社会部デスク 若江雅子
あちこち穴だらけの荒廃した大地。食糧や水はごくわずかで、住民は飢えに苦しみ、徐々に減っていく……。
これは、ケータイの位置情報ゲーム「コロニーな生活☆プラス(コロプラ)」の私のコロニー。いや、正確に言えば元コロニーである。携帯電話を機種変更する際、うっかり事前に手続きをしなかったため継承できなかったのだ。
コロプラ愛好家なら分かると思うが、コロニー育成を担う「私」がいなくなったため、コロニーは衰退の一途をたどるしかないのだが、それでも、消すことすらできない。新たにコロニーを育て始めた今のケータイから、時々、元コロをのぞいてみる。かれこれ半年、荒れ果てながらネット上を漂い続ける元コロを眺めながら思う。
〈もし死んだら、ネット上の記録ってこんな風になっちゃうのかな?……〉
そんな思いもあって、本紙で担当した連載「あかり」(1月3日~10日)で、2009年にがんで亡くなった歌手・川村カオリさんのブログを取り上げた。彼女のブログは、所属事務所が彼女の死後も閉鎖せずに続けられていた。今も多くの訪問者をやさしく受け入れ、癒やしや励ましを与え続けている。
一方で、継承しようとしても叶わなかった例もある。死亡した男性は、タンゴ評論で定評があり、開設していたウェブサイトには固定ファンも多かった。家族は継承を望んだが、サービスを提供していたプロバイダーは「契約者は死亡した男性。家族であっても譲渡はできない」として閉鎖したという。
海外では、ブログやSNSなどをネット上の資産ととらえ、死後の「相続」を手助けするサービスが既に登場している。米国のレガシー・ロッカー社では、ブログやSNS、電子メールソフトなどにログインするために必要なパスワードやアカウントを保管し、死後、家族や知人に伝えるサービスを行っている。米デス・スイッチ社も、生前にパスワードなどを預かり、死後に指定先にメールを送るという。
総務省によると09年1月末時点のブログの数は約2695万、SNSは約7134万(推定)。ブログの動画で故人のいきいきとした姿に出会ったり、残された言葉に触れたり。インターネットが亡くなった人と再会し、つながり続ける場となる日はそう遠くないかもしれない。
(コロプラ愛好家以外は理解しにくい部分があり、すいません。それにしても魚が釣れないなあ)
私も人のを見ながらスタイルをいろいろ変えています。
朝、ちょおと買い物に出て戻ると佐賀の友人から花が届いていました。
やっこさんボケたかなと思って電話したらブログで義母の葬式を見て、家内にも恩義があるから送ってきたとのこと。
彼とも2年くらい連絡は取り合っていません。
ドライビングムービーは埼玉県に昔あったと見ず知らず人が今日書き込んでくれていました。
ブログって不思議ですねー。
今、見内には自分のブログはあまり見て欲しくないのですが、自分の死後にはりっぱな“自分史”になるので読んで欲しい気もしています。
小父さんの友人も観られてるのですね
私も近くの友人には教えていません、読まれるのが恥ずかしいような・・・
友人の方にブログを教えていたのですか?
しかし、良いことじゃないですか
観てたのであればコメントの一つも入れればいいのにね
>ドライビングムービーは埼玉県に昔あったと見ず知らず人が今日書き込んでくれていました。
へぇー日本にあるのですか?
私も亡くなった後に読んで欲しいです^^