ドル/円相場は6月22日に付けた高値(124.14)から、8月17日の安値(111.68)まで、実に12.46円の下げ幅を演じた。米サブプライム問題が端を発した混乱に起因した相場の急変などファンダメンタルズ的な説明をとりあえず無視し、テクニカルの視点から問題を再考したい。
まず、2005年1月からの上昇トレンドが12月5日高値(121.39)を以って終了し、翌年の5月17日まで大幅調整した。17日の安値は108.96円であり、下げ幅は12.43円だった。二回の急落が同じ下げ幅を形成したことは、偶然でしょうか。では、2005年1月安値から、ボトムを数え、値動きをサイクルとして捉えてみよう。2005年1月14日~2006年5月17日~2007年8月17日、つまりドル/円が15.16か月のサイクルを以って安値を形成してきた。言い換えれば、時には相場が結構リズムをとって、わかりやすいものだ。仮にわれわれが一回目のサイクルの周期と下げ幅を注意深く利用すれば、7月以来の下げ相場を概ね予測できた上、下げ幅もあらかじめ計算できたはず。例えファンダメンタルズを一切無視しても。
相場の美学との表現もあるように、神の見えざる手によって探られる値動きが神秘的な美が潜める。その美しさを感じ取れることは所謂「相場師の感」である。
まず、2005年1月からの上昇トレンドが12月5日高値(121.39)を以って終了し、翌年の5月17日まで大幅調整した。17日の安値は108.96円であり、下げ幅は12.43円だった。二回の急落が同じ下げ幅を形成したことは、偶然でしょうか。では、2005年1月安値から、ボトムを数え、値動きをサイクルとして捉えてみよう。2005年1月14日~2006年5月17日~2007年8月17日、つまりドル/円が15.16か月のサイクルを以って安値を形成してきた。言い換えれば、時には相場が結構リズムをとって、わかりやすいものだ。仮にわれわれが一回目のサイクルの周期と下げ幅を注意深く利用すれば、7月以来の下げ相場を概ね予測できた上、下げ幅もあらかじめ計算できたはず。例えファンダメンタルズを一切無視しても。
相場の美学との表現もあるように、神の見えざる手によって探られる値動きが神秘的な美が潜める。その美しさを感じ取れることは所謂「相場師の感」である。