こんばんは。3月も今日で終わり、明日から新年度が始まりますね。
新しい環境での不安、そして新しい出逢いとの楽しみといった複雑な心境でしょうか。
私は先日、大学の友人とマレーシア、ベトナム、タイへと東南アジアを2週間旅してきました。
タイとの出逢いをきっかけに大学やイベントでタイの周囲の国々に興味を持ったのがきっかけです。
マレーシアとベトナムは初めて訪れた国で、宗教・文化など戸惑うことも少なからずありました。
旅をするといつも思うのですが、本当に毎度人に助けられるなと思います。
日本は元々物価が高いということがありますが、東南アジアでは博物館などの入場料や公共の交通機関等、現地の人と外国人では料金の値段が違います。
タクシーなどに乗った際は外国人だからと通常より多くお金を取られたりすることもあり、少し悲しい気持ちになったこともありました。
ですが、それ以上に旅で出逢う人々に恵まれ、助けられました。
迷子になってるとどうしたの?現地人だからわかるよと言って声をかけてもらったり、観光案内をして下さったり、学生だからと安くしてくれたり…
タイやベトナムの友人は車で6.7時間かけて私に会いに来てくれました。
出逢った方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
普段の生活でも自分が気付けていないだけでこういった場面が沢山隠れているんだなあと思いつつ、この度を通してたくさんの素敵な笑顔と温かい心に触れることができ、幸せな気持ちでいっぱいです。
日本でもしそのような場面を見かけたら、私も積極的に声をかけて今回の旅の恩返しを他の人に返していきたいなと思った旅でした。
今回の旅で沢山学んだことがあるのですが、私が一番印象に残ったことがあります。
それはベトナムの戦争証跡博物館です。高校の英語の教科書で戦時中のキムフックさんの写真を見たことがとても印象的でした。
昔からそうですが、戦時中の写真や映像から目を背けたくなるのに見たい…というよりは見なきゃという自分の中で義務感があり、知りたいと思う自分がいました。
今回のベトナムも高校で学んでからずっと見に行きたいと思っていました。
それがやっと叶った今回の旅です。
教科書で見たものと同じものがこの博物館にもありました。この博物館には日本人の方々が撮影した写真も多く展示されており、所々日本語で説明が書かれているのを目にして強い関わりを感じました。
この博物館はもうこのような戦争を繰り返してはならないという思いから作られたはずです。こんな悲惨なことがあったのだと世界中の人々に伝えるためだと思い、私もやはり伝えることは大切だと改めて気付かされました。
ですが、ベトナムの友人から話を聞いたところベトナムの高校では3年間、そして大学1年次に実弾の銃を使って射撃の練習、そして銃の組み立て方を学校で学ぶようです。
クチトンネルという戦時中に使われていた場所では今は観光地とされ、多くの外国人観光客が訪れるのですが、そこでも実弾をつかった射撃の体験をすることが出来るようです。
平和を掲げながらもいざという時に…また戦争が繰り返されることを前提に学びの場である学校で射撃の訓練を行うベトナム。
日本は射撃の訓練を学校では行わないながらも似たように矛盾している部分があるなと考えさせられた旅でした。
スタッフ:イイジマ