イチローの凄さ

【プロ野球コンベンション】
昨日行われたプロ野球コンベンション、セリーグMVPは小笠原だった。セパ両リーグMVPが江夏についで二人目、セパにまたがって2年連続は小笠原が初とのこと。FA移籍がなかったころと比べて、「セパにまたがっての2年連続が初」が起きる可能性は増えているとは思うが、それでもすごい。

【ただ】
小笠原がMVPにふさわしいことは異論を挟む気はない。ただ、今年スワローズのラミレスがシーズン200本安打を達成している。2年前青木が達成したときも思ったのだが、イチローが200本安打を初めて達成したときは、チームが優勝していないにもかかわらず文句なしMVPだった。チームが今年最下位だったとはいえ、ラミレスも史上3人目のことをしたわけである。MVPに値しないとは思わない。ただ、MVP投票でラミレスは上位3人にも入らなかった。200本のインパクトはもはやたいしたことではないということか。

【壁を破ること】
いまや200本安打は遠くにかすむ「夢」ではなく、明確な輪郭を持つ「目標」になったというわけだ。そこのブレイクスルーをしたイチローという選手の凄さを、昨日改めて知らされた感がある。