてすごすご逃げる野良犬か、激しく吼えるゲルの番犬か、のイメージが強い。

あんなに尻尾を振る犬は、そして野良犬は、初めてだ。
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モンゴル・日本センター

2006年05月09日 | UBから
モンゴル・日本センターは、モンゴル日本両国の友好関係を深める事業として、セミナー、フォーラム、講演会などを定期的に行なっているところです。

センター内の図書室には本や雑誌が4千冊余り、オーディオ、ビデオの資料が400本余り備えてあります。

絵本もほんの数冊ですが、有りました。最近は、絵本図書館を利用するようになったので、こちらでは探すことはありません。

先週金曜日に返さねばならない本の中に、村上春樹のものがありました。
貸し出し期限を過ぎても、請求の電話をもらったことは無いのですが、昨日センターから督促の電話をもらいました。

おそらく、NHKで村上春樹の特集の番組がありましたから、それを見て本を読みたい人が請求したのではないかと思います。

どなたか知らない人が、テレビを見て春樹を読みたいと思い、センターに行く。それは、貸し出されていて、蒙返却期限が過ぎているので、職員が、私へ請求の電話をする。

そのどなたか知らない人からつながった一本の細い線。
その人へと辿り着くことは無いけれど、どんな人かなぁ。
本を読んで何を感じるのだろう。
春樹を読むのは、初めてかなぁ。それとも、また読みたくてセンターに来のかなぁ。。。


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るんるん

2006年05月08日 | チンゲル亭裏日記
6月に、友人がモンゴル来訪です。
旅行社に、ツーリストゲル、車、通訳の手配を頼みました。

電話一本でことが足りるのは、ありがたいのですが、何も書類が無いのが、毎度のことですが、心配です。

今までに、何度か経験し、とりあえず何事もなく楽しいたびが出来たのですが、たまに、ダブルブッキングなどの話が聞こえてくると大丈夫かなぁと不安になります。

やはり、何か描いたものをもらいに行きましょう。
今日は、朝から雪が降っていて、出かけにくいし、こんなとき担当のトールさんだって、出社していないかもしれないし。

友人は、ルンルン気分で居てくれるようです。
そのうれしさが、伝わってきて、私も冬ごもりから目一杯心身を開放して、楽しみたいと思うんです
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雪です

2006年05月08日 | UBから
昨日の、うららかな散歩日和とは打って変わって、朝、真っ白な世界です。
強くなったり、弱くなったりしながら、午前11時になろうとしている今まで、降り続いています。

昨日は、季節感が無いといいましたが、それを聞き届けたモンゴルの神様が、それではと雪を降らせたのかもしれません。

表には見えない木の芽が、また、縮こまってしまったことでしょう。
4月末、テレルジへ行ったとき、遠くの木々に水で溶かした薄い緑を一刷けしたように見えたのを思い出しました。
確実に春はやってきているのですが。。。










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町でみつけたもの

2006年05月07日 | チンゲル亭裏日記

引越し後、始めてのんびりと町を散策しました。
まず、夫の靴のかかとの修理を、街頭の修理屋さんに出しました。
後でとりに行って、なんと9,500トグルクも取られた。

次に、モンゴル語の「野菜」の看板を見て入ってみたら、中国の野菜の種屋さん、ピーマン、白菜、青梗菜、ミニトマトなどの色鮮やかな野菜の写真の種の袋がずらりと並んでいた。

その向かい側には、アクセサリーの細工屋さん。
指にあわせて丸くした真鍮らしき金属を目の前で金メッキして磨いていた。
その後、目方を計っていたから、メッキの金の重さでお金を払うらしい。
そこに、銀細工のペンダントヘッドが並んでいた。
涙型の細かい細工のもので、良く出来ていました。それが、3,500トグルク。

次に、行った新しいスーパーマーケットでは、モンゴル製の蜂蜜が 8,500トグルク(600グラム)

私の生活観とモンゴルでの値段のつけ方が、まるで合わない。
こちらでは、これが妥当な値段なのだろうか。

先日シープスキンのコートを作った時のこと。
モンゴル語ぺらぺらの友人は、膝下丈の物を作り、20万トグルク。
私のは膝丈で、24万トグルク請求された。
普通は、丈で値段が決まるのですが、これは、彼女は学生だからか、それとも私は満足な通訳を連れて行かなかったせいか、その両方が加味された値段だったらしい。

先日行ったトメン エヘ(常設民族券\舞踊団)の入場料が、演奏時間1時間で 7,200トグルク(6ドル) 
ビャンバジャルガルの演奏会は、大きな文化センターの会場で、馬頭琴のオーケストラまで付いていて、2時間の演奏時間で、8,000トグルク

隣のオペラ座で、バレーやオペラの演奏が約2時間で、昨年まで5,000トグルクだったのが、7,000トグルクに上がったらしい。

ただオペラ座は、全員公務員、トメン エヘは、会社組織であるという違いが有ります。
さらに、美術館博物館の入場料は2,500トグルクです。
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犬も歩けば

2006年05月07日 | UBから




            犬も歩けば棒にあたる

季節感が無いですねぇ。
それでは、我が家の中では。。。。。



日曜日の、午後、市内を歩きました。
銀細工の店で見つけたペンダントヘッド 縦2.5センチ 3,500トグルク
モンゴル製の蜂蜜  600グラム 8,500トグルク
野良犬(^^♪  と 建設放棄?の建物(何を作るつもりだったのだろう)

空は青く、日差しはどんどんきつくなっていますが、町の木々はまだ春を歌い始めていません。
暖房の部屋の中は、緑が日差しを浴びて、のびのびしています。



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NHK TR

2006年05月07日 | チンゲル亭裏日記


昨夜のテレビの画面に出ている青年の母親が、夫のいとこでした!

音楽でがんばっているとは聞いていましたが、「Top Runner」に出演するほどにすばらしい演奏家になっているとは、露知らず、大変失礼しましたって感じです。

始めて東京で、ライブ出演をすると聞いたとき、娘も私もはずせない用事で聞きに行くことができなかったことから、ご両親は興味ないと思われたようでした。
次は?とお尋ねするのは、悪いかなぁと言う遠慮から、そのあたりの情報が途絶えていました。
数年たって突然テレビの画面で、確認するなんてね。驚きました。

そういえば、年賀状でBBC受賞について、それらしきことが書いてあったけれど、控えめな一言だったので、親ばか(ごめんなさい)と思っていました。(^_^;)

情報通であったら、とっくにわかったはずなんですが。
娘は、それと知らずに、CDを買って聞いていたようでした。
すごいねぇ、親族に有名人がいるなんてね。変な気分です。

下積みのとき、東京のおじさんを頼ることなく独立独歩で行けるくらいの覇気のある青年だから、ここまで来たんでしょうねぇ。

語り口が、お母さんに似て、顔はお父さんに似て、ちっとも偉そうではなく、淡々としているけど、情熱的に音楽を愛しトランペットを愛している様子に、とても好感が持てました。
何よりも、演奏を聴いているファンたちが、心から楽しんでいる様子に、すごい人たちなんだと、わかりました。
何にかわからないけれど「よかった」と、思ったことでした。

帰国したら、娘にCDを借りて聞いてみましょう。
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通訳みつかる

2006年05月06日 | チンゲル亭裏日記

昨日、のんびりとしたお昼を過ごしていたとき、夫から電話がありました。
通訳の面接を今終えたところだと。
今回は、英語の通訳になったそうです。
夫の専門の本は英語が多いので、こんどは、日本語ではなく英語の通訳でも良いかと思っていたら、うってつけの、英語の力は十分の男性が来てくれたそうです。

ツェギーさんのお母さんの知り合いだそうです。
1~2週間の試用期間を経て、採用を決めるそうです。
夫が、心安らかに仕事の出来る人でありますように。

さて、私の遠隔通訳をしてもらう人がいなくなりました。
特に必要なのは、SAVE THE CHILDRENに行く木曜日です。
何時もの通りに行って帰るだけなら、特にはボディランゲージで十分なのですが、イレギュラーなことが起こったら、やはりきちんとした対応をしなければなりません。

それには、夫が雇っている通訳さんは、夫の了承さえ得ればいつでもお願いできるので、ほんとに安心して便利に使えるので、うってつけなのです。
今通訳でお手伝いしてもらっているチョカさんとツォルモンさんは、学生であり、アルバイトをしていますから、約束した日時であれば何時も心地よく通訳をしてもらっています。

特にSAVE THE CHILDRENの時間帯は、授業であったり仕事中であったりする時間ですから、お手伝いはしてもらえません。
さぁ、どうしたらいいのかなぁーーー。

ツェギーさんからは、「がんばります」とメッセージが来ました。
余り得意でなかったらしい分野での通訳でしたから、さぞ苦労したことでしょう。
私にとっては、いい時期を過ごさせてもらいました。
ほんとにありがとう。
「ヒチェゲレー(がんばれ)」とメッセージを返しました。
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ビャンバ ジャルガル演奏会

2006年05月05日 | UBから
楽しみにしていた演奏会が終わりました。
ビャンバ ジャルガルが、スゴイ歌い手だと言うことがはじめて分かりました。

私との練習の時は本気で歌ってないのです。
しかも、私のキ≠フ高さでは声が低すぎて、高音の張りの良い声が出しにくいのですから、先生の本来の声を聞かせてもらいました。
歌うほどに、声にノビとつやが出てきて、スゴイ歌手だと思いました。

ステージ衣装も、次々と着替え、舞台構成も、見る人の興味を引き出すように出来ていました。

お誘いした方も、十分楽しんでいただいたようで、安心しました。

中でも、通訳で何時もお世話になり、これからなろうとしているチョカさんとツォルモンさんをご招待したのですが、二人とも、舞台の豪華さで圧唐ウれた上に、やはり練習の時と違う迫力と美しい声に驚いていたようです。
お土産にャXターをプレゼントしたら、うれしそうに大事そうに持って帰りました。

彼女たちの席は、わざと私たちの席と離しました。
今日は通訳を忘れて、歌を楽しんでもらいたかったからです。

そして、私たち夫婦は、誘っておきながら、チケット10枚の中の一番良い席を頂きました。ありがとうございました。
何と言われようと、ビャンバジャルガルの声をちゃんと受け止めたかったからです。

トメン エヘの踊り手さんたちも何時もより難しい振りで踊っていましたし、常設の舞台よりも、十倍以上のお客様の前で踊ることは、さぞ、誇らしかったことでしょう。

そして、何時もより広い舞台に、どのような感じを持って踊ったことでしょう。

相撲には付き物のオルティンドーですから、最後には相撲協会の見るからに力士(モンゴル相撲の)らしい猛者が5人もお祝いに舞台に上がりました。彼らに比べたら子どものように小さな彼女がちっとも見劣りしなかったのには、感心しました。

何かの赤い勲章のようなピンバッチうぃ胸につけてもらった時は、感激で涙を拭いている様子も見られました。
モンゴル国内でも高く評価された歌手になったと言うことなのでしょう。

昨日、知り合ったばかりの観光客二人とそのお嬢さん(UB在住)を伴って行った、トメン エヘ(ビャンバジャルガル所属)の舞台がいつもより力が入っていたのは、今日のこの舞台を控えて練習をつんでいたからなのでしょう。

とても、良いコンサートでした。



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