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IAEA 日本政府の分析支持

2011-04-13 08:22:58 | 東北関東大震災関連
IAEA 日本政府の分析支持 NHKニュース

IAEA=国際原子力機関は、日本が東京電力福島第一原子力発電所の事故を国際的な事故の評価でチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」に引き上げたことを受けて12日、記者会見し、現時点では福島第一原発事故のほうが放射性物質の放出量は少ないとする日本政府の分析を支持しました。

ウィーンの本部で記者会見したIAEAのフローリー事務次長は、今回の福島第一原発の事故とチェルノブイリ原発事故を比較し、「チェルノブイリ原発事故は運転中の原子炉そのものが大きく爆発したが、福島第一原発の事故では地震で原子炉は運転停止し、原子炉内での爆発は起こっておらず、2つの事故の構造は大きく異なる」と述べ、同じレベルであっても事故の性質は違うと強調しました。そのうえでフローリー事務次長は、日本政府がIAEAに提供している福島第一原発を巡るさまざまなデータは「信頼できるものだ」として、この事故で大気中に放出された放射性物質の全体量がチェルノブイリ原発事故と比べて10%前後であるとする日本政府の分析を支持する立場を示しました。IAEAでは、今後も日本側から提供される放射性物質の測定データを分析し、事故の影響について詳しく調べることにしています。


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