一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

ファイターズ補強方針雑感

2005-10-18 | sports - Fighters
【投手の必要性は?】
確かに陽仲壽とか、外国人の大砲とか、そういうところを補強する、というのはまちがいじゃないだろう。だが、本当に投手は必要ないのだろうか。個人的にはファイターズの若手投手の陣容は他の球団の若手投手よりも優れていると思っている。ひいき目も入っているのかもしれないが、ローテーションに高卒3年目以内の投手が2人もいる(鎌倉健、ダルビッシュ有)チームというのは他にはないし、しかもダルビッシュは勝ち負けが同数、鎌倉は2つの勝ち越しと、一応の結果を残している。鎌倉もダルビッシュもまだまだ伸びしろを残しているような印象が随所に見えるし、今年の最後には期待の須永英輝も好投を見せた。こういう素材が揃っているチームだからこそ、経験のあるベテラン投手が必要なのではないだろうか。

【ほっといては伸びない】
どんなにいい素材だって、放っておいては伸びない。やはり誰かが何らかの形でフォローする体制が整っていないと選手は育たない。それはもちろんコーチという場合もあるだろう(例えばライオンズの土井打撃コーチの指導で、昨年の中島裕之、今年の中村“おかわり”剛也が出てきたように)。だが必ずしも選手を伸ばすのはコーチ陣ばかりではない、ということも過去いろんなケースで出ている。例えば城島健司の成長には若菜コーチだけではなく工藤公康の存在が大きかったということはよく言われている。直接指導という形でなくても、功なり名なり遂げた選手は自分のスタイルを持っているはずで、そこから学ぶことも多いはずだ。だが残念なことにそういう見本になりそうな投手が正直ファイターズに多いとは思えない。

【若手に切り替える】
若手に切り替える、という方針だからこそ勝つ味を知るベテランが必要、というのが私の考え方だ。これは一見以前に大量粛清のエントリをしたときに言っていたことと矛盾するように思われるかもしれない。野手陣は今年大ナタをふるって外野手を中心に中堅からベテランが切られたが、外野手に関しては素材が揃っている中での話なので問題だとは思わない、というのがそのときの感想だった。だが、こと投手陣に関しては話が別。確かに結果を残せなかった(残す場を与えられなかっただけということもあるかもしれないが)岩本や芝草といったところがチームを去ったが、そうするなら、他から勝つ味を知るベテランを補強しなければならないはずだ。だが、高田GMはそういう方針はないと言う。せっかくの素材を無駄にしないためにも、ぜひそういう補強をしてほしいと思ったのだが。

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