陳 満咲杜の「為替の真実」

陳満咲杜のFXブログです。ブログ引っ越ししました。新ブログはhttp://chinfx.blog136.fc2.com/

ドル/円はそこまで!

2009年03月31日 21時54分11秒 | FXの真実
市況は再び不透明感を強めている。このような時期において、当方のところには、決まってくる質問は大体似ている、即ち、「陳さんの見通しは変っていないか?」である。

もちろん、変わっていない。メインストラテジーはそう変わるものではない。日々変わっているのであれば、その見通し自体の基礎が出来ていないことに尽きる。所謂風見鶏らはそのために苦労しているようだ。

では、ドル/円のターゲット(100/102)は依然有効だろうか。当方の答えはそれどころか、新たな目標を今週のメルマガにて出している。さらに、そこまでかと思うようなターゲットも早ければ来週提示できるかもしれない。

アナリシスの根拠はいろいろあるが、またGMMAチャートを見ることに。上の日足図を見る限り、拙作『FXトレーディングの真実』の図19-2のテンプレートと合致していることが分かる。また、エントリーの条件としては1つをクリアしたが、もう一つはまだ成熟していないことも読み取れる。

因みに、昨日の米株安によるドル高、円高といった従来の構造の再来と指摘する声もあったが、目下のドル/円とクロス円相場に鑑み、明らかに違っていたことが分かる。つまり、「従来の円買い」は続かないということだ。

いつも同じロジックで相場を当て嵌めると、いつかはヤケドする。そういったリスクをしっかり念頭に置きたいところである。


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FXトレーディングの真実
陳 満咲杜
扶桑社

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シグナル配信開始のお知らせ

2009年03月20日 18時17分23秒 | FXの真実
「為替の真実」をご覧のみなさま、こんにちは!
(株)アドライフのスタッフより、皆様にお知らせです。

以前よりお問い合わせの多かった、陳満咲杜のシグナル配信がいよいよ3/31(火)よりスタートいたします!
その名も「ブルベアFX通信」です。

数多くの予測を的中させ、高リターンを実現した伝説の「ブルベア FXトレンド&シグナル」レポートが
グローバルリンクアドバイザーズで復活!


毎週火曜日に、一週間のトレード戦略のベースとなる「ブルベア FXトレンド」を発行。市況次第臨時号は
随時発行。(臨時号は週最低1回配信)

確率の高い売買シグナルを発見次第、具体的なトレーディング・ストラテジーを記した「ブルベア FXシグナル」
を随時配信する。(シグナルレポートは週最低1回配信)

お申込み・詳細はグローバルリンクアドバイザーズのホームページで御確認ください。
お申込みははグローバルリンクアドバイザーズHPにて!


追伸:グローバルリンクアドバイザーズでは、4/30までの間に「ブルベア FX通信」ご購読のお申込みをいただいたお客様に、陳満咲杜が2009年の為替相場を独自のテクニカル手法で分析、主要通貨ペアのトレンドを予測した特別レポート“2009FXアウトルック”をプレゼントいたします。この機会にぜひご購読ください!

*“2009FXアウトルック”は書籍「FXトレーディングの真実」(扶桑社刊)amazonキャンペーンのプレゼント景品と同内容です。



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ドル高、終りの始まり

2009年03月19日 18時17分13秒 | FXの真実
昨日、FRBは、FOMC声明を発表し、向こう6カ月で最大3000億ドルの長期国債を買い取るほか、新たに7500億ドルのモーゲージ関連債券の買い取り拡大を表明した。

市場の反応は当然ドル売り一色となった。特筆すべきなのは、昨日ユーロ/ドルの上昇幅が史上最大だったことだ。これを以ってドル高の終りが始まったと考えるべきである。

難しい説明と解釈は不要で、要するにFRBがドルを刷りまくることを決定したということである。より重要なのは、多額の経常赤字を抱え、未曾有の規模まで膨らむ財政赤字の半分以上が海外資金よってファイナンスされている国の中銀が、自らのバランスシートを傷付けけられる覚悟でやっているので、最早なす術がなく、最後の手段を出した印象が強い。言い換えれば、ドルの信頼を犠牲にするしか道がない、というところまで米国が追い込まれているのだ。

当方は昨年10月あたりからこの可能性を繰り返し指摘しており、メルマガだけではなく、多くのインタビュー記事でも米国の量的緩和政策の拡大とその危険性を指摘してきた。なので、昨日のFRBの決定には全く驚かなかったが、それでも想定よりFRBの行動は素早かったと感心している。

実際、ベン・バーナンキ氏が第14代連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任した当時から、このような事態に備える布石ではないかとも噂されている。氏はインフレターゲティング政策の信奉者であり、日本当局に「ケチャップでも買え」と論じるほどお金を刷りばら撒くことの有効性を堅持していた。彼のあだ名はヘリコプター・ベンで、天からお金をばら撒くまでデフレを回避すべきだと主張していたので、いよいよ彼のあだ名が「本名」として、将来の歴史教科書に載る日も近い。

とは言え、当方はドル高の限界を指摘し、特にユーロの下値限定を論じたのは前記のことからの推測ではない。詳しくは サイクル的な視点 に譲るが、要するにユーロ高/ドル安が市場の内部構造で決定されている以上、ファンダメンタルズは後づけで現れるもの。今回もしかりである。



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【FX】Webセミナー告知

2009年03月17日 14時24分30秒 | FXの真実
皆様こんにちは!株式会社アドライフのスタッフです。
陳満咲杜が講師を務めるWebセミナーの告知をさせていただきます。

タイトル:増刷決定!“FXトレーディングの真実”著者、
     陳満咲杜氏によるFXテクニカル売買手法公開セミナー

主催:三京証券株式会社
日時:2009年3月24日 19:00~20:30
会場:Web
講師:陳満咲杜
定員:100名
受講料:無料

詳細・お申込みはコチラ!!



陳満咲杜の新着情報はHPの方で随時更新しております。
ぜひご確認ください!



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ユーロ/円の強気を示すGMMAチャート

2009年03月16日 18時35分26秒 | FXの真実
ユーロ/円 日足 GMMAチャート

GMMAチャートとは、Guppy Multiple Moving Averageの略で、発明者のGuppy氏の名前を冠した複合型移動平均線のシステムである。

GMMAシステムでは、市場参加者を「短期投機組」と「長期投資組」と分け、それぞれのコストをEMA線で表し、投機組と投資組の関係や組内のMA線の状況によって、市況の判断と取引の基準を提供している。

同システムのユニークなところは、MA線のみが判断基準となり、値動きそのものの分析が不要であるところだ。しかも、非常にシンプルでありながら、合計12本のMA線も表示させ、かなりビジュアル的なアプローチでもある。

目下の相場をGMMAチャートで見る限り、ユーロ/円がもっとも典型的な「買い」シグナルを点灯しているように見える。拙作「FXトレーディングの真実」の最終章では、GMMAチャートによる取引テンプレートを添付しているので、目下の状況に鑑み、P183に載せた事例とほぼ同じであることが分かる。

上のユーロ/円チャートでは、長期組を代表する黒線は収束しており、短期組を表す赤線は下から黒線を超え、かつ拡散しているので、買い好機を示すシグナルだ。因みに、同シグナルの成立は2008年8月以来初めてである。

残念ながら、GMMAシステムだけでは、ユーロ/円の上値ターゲットを指摘できないが、現状の把握やシグナル自身の確率に関しては、GMMAシステムは実に優れていると当方は常に思う。

なぜかこのシステムが日本ではあまり知られていない。その上、基本はMA線によるシステムなので、一部の人から「所詮後出しジャンケン」とバカにされ、軽視しているようにも見られる。が、当方の観察では、本物のトレーダーほど実にシンプルかつ汎用性の高いシステムを使い、高いリターンを獲得しているが、「知識」だけが豊富で、難しいテクニカルのお勉強やシステムを弄ることが好きな「セミプロ」ほど負け犬になっているケースが多い。

初心に戻れば、トレーダーは早晩以下のことを心得よう。即ち、シンプル・イズ・ザ・ベスト、そして「先走り」よりも「後出しジャンケン」のほうが勝つ。テクニカルの勉強と活用は本来「後出しジャンケン」のためにあるからだ、というのは、誰も相場より先走れない以上、「後出しジャンケン」の確率を上げるのが勝利への王道である。



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陳 満咲杜
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「しっかり儲けるCFDトレード入門」発売のお知らせ

2009年03月13日 22時45分37秒 | FXの真実
皆さん、こんにちは。(株)アドライフのスタッフです。

陳満咲杜の新刊「しっかり儲けるCFDトレード入門」
3/14発売となりました!
この場をお借りし、告知させていただきます。

<本書の紹介>

これからCFD取引を始めてみようという個人投資家に向けて、
独自のテクニカル手法でトレーダーから絶大な支持を集める
陳満咲杜氏が、そのしくみをやさしく解説し、実践的かつ
効果的な投資ノウハウを伝授する入門書です。

◆第一章
先の読めない相場でこそCFDを活用できる!
◆第二章
CFDにはこれだけのメリットがある!
◆第三章
新しい金融商品「CFD」のしくみ
◆第四章
CFDで勝つための基礎知識
◆第五章
CFDで勝つためのチャート活用術
◆第六章
CFDトレード必勝のための“5つの戦術”
◆第七章
勝つための資金管理とメンタルコントロール
◆第八章
さっそくCFDトレードを始めてみよう

また、本書の発売記念セミナーの開催が決定いたしました。

~陳満咲杜氏CFD書籍出版記念~
今話題のCFDで相場を勝ち抜く秘訣を教えます
(主催:ひまわり証券)

セミナー参加者特典!!
陳満咲杜氏著書「しっかり儲けるCFDトレード入門」

を抽選で5名様にサイン入りでプレゼント!

<日時>
2009年4月4日(土) 開演:9:30 ~11:40

<会場>
東京ガーデンパレス

<概要>
受講料 無料
定員 150名様
締切 2009/04/01 (水) 10:00
第1部:黒田真人 氏
第2部:陳満咲杜 氏

詳細はひまわり証券HPをご参照くださいませ。

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しっかり儲ける CFDトレード入門
陳 満咲杜
日本実業出版社

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FXテクニカル売買手法公開セミナー(主催:三京証券株式会社)

ロジャーズVSバフェット

2009年03月11日 12時41分08秒 | FXの真実
つい最近、ジム・ロジャーズ氏が、英ポンドに関する非常に暗い見通しを発表したばかり。彼の根拠は単純だ、即ち、北海油田と金融センターとしての優位性しか持たない英国は、両方の衰退によってこれから凋落していくので、英ポンドがさらに売られていく、ということである。

だが、最近発表されたグローバル・フィナンシャル・センターズ・インデックスによると、ロンドンは金融センターとして依然ナンバーワンの地位を有し、昨年のリーマン・ショック以降もニューヨークが2番手の地位に留まっている。

興味深いのは、同インデックスによると、金融危機以前、シンガポール、香港及びチューリッヒなどの都市がロンドンとの格差を縮めていたが、昨年秋以降、格差が拡大していた。もちろん、ロンドンとニューヨークも衰退していたが、その他の都市の失点がより大きかった。

もっとも失点の大きかった都市はほかならぬ、東京である。昨年の7位から一気に15位まで下げられた。その他、シドニーの地盤沈下も突出している。因みに、上海については言及していないので、そもそもまだ金融センターとして認められていないようだ。

この格付けが正確であれば、ロジャーズ氏のロジックは明らかに間違っている。というのは、危機こそ底力を明らかにするので、危機の「本家」がダメージを受けても、優位性が逆に増強している。2番手以下のライバルらが弱い故、ダメージも深かった。

このケーススタディから少なくとも以下の2点の推測が得られるだろう。まず、今回の危機で叫ばれている「米国型資本主義の崩壊」は予想よりも早くは来ないかもしれない。その次、この「米国型資本主義の崩壊」は仕込まれているものとさえ思わせる側面もある。ドル危機の回避とロシアの現状に鑑み、納得できる節はたくさんあるはずだ。危機こそ優位性が発揮されるという法則は「米国帝国主義者」ほどよく知っているかもしれない。

ロジャーズ氏は米国の将来に関してもかなり悲観的なので、シンガポールに移住してしまった。対照的に、バフェット氏は米株を買い増すだけではなく、プットオプションの売り手に回すなどデリバティブまで食指を伸ばして、米国の将来にかけている。いつものパターンだが、目下ではバフェット氏が損失を抱えている。


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公式サイト開設のお知らせ

2009年03月03日 12時09分07秒 | FXの真実

皆さん、日頃より大変お世話になっており、厚くお礼を申し上げます。

お陰様で、陳アソシエイツの仕事も順調に進めており、この度公式サイトを開設することになりました。
HPアドレスは以下の通りです。

陳アソシエイツ  www.chinmasato.com

執筆、セミナー等を通じて、今後はこれまでの経験を活かし 一生懸命努力していく覚悟でございます。
なにとぞ倍旧のご支援とご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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