風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

足立論語の会 5月

2016年05月05日 | 論語と
今月の漢詩は、「修学」Taさんに吟詠をしていただきました。

吟歴の長い方ですが、はじめの一歩にかかわるようになってから、今日までの間に、吟詠に味が出てきて、上手になったという言い方は、年長の方に対して失礼は承知なのですが、私だけでなく、周りに方々も驚くばかりです。

声の良さと喉の強さとで、ぐいぐい押してくる吟詠でしたが、年の功をにじませて来られました。

はじめの一歩では、超初心者のバックアップをしているだけで、たまに授業の後、会場はまだ1時間使用ができるので、その場を借りて、ちょっとした練習をすることもありましたが、それにしても、驚くばかりです。

「初心者に対して、どのように接したら?」という明確なテーマがあって、参加なさっていましたから、ご自身のことはあまり考えていなかったと思います。
吟詠に対して、前向きでいることが、この、素晴らしい結果につながったのかと、思うと、とても興味深いことです。

それとも、誰も知らないところで、特訓?


さて、今日は、祭日と言うこともあって、出席者は、かなり減りました。

それを承知で、須藤先生は、一人でも来てくださる方がいるならと、お休みにすると言う選択肢は、全くないのです。
今日は、黴子篇の箇所の論語物語(下村湖人)を読む。
次は、熟語からのアプローチで論語を読む。

熟語と言うと、衝撃的に聞いた「大器晩成」決して褒め言葉ではないということがわかって、今は、つい口を滑らさないように気を付けています。
晩=不である。と言うことが、何人と言えども、異国の書物や文字に対する時、正しく解釈し、正しく伝えていくことが、本当に難しいことと、わかります。

母国語であっても、読む人によっては、真逆の読み取りをする場合もありますから、まして、外国語をや。

間違ったまま、日本で、自由に闊歩している物事って、たくさんあることでしょうね。





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