Re:SALOON & VBA

タイプ論と・・・「決め・分け」論⑫

同じ対象に対して、人はそれぞれ違う考え方をする。
何故、違う考え方をするんだろうなという疑問が、ずっとあった。

ある人は、「それは奴らがバカなんだ」(理解力という能力の優劣)とか、
あるいは「私には理解できない」と投げたり(理解の拒絶、あるいは先延ばし)する。

この違いの、解釈として、「性格」という分類があると思う。

ユングのタイプ論というのをご存知だろうか?
ユングといえば、河合隼雄先生だが、
小生、高校だったか、浪人中だったか、NHK教育TVの深夜番組で「市民大学講座」みたいな枠で
先生が「ユング心理学入門」を20回ぐらいされていたのを観た。もう40年の位前だけど・・・
まだ、本屋にも「ユング心理学」の本はないぐらいな状況で、
あの番組は、貴重だったなぁ~。勿論、ネットなんてない時代。

今では、「ユング心理学」は、知られているけれども・・・
当時は、何?(心理学はフロイトの時代)
最早、河合先生もお亡くなりになられて久しいし・・・。
小生、それでドはまりしたのだけど・・・、
「ユングのタイプ論」、詳しくは、ネット検索されたい。今では、僕が説明するまでもなく、ネットで簡単に山ほど出て来る(いい時代)。

でも、ここで簡単に言うと、よく知られた性格分類の
「内向的・外向的」の元祖といっていい。
「思考・感情、直観・感覚」の2×4で8タイプに分かれる性格分類になる。
さらに詳しくは、2×4×2で16タイプともいえる。(思考と感情は、対極だから内向的思考感情というタイプはない)

僕は、「内向的 思考 直観」タイプになる。
「ユング心理学」の考え方の素晴らしいのは、アニマ・アニムス、ペルソナ等
一つのタイプに限定されるのではなく、相補的に、優勢でない方の性格も
影として存在して、全体性を維持するというところかと・・・(全体性が崩れると精神病になる)
なので「外向的 感情 感覚」が、僕の影になるのかも知れない、
ちょうど、カミさんがそういう性格かもと思ったりする。

この「内向的」が大人しい暗い性格、「外向的」が活発で明るい性格と
勘違いされやすいところがあるのは残念だけど、
思考や感情の方向性というだけで、必ずしもそうではない。

むしろ、
「外向的」=「決めたい」
「内向的」=「分かりたい」に近い気もする。
「外向的理解」タイプは工学系
「内向的決断」タイプは宗教系なんて、感じもする。
今、思いついた考え方(ユングのタイプ論を説明するという契機で)なので
今後、考えてみたい気はする。

相補性という考え方は、今の、小生には大きい。
周りの人は、外向的、かつ「決めたい」人だらけ(そして多数のO型)であり、
自分の今の性格が、いかに家族の相補性として、こうなっているか・・・という。

他、心理学でいうと、フロイトの分類だったと思うが(違ったらご指摘あれ)
分裂気質、循環気質、てんかん気質というのもあった。
僕は、「分裂気質」になると思う。
自分が「分裂気質」だから、
「分裂気質」=「分かりたい」
「循環気質」=「決めたい」としてみたい気もするが、
「てんかん」はどうしたものか・・・
そもそも、違うしと言われそうだ。(ある程度似てるしと思う気もするが・・・)

あと、その後、独自で
「自尊心」の強弱で、考えていたこともあったし、
「自罰的」「他罰的」で考えていたこともある。
カミさんは、「他罰的」で、まず違いがあったら、
自分は正しくて相手が間違えていると考える。
小生は「自罰的」なので、まず自分が間違っているのかもと考えるで
ケンカすると、一方的に小生がサンドバック状態(カミさんの攻撃、自分の反省)になる。
で、そういうターンを何度も繰り返して、否や、自分ばかりが悪い訳ではないと
気付いて、溜まり溜まったマグマが噴火、ドバーン!

ははは、そうして、今は、距離を置くことを学んだ訳。

血液型は、信じないと広言する人が多いが(偉いでしょという臭いもする)、
僕は、ある意味、有効性も感じる。
信じないという否定派は、「先天的」ということに縛られている。
勿論、僕もA型=真面目、B型=型破り、不真面目みたいな構図ではないが
「後天的」にはありかなと思う。
日本では、A型は、4割いる。多数派だ。
自分が多数派というアイデンティティは、性格に影響すると思う。
逆に、B型は、半分の2割、その立ち位置が、自己認識に影響する。
なんか知らないがA型のやり方、規範が世の中に支配的であって、
B型は、異物としてその規範の埒外に出やすい、
そのことで、A型、B型、その対立の欄外O型、
どちらでもあって、かつ、少数のAB型の立ち位置が決まる。
まあ、あると「決める」こともないと「決める」こともしたくない
「分かりたい」派の考え方なんだけど・・・

あと、「後天的」といったら
「長子・末子・中間子・独子」の兄弟分類。
これは、モロ、育った環境(後天的)による、性格分類である。
血液型より、根拠(説得力)はあると思う。

「長子・独子」=「決めたい」
「末子・中間子」=「分かりたい」はどうだろう?
と考えている。

他のタイプ論も、いろいろ考えてみたいところ・・・次の課題。

「決め・分け」論①

コメント一覧

frontflug
大した話ではないが・・・
昨日、「鬼滅の刃」無限列車編 を観た。
大ヒットしているが、大ヒットものは「決めたい」系だという
小生の勝手な思い込み(偏見、決めつけ)があって、
「鬼滅の刃」は、「鬼」を斬る、すなわち
異なものを排除する、つまり、正しいものだけにしたい「決めたい」だと
解釈して、観ても仕方がないと(決めつけ)していた。
でも、まあ、「決めつけ」るのも、どうかということで、
どうそれを描くのか、観てから「決めつけ」たらいいか・・・というこで観てみたというところ。

あれれ、逆かぁ~
「決めたい」、「決めつけ」ているのは、鬼の方で、
鬼の妹だったり、「決めたい」から、食み出ているのがむしろ人間で・・・
迷いたくない(決めたい)という人間の心理に付け込んでいるのが、鬼
という構図だった。

ははあ、そう来るか

「私は失敗しないので」「この紋所が目に入らんか」・・・
「やられたらやりかえす倍返しだ」
と、「決めたい」系のドラマが大ヒットし、
「分かりたい」系は、秀作も鳴かず飛ばずの低視聴率という傾向が、
違うこともあるんだなぁ~と

目から鱗でした。
frontflug
「決めたい」ということは、「違い」をなくしたいに通じると思う。

小生は、「違い」を極めたいとは思うが、「違い」は考えるネタ、キッカケになるから
無くなったり、切り捨てたりはしたくない。

だから、異文化というのが、物凄く面白い。
最近、YouTubeを暇なときよく観ている。休日のほとんどは、
TV(録画)を観るかYouTubeを観るか・・・で過ぎていく。誰にも会わないし
(コロナ禍だというのもあるけど、そうでなくても・・・)

で、YouTubeチャンネル登録はしていないが、
YouTubeの方で小生の好みを憶えてくれるようで、
紹介してくれるコンテンツで選んでみていると
そういう系統ばかりになるようだ。

大谷翔平、オードリー、日向坂46、科学(物理・宇宙)そして
日本在住外国人YouTuber、辺りが https://www.youtube.com/ で、検索しなくても、並ぶ感じだ。

外国人YouTuber は、ロシア人、中国人、そして、アメリカ人。
韓国人は、そもそも少ないのか、僕が観ないから出てこないのか分からないが・・・
韓国は、日本人の韓国悪口(日本礼讃)チャンネルがたまに出て来る。

韓国が、日本にとって複雑な関係相手だということが、
YouTubeでも分かる。まさに、特別だ。

「違う」ことは、差別、イジメの原点になる。
自分と異なる人に対して、どう感じるか。

差別、いじめも、「違い」を厭う気持ちから出て来るような気がする。
こうでなくてはならないみたいな、同一の価値観の中で、優劣を競う、
そこから、外れたものを差別し、いじめの対象とする。
「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」
「ナンバーワン」は、「決めたい」「選ばれたい」の延長線上にある。
「違い」を認めるからこそ、「もともと特別なオンリーワン」という考え方が出て来る。
槇原敬之は、「決めたい」派ではないということだろうなと思う。
(小生の浅慮かも知れないが・・・、これからも、この「決め・分け」論で、突き詰めて行くことになるだろうテーマだと思う。)

小生は、自分も隠れ変人だが(考え方が一般的ではないが、別に表現はしない)
変わった人は、面白いし、好きだ。
それ(変わった部分)を押し付けられると、確かに嫌(困惑する)だが、
そういう変わった人が、一杯いる世の中が面白いし、好きだ。
小生自身が、表立ってはいないが、「変わった」人に違いない訳だし、
イジメるという気持ちは、正直分からない。
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