昨日、今日と思考の密度が濃い1日だった。
南研子さんが代表を務める
「NPO法人熱帯森林保護団体(RFJ)」
の事務局長(兼手芸部部長)の白石絢子さんが初のアマゾン・エッセイ
『アマゾン、シングーへ続く森の道』を出版された。
もう、この、インディオのボディペイントの柄が描かれた表紙を見ただけでワクワクする。
赤と黒っていい色!
白石絢子さん、通称パイングリさんとは公私共にお世話に&仲良くさせて頂いているので、読むのがとても楽しみだった。
届いた本が、サイン入りでムフフ☆
昨日1日で読ませて頂いたが、
なんだか感情移入してしまって、まえがきだけで既にうるっと来てしまった。
アマゾンの奥深く、インディオ達のゆったりしたお月見の夜
国って存在、境界線って存在
現地視察・継続支援の難しさ、はがゆさ、容赦ない疲労、そして活動の原動力である相手の笑顔
ブラジルって国はなにもかもでっかくって、
私たちのタイの支援なんて小さいものに見えてしまうけど、
根本は同じものから来ているから、感じることは一緒。
パインさんの気持ちがわかりすぎるくらい、響いた。
仲間が虐殺されても、
日本という国が自分たちの便利の為に彼らの土地を略奪し、
裕福になり、その事実を知らなくても、
立場を理解し許すインディオ達。
と、同時にシンプルで、時に静かに、時に勇ましく、
自分達のことを伝えてくれと自分達の身と言葉で戦うインディオの人達。。。
うむむ。
本の内容をペラペラ言うのはあまり好きじゃ無いのに、色々書いてしまった(笑)
榎本先生が大量購入したので、今度の谷口先生ミニ報告会でもご紹介しまーす!
是非読んで下さい!!
今日はこれだけで終わらない(笑)
パインさんの本を読んで、体中に精霊さんを引き連れた感覚のまま、
昨日は
「アースマンシップ自然環境教育センター」主催の、
シリーズ「知ることからはじめよう」 田中優さん講演会
『本当のところ どうなの?原発・放射能・私たちの未来そしてこれから私たちにできること 』
に参加した。
開始から、持ってたと思っていた自分の認識や知識って甘くて少なくて恥ずかしくて危機管理不足だと痛感させられた。
手のひらサイズのメモ帳を持っていっていたのだが、
メモることがたくさんで途中からページが足りなくなった。右手が痺れた。
田中優さんからの言葉のリアリティは、
調査結果と体験談からバシバシ伝わり、
私たちがしていかなきゃならないことも詳細に伝えてくれた。
最後に田中さんが、
『未来の子供たちに、こんないい社会が出来たのは2011.3.11というターニングポイントがあったからだね、と言われたい』
とおっしゃた。
私は、大地震を経験し帰宅困難になりはしたが、
自宅は電気も水もガスも止まらなかった。
いわゆる「被災地」に住んでもいないし、津波も経験していない。
それでも、この田中さんの最後の言葉には、グッとくるものがあった。
私たちが最終的にもっていかねばならないステージはそこなんだな、と痛感した。
国の仕組みって何だろ。
タイの山岳民族の現状もそう。
ブラジルのアマゾンもそう。
日本の放射能問題も電力問題もそう。
全く関係ないような事柄も全てこの「国の仕組み」ってやつが絡んでいる。
同じ根元からニョキニョキと。
国ってなんぞや。
答えはわかってるのに、間違った答えばかり正解のように見せたり。
シンプルなことをうやむやにさせたり、大きくさせたり、違う方向に突き進んだり。
考えれば考えるほど、
国って何から出来てるんだっけ?と思わず変な質問をしてしまいそうになる。
精霊さんたちと一緒に宇宙ぐるぐるしてしまったそんな昨日。
今日は市松で、講演会の発表内容打合せ。
脳みそあっぷあっぷ。
自分の語彙の少なさに言葉も無い。
けど、
自分には知ることができるきっかけと、
それを人と一緒に深めることが出来る環境、
そして報告させてくれる場を提供してくれる人々
がいるので有りがたい限りだと思う。
あとは自分の行動次第!!
ネコポイ!!!
STAFF:ハマザキ