風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風5月2回目

2016年05月25日 | 詩吟
夢松風、今日のゲストさん二人を加えて参加は5人。

一通りの始まりのルーティーンが終わって、前回終了した「元二を送る」を全員合吟しました。
いつの間にか、習ったばかりの漢詩でも、こわごわと吟じている様子がなくなって、堂々としてきました。

今日の吟題は「春望」
律詩に入ったときから、まず、譜の説明をして、軽く、音を確かめることにしました。
律詩の余情を出すには、譜をある程度浮ェらないで、吟じることが大事です。

素読をしても、頼りなげなおっとり刀の風情がなくなって、論語の素読のような、力強さも出てきました。


このように素読ができるなら、何度も繰り返す必要はなくなります。



一節ずつ、二行ずつ、音程を変えて、と、練習が進む中で、合吟のこえも、濁りがなく、たまに不確かな譜のときも、あきらめず、コンダクターの音をしっかり聞こうとしているように見受けます。

こんな風に育ってきたので、思いがけず時間がかかってしまうということがほとんどなくなってきました。

以前は、どうしても、このまま中途半端で終えられないという気持ちが強かったので、納得いくまで、今日の練習を切り上げることができませんでした。

せっかく来ていただいたゲストさんに、独吟をしていただく時間がないままに終わったりすることも多々ありました。
そのような状態でも、ゲストとして来てくださる方がいるというのは、ありがたいことです。

この頃は、私自身も時間の配分を考えるようになって、2時間の内終わりの30分は、発表の時間として、タイマーをセットして、注意喚起を行うことにしています。

今日は、独吟発表に、律詩が加わるようになり、頼もしい限り。
昇段試験で頑張ったおかげです。


このように確かな手ごたえを感じて、私もうかうかしてはおれないと、思うのです。
次回は、春望を終了で着るはずですから、いよいよ、私の詩歌指導のデビューです。
みなさんには、俳句の載っているCDをお配りして、できたら予習をして来るようにと、漢詩の時に入ったことのない「予習」の言葉を使いました。

その気で習い始めたのは、数週間前ですから、同じようなスタートを切ります。
先生は、音源と言うのも寂しいものですが、腕のないコーチは、致し方ありません。

ドキドキ。

自分がやっと、和歌への思いがスタートしたのが今年だったのだから、あまりないものねだりをしないで、コーチに徹しようと思います。


今日の練習は、初めて、3時から5時の時間帯でした。
すぐ後ろにも、詩吟の会の練習があり、階段ですれ違った時、軽くご挨拶をいたしました。
夢松風の名前がステキとほめていただきました。

ここ松戸では松戸市の詩吟連盟があると聞いていました。
関吟関東支部連盟は、東京芦孝会と哲皚会松戸支部の二つがあり、そのもう一つの哲皚会松戸支部の恭皚先生がご活躍なさっています。

連盟所属の会が多くて、文化祭なども、あまり一つの会に対して時間を頂けないように、漏れ聞いたことがあります。さぞ文化祭では、盛況なことでしょう。


夢松風が始まって4年。今まで、詩吟の会はあると掲示板で知るだけで、今日のように、前後の時間帯で、お稽古があったのは、初めてでした。
気持ちよくご挨拶ができて、良かった。









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