第17回 モンゴル・日本センター市民講座 ☆馬頭琴とその魅力☆
国立馬頭琴交響楽団の馬頭琴奏者B・ウヤンガさんの講演を聴いてきました。
モンゴルではとても珍しい女性のプロ演奏家です。
今年の5月にソロの演奏会に行ったあの、ウヤンガさんです。
彼女の人となりと、知性と、馬頭琴の魅力、そして、忍耐を持って馬頭琴を引き続け、こよなく愛されていることが伝わってくる、とてもすばらしい講演会でした。
もっとも、興味深かったのは、馬頭琴の弦は365本の馬の尻尾からつかられていると言うことです。
馬頭琴は2本の弦が引かれていますが、右の弦は雄馬から108本、左の弦は雌馬から99本そして、365≠P08≠X9=158本が汲ノ使われています。
雄は陽、雌は陰、108は仏教の煩悩の数、99は重陽のめでたい数、365は1年の日数になります。
このような成り立ちの馬頭琴を引くことによって、災厄を遠ざけてくれると言います。
馬頭琴を弾く人だけではなく、それを聞く人にも幸運をもたらすと言われ体ます。
馬頭琴は、人生を教えてくれ、人生を凝縮するものでもあると言います。
オヤンガさんは馬頭琴と言うすばらしい楽器と出会って、人生のすべてを表現できることそして人生の豊かさを得ることが出来て幸せですとおっしゃいました。
馬頭琴をこよなく愛し、人柄も明るくチャーミングなオヤンガさんワールドがそこにありました。
自然体で居るたおやかなウヤンガさんから、忍耐と言う言葉が出るとは思わなかったのですが、馬頭琴を弾きこなすのは、並大抵ではない努力が必要だそうです。
弦を押さえるには、力が必要で男性には平気なことでも、女性にはちょっと辛いことのようですが、その演奏振りはちっとも、感じさせませんでした。
講座を開いてくださったモンゴル・日本センターと、オヤンガさんに感謝。
馬頭琴についてより写真を頂きました。
珍しく、発行されて間近のモンゴル通信を読んでこの情報を得ました。
事務所に配達されるモンゴル通信は、足しげく通わないので、いつも発行からかなり日にちがたってから記事を読むことが多いので、今回は間に合って、ラッキーでした。
センターからのメールを受けるように手続きをしなくては、とあわてました。
講演は、そのほか、ウヤンガさんの所属する国立馬頭琴交響楽団のこと、馬頭琴の歴史
演奏について2時間にわたって、中身の濃いお話でした。
馬頭琴が今の形になったのは、1965年のことです。
その、始まりは、800年以上も前にあった形跡があるそうです。1930年代以前には、馬乳酒を混ぜるひしゃくに馬の腿の最も薄くて柔らかい皮を張っていたそうです。
ですから、馬頭琴は、馬の頭の彫り物があるから馬頭琴と言うのではないそうです。
馬頭琴の成り立ちについての民話は、数多くあります。
日本でもなじみのお話は、「スーホの白い馬」です。
そのほかには、フフナムジルの羽の有る白い馬の話し、ウヤンガさんの好きな民話は、仏様が作った馬頭琴の話だそうです。
そこには、人間くさい、失敗をして鬼に教えを乞う仏様が出てきて、最後には美しい音の出る馬頭琴を作るのですが、その最後の秘訣は松脂だったのです。
間に、2度の短い演奏を織り込んで、穏やかなかわいい声で語ってくださいました。
通訳さんの鮮やかさも加わって、満足と言うしかない講演会でした。
国立馬頭琴交響楽団の馬頭琴奏者B・ウヤンガさんの講演を聴いてきました。
モンゴルではとても珍しい女性のプロ演奏家です。
今年の5月にソロの演奏会に行ったあの、ウヤンガさんです。
彼女の人となりと、知性と、馬頭琴の魅力、そして、忍耐を持って馬頭琴を引き続け、こよなく愛されていることが伝わってくる、とてもすばらしい講演会でした。
もっとも、興味深かったのは、馬頭琴の弦は365本の馬の尻尾からつかられていると言うことです。
馬頭琴は2本の弦が引かれていますが、右の弦は雄馬から108本、左の弦は雌馬から99本そして、365≠P08≠X9=158本が汲ノ使われています。
雄は陽、雌は陰、108は仏教の煩悩の数、99は重陽のめでたい数、365は1年の日数になります。
このような成り立ちの馬頭琴を引くことによって、災厄を遠ざけてくれると言います。
馬頭琴を弾く人だけではなく、それを聞く人にも幸運をもたらすと言われ体ます。
馬頭琴は、人生を教えてくれ、人生を凝縮するものでもあると言います。
オヤンガさんは馬頭琴と言うすばらしい楽器と出会って、人生のすべてを表現できることそして人生の豊かさを得ることが出来て幸せですとおっしゃいました。
馬頭琴をこよなく愛し、人柄も明るくチャーミングなオヤンガさんワールドがそこにありました。
自然体で居るたおやかなウヤンガさんから、忍耐と言う言葉が出るとは思わなかったのですが、馬頭琴を弾きこなすのは、並大抵ではない努力が必要だそうです。
弦を押さえるには、力が必要で男性には平気なことでも、女性にはちょっと辛いことのようですが、その演奏振りはちっとも、感じさせませんでした。
講座を開いてくださったモンゴル・日本センターと、オヤンガさんに感謝。
馬頭琴についてより写真を頂きました。
珍しく、発行されて間近のモンゴル通信を読んでこの情報を得ました。
事務所に配達されるモンゴル通信は、足しげく通わないので、いつも発行からかなり日にちがたってから記事を読むことが多いので、今回は間に合って、ラッキーでした。
センターからのメールを受けるように手続きをしなくては、とあわてました。
講演は、そのほか、ウヤンガさんの所属する国立馬頭琴交響楽団のこと、馬頭琴の歴史
演奏について2時間にわたって、中身の濃いお話でした。
馬頭琴が今の形になったのは、1965年のことです。
その、始まりは、800年以上も前にあった形跡があるそうです。1930年代以前には、馬乳酒を混ぜるひしゃくに馬の腿の最も薄くて柔らかい皮を張っていたそうです。
ですから、馬頭琴は、馬の頭の彫り物があるから馬頭琴と言うのではないそうです。
馬頭琴の成り立ちについての民話は、数多くあります。
日本でもなじみのお話は、「スーホの白い馬」です。
そのほかには、フフナムジルの羽の有る白い馬の話し、ウヤンガさんの好きな民話は、仏様が作った馬頭琴の話だそうです。
そこには、人間くさい、失敗をして鬼に教えを乞う仏様が出てきて、最後には美しい音の出る馬頭琴を作るのですが、その最後の秘訣は松脂だったのです。
間に、2度の短い演奏を織り込んで、穏やかなかわいい声で語ってくださいました。
通訳さんの鮮やかさも加わって、満足と言うしかない講演会でした。