〆

【最終日近づく】
明日が長く続いた学生時代にピリオドを打つ修了式であり、26日が転居である。blog開設から1年半あまりが経とうとしているが、当初はニュース・スポーツなど幅広いジャンルのネタを取り上げてコメントするスタイルだった当blogも、中盤以降ファイターズネタ・北海道ネタが中心となり、いつのまにやら個人的認識としては「北海道ファンblog」とのスタンスにシフトしてきていた。その北海道ファンが、北海道を去る日が近づいてきている。

【今になって】
私の北海道生活は26年にも渡ったが、そのなかでもこの数年というのは北海道を満喫したものであった。もちろんファイターズであったり、駒大苫小牧高校が善悪両面において高校球界の主役を張ったり、というこのblogの中心ネタであったこともそうだが、自分の日常生活においても、学校の同期の連中と利尻富士に登頂したり、世界遺産認定直前の知床を回ったり、子供のころから過ごした北海道だったが、あらためて堪能することができた。本州からウチの大学に来る人たちが多く抱くようなモノとは違うだろうが、長く住んだ者ならではの北海道に対する思いみたいなモノを再確認できたと思っている。

【実は】
26日に北海道を離れ、京都で学会をチラ見し、甲子園に乗り込んでセンバツを観戦した後に、これから本拠地となる群馬県へ突入し、某有名酒造会社で新たな研究に携わることになる。実は今から1年ほど前、現在でも経済状況・雇用環境が厳しい北海道において、幸いなことに生きていくのに満足な収入を得られる仕事を手に入れることができた。その仕事に就いていれば地元北海道に根を下ろして生きていくことができたし、それに伴って現在の私がある意味では一番望むものも叶ったかもしれない。だが、それを理解した上でそれを蹴って現在の道を選んだのも自分であるし、自分で選んだ以上は自分でケツを拭わなければならない。これほど愛する地元に背を向けるには、それ相応の覚悟が要るものだと知った。

【今後は】
今後は地元を離れて、それでもこの北海道を心の中に常に置きながら、自分の生活をしていくことになるだろう。近頃更新が滞っていたこのblogだが、1ヶ月ほどの休業を経て、また新たな視点で5月をメドに再開しようと思う。そのころまでにはきっとグレーのユニフォームを着たファイターズの試合も一度くらい見ていることだろうし、「北海道ファンblog」をリニューアルした形で進めていけたらと思う。またその日までしばし時間を頂戴することにしよう。