陳 満咲杜の「為替の真実」

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「波乱の時代」こそジンクス重視?

2008年01月24日 18時09分57秒 | 相場の真実
前米FRB議長のグリーンスパン氏の自伝は『波乱の時代』とのタイトルで、目下の金融市場の状況を如実に表している。

このような「波乱」の市況においては、取引の判断を容易に下せない。例えプロのトレーダーであったとしても。この故か、ウォール街には、いろんなジンクスが存在しているそうだ。

当方として印象深いのは、以下のジンクスである。即ち、サプライズが発生した際、市場の最初の反応がその後の方向性を導いてくれるとのこと。波乱な市況であればあるほど、このジンクスが通用されるそうだ。

この通りであれば、一昨日米の大幅緊急利下げが発表された際の、為替市場の反応が大事であろう。よって、今後ドル/円を除き、メジャー通貨に対するドルの下落が続き、クロス円相場はやや上昇といった相場感が得られるかもしれない。

ちなみに、テロといった明らかに「売り」材料となるサプライズでは、このジンクスが通じない。好材料か、悪材料か、見方が分かれる時に真価を発揮するようである。

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